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丹沢山~蛭ヶ岳

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野鳥写真を撮る仲間のかずとりさんは、山登りも共通の趣味になりました。そんな間柄ですから、山歩きにお誘いしたところ、かずとりさんの奥さんを加えた3名で、3月9日の土曜日に丹沢山(標高1,567m)から蛭ヶ岳(標高1,672m)を登るコースに挑んでみることになりました。
今回の沿面距離は18.5kmで、総移動時間は11時間40分という、ちょっと長丁場の山行になりました。
これは富士山をバックに、丹沢山頂で撮影した、記念の写真です。
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3名パーティーの出発地点は、宮ヶ瀬湖の上流にある中津川の支流の塩水川に掛る塩水橋からとなりました。ここの標高は420mですから、蛭ヶ岳山頂までの標高差は単純に1,250mほどになります。
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登り始めてすぐ上に見えた山は、雪を抱いてまだまだ冬山の様相を呈していました。
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登り始めて暫くすると、標高1,000mを過ぎたあたりから登山道は雪道に変わってきました。積雪はさほどではありませんが、チェーンスパイクを履いて一歩一歩慎重に登ります。
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堂平の雨量観測小屋から暫く登ったところで、天王寺尾根との合流地点に到着しました。ここから丹沢山までは1.2キロの道のりです。
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山道を歩いていると、フィッ、フィーと鳴く野鳥の声が聞こえてきました。口笛を吹くようなあの声は、ウソに違いないと思って周囲を探してみると、案の定、枯れ枝にウソの群れを見つけることができました。
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間もなく丹沢山に到着しました。山頂には、みやま山荘がありますが、今回は日帰り登山ですから、手前のベンチで熱いコーヒーを飲んで休憩をとり、山荘は一瞥しただけで先を急ぐことにしました。
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丹沢山を過ぎて間もなく、こんな風に富士山が山並みの向こう側に浮かび上がっていました。良く晴れていましたが、麓が霞んでいましたから、面白い姿を撮影することができました。
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丹沢山から棚沢ノ頭を過ぎたあたりで、撮影したものです。左側の山は鬼ヶ岩ノ頭です。中央の奥に僅かに顔を覗かせているピークが蛭ヶ岳になります。右下に写っている後姿は、かずとりさんの奥さんです。
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ここでも、ウソの群れを観察することができました。目立つ♂の姿だけを撮影しました。
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鬼ヶ岩ノ頭の手前で、振り返って丹沢主脈を撮影したものですが、中央のピークが塔ノ岳です。その右側が鍋割山で、左側は丹沢山に続く山並みです。
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蛭ヶ岳の山頂が見えてきました。ズームアップして撮影すると、山頂に蛭ヶ岳山荘が確認できます。
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鬼ヶ岩ノ頭の直下の岩場で臨んだ富士山ですが、その手前に檜洞丸と丹沢主稜の山並みが見えます。
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鬼ヶ岩ノ頭から見た蛭ヶ岳です。山頂に続く山道がよく分かります。右側の北東側の山肌には、たくさんの雪が残っています。
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蛭ヶ岳山荘に辿り着きました。塩水橋を出発して既に6時間以上かかったことになります。
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やっとのことで蛭ヶ岳(標高1,672.7m)の山頂に到着しました。丹沢最高峰とされていますが、もちろん神奈川県の最高峰でもあります。
ここで、やっとお昼を食べることができました。でも、帰り道もおおむね9kmほどありますから、あまりゆっくりもできませんでした。
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帰り道の途中で、山道を横切るチョウの仲間を見つけました。かなりのスピードで飛翔しましたが、すぐ近くの笹薮に留まってくれましたから、撮影してみたところキタテハのようです。成虫越冬するチョウの仲間ですが、こんな山の上の雪が残っているような環境で飛び回っているとは、意外な感じでした。
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棚沢の頭に着く手前の岩場で休憩しながら撮影しました。鬼ヶ岩ノ頭に登る山道と、その向こう側に蛭ヶ岳の姿が認められます。
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帰り道は丹沢山を経由して、天王寺尾根に道をとりました。その途中にあった標識ですが、塩水橋まで60分とされています。
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天王寺尾根を下り、林道に辿り着いたところです。長い道のりも、間もなく終わりを迎えようとしていますが、ここから塩水橋まで1.7kmの林道歩きがなかなか長く感じてしまいました。
大山をはじめ塔ノ岳、鍋割山を登り、今回丹沢山と蛭ヶ岳を制覇することができました。次は檜洞丸と畦ヶ丸が残っています。丹沢の山々が私を待っていてくれると思うと、早く足を運びたいと気持ちが高ぶります。
by coffeeto2 | 2013-03-16 21:25 | その他
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