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チョウノスケソウ@八ヶ岳

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山の仲間(登友会)の月例登山で、八ヶ岳の縦走に出掛けたのが7月6日(土)~7日(日)でしたが、両日とも稜線上は濃い霧(ガス)と歩くことも困難なほどの強風でした。でも、そんな環境でもたくさんの高山植物達が待っていてくれました。これは、小判のような形をした葉が密生しているところが特徴であるチョウノスケソウです。
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チョウノスケソウはバラ科に属するとのことです。白い花弁に囲まれた、黄色い雄しべがよく目立ちます。花の直径は2~2.5cmですが、花弁が8枚以上あります。通常バラ科の花弁は5枚とされていますから、異色の存在です。
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険しい岩峰が続く稜線上で、岩肌にへばりつくように生育していました。この日は、周囲はガスで真っ白で、強風に耐えながら、岩だらけの足下ばかりを見て歩いていましたから、このチョウノスケソウの花に気持ちが和らぎました。
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チョウノスケソウはバラ科の落葉矮性低木で、ちょっと変わったこの名前は、発見者である須川長之助の名前にちなんで、つけられたということです。
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大きな岩が丸々と、チョウノスケソウで覆われていました。見事なほどの群生でした。
by coffeeto2 | 2013-07-13 18:00 | 山野草
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