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晩秋の風景@茨城

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深まった秋の風景を見てこようと思い立ち、茨城県下の山懐を歩いてきました。この日は、小春日和の気持ちの良いお天気に恵まれ、自然の風景を楽しみながら、のんびりとした時間を過ごすことができました。白い雲が浮かぶ、晴れ渡った青空を背景に、株立ちするススキが目に留まりました。秋を象徴する風景だなと思いながら、...でも、どんな風に画面に入れたらそんな雰囲気が出せるのだろうかと思案しながら...シャッターを押してみました。
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こちらはムラサキシキブです。日当たりの良い道の脇に、大きな木となって、たくさんの実を成らせていました。これは見事な眺めだなと、運転していた車を慌てて停めて、少し引き返して撮影してきました。
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アップで撮影しましたが、こんなにたわわに実を付けています。ムラサキシキブは良く目にすることがありますが、これほど見事に実を付けていたのは、そう多くはないと思いました。
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近くのキャンプ場の中には、自然散策のコースが作られていました。せっかく来たのですから、ちょっと覗いて見たくなりました。受付で管理人さんにお断りして、中に入れてもらったところ、小さな流れに沿って、こんなに見事な紅葉がありました。
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テントサイトへの入口には、こんなに見事な黄葉がありました。紅い葉も混じっているように見えます。高さもあってとても立派な木でしたから、目を奪われてしまいました。ここでしばらく足を止め、ゆっくり鑑賞させていただきました。
この写真は、オリンパスのE-M5にパナソニックの7-14mmの超広角ズームを付けて、一番広角側で撮影したところ、やっと全部が入ってくれました。
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この紅葉は、テントサイトの直ぐ下にあったものです。林の中でしたから、日光が一部にしか当たっていないのが残念ですが、これも見事な眺めでした。林床は、落ち葉で埋め尽くされていて、しっとりと落ち着いたとても良い雰囲気でした。
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この紅葉は、既に盛りを過ぎてしまったようです。少し枯葉も目立つ枝振りですが、色合いが上の紅葉とも少し違っていもしたから、これも晩秋の風景になると思いながら、シャッターを押しました。
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キャンプ場の林の上には、気が付くと小鳥の群れが飛来していました。色づいた葉の中に、同じような色どりの小鳥を見つけることができました。どうやら、アトリのようです。
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間もなく、もう一羽が手前の枝先に飛来してくれました。アトリは冬鳥として大陸から飛来する、スズメ目アトリ科の小鳥です。多数の群れで飛来して、紅葉に染まった晩秋の林内に彩りを添えてくれました。
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by coffeeto2 | 2013-11-27 06:00

三つ峠山登山

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職場の山好きな人が誘い合わせて、でっかい富士山を見てこようと、三つ峠山(開運山、標高1,785m)へ登ってくることになりました。今回は、いわゆる表登山道をピストンして、帰りは温泉に浸かり、時間があれば美味いほうとうを食べて来ようという計画です。当然、私は大賛成で、直ぐに参加の手を上げたところ、最終的に6名のメンバーが集まりました。しかし、メンバーの自宅は都内だけでなく、筑波から所沢まで広範です。仕方ないから、全員それぞれの車で現地集合することになりました。私は、家が途中にあるS係長をピックアップして向かいます。
午前7時30分に、三つ峠グリーンセンター集合と決めていましたが、皆さん意欲満々で、遅刻者が出るどころか、7時までには全員集合していました。天気は雲一つない青空です。今日は、綺麗な富士山を見ることが出来ると、みんな目を輝かせて、予定より早目にスタートすることができました。
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この写真は、グリーンセンターから車で少し登った所にある憩いの森駐車場ですが、ここに車を停めてスタートを切りました。
遥か上の方には、三つ峠山(開運山、標高1,785m)山頂の三つのピークが覗いていて、頂上付近はかなり険しい山容を見せています。今回、初めて登山をするメンバーからは、早くもため息が漏れてきました。
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スタートから暫くは、舗装された林道を歩くことになります。朝日に照らされた、真っ赤な紅葉が綺麗でした。みんなカメラを取り出して、ここで紅葉談義をしながらの撮影会になりました。
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林道歩きはここまでです。ここから左側に折れて、その先に見える小さい橋を渡り、いよいよ登山道へ取り付きます。
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登山道に入って最初のポイントは、この“だるま石”です。梵字が刻まれていますが、その謂れは分かりません。この脇には、登山ポストも設置されていました。
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少し登ると、この“股のぞき”のビューポイントがありました。二股に分かれたこの木の幹の間から、富士山が綺麗に見えるようです。....踏み台も設置されていますから、覗いて見たくなりますね。ここで最初の小休止をとり、景色を堪能させてもらうことにしました。
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“股のぞき”から見た富士山です。もともと、富士山はどの位置から見ても絵になる山ですが、このビューポイントから見た姿も、それなりに見応えがありました。快晴の好天でなければ見られなかった景色ですから、お天道様にひたすら感謝です。
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黄葉で彩られた登山道を進みます。お天気に恵まれて、山の話を色々聞きながら、気持ちの良い山行です。登山というよりハイキング気分となりました。こんな山歩きなら、毎日でも嬉しいですね。
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稜線の上に出て、尾根道を進むと、この“馬返し”の標識が建っていました。昔の人は、ここまで馬を引いて来たのでしょうか?ここまでかなりの坂道がありましたから、馬もさぞかし大変だったことでしょう。
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登山道の脇にあった石に、穴がたくさん開いていました。そして、その開いている穴の中には、全部どんぐりが詰め込まれています。
これは何の穴?そして、どんぐりを詰め込んだのは誰の仕業?
ちょっと面白いなと思ったので、撮影させてもらいました。
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もう、山頂まであと少しというところまで登ってきました。三つ峠山は山頂付近がとても険しく、切り立った岩肌が露出していますが、多分その大きな岩肌に取り付く直下まで登ってきたものと思います。
山肌に、赤い涎掛けを付けた、たくさんの石仏が並んでいました。脇の標識には“八十八大師”と名前が出ています。四国八十八箇所の遍路に代えて、石仏が安置されたのだそうです。このあたりも、三つ峠山が開運の山といわれる所以なのでしょうか...
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間近に、険しい岩壁が見えてきました。三つ峠山は、ロッククライミングのメッカとしても有名であるようですが、私はどんなに頼まれても、このような岩壁をクライミングで挑戦したいとは思いません。
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2本の立ち枯れた大木の向こう側に、三つ峠山(開運山)の岩峰が並んでいます。開運山(標高1,785m)、木無山(標高1,732m)、御巣鷹山(標高1,775m)の三つの山があるから三つ峠山という名前が付けられているようですが、この写真の峰は中央の開運山に並んでいる三つのピークです。
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右側の岩壁が、三つ峠山のロッククライミングの中心地となる屏風岩のになります。岩肌には、たくさんのクライミング用の金具が打ち込まれていました。その下に登山道が続いていますが、その先の岩峰の上には、山荘の四季楽園の建物が見えてきました。
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三つ峠山の山頂へと続く尾根道の直下には、とても厳しい階段が待っていました。ここまで登ってきて、最後の階段は堪えます。フウフウ息を弾ませながら登りますが、振り返ると富士山が次第に雄大な姿を見せてくれるようになりました。
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ここが頂上直下にある山荘の四季楽園になります。とても良いお天気でしたから、登ってきたときには、宿泊者用の布団がたくさん干してありました。取り敢えず、我々はこの前から真っ直ぐ木無山の山頂を目指しました。
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木無山の山頂からは、遠く南アルプスの山並みから八ヶ岳まで見渡すことができました。北アルプスの山並みまで遠望できましたが、ここまで見えることは年間に何回もないとのことでした。
これは、南アルプスの中でも南側に位置する峰々ですが、頂上部分が白くなっている山が左側から上河内岳(標高2,803m)、聖岳(標高3,013m)、赤石岳(標高3,120m)でしょうか。
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この辺りに見えて居る山並みが塩見岳(3,047m)、農鳥岳(標高3,026m)、間ノ岳(標高3,189m)、北岳(標高3,192m)などの山並みになると思います。
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中央付近に見えるあまり雪のない山並みが、鳳凰三山の薬師ヶ岳(標高2,780m)、観音ヶ岳(2,840m)、地蔵ヶ岳(標高2,764m)で、その右側の白く雪を頂いている山が甲斐駒ケ岳(標高2,966m)でしょうか。
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これは、八ヶ岳連峰の山並みです。ここに見えるのは、左から編笠岳(標高2,524m)、権現岳(標高2,715m)、赤岳(標高2,899m)、横岳(標高2,829m)、硫黄岳(標高2,760m)の山並みになると思います。
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三つ峠山(開運山、標高1,785m)の山頂に設置された石碑の前で、今回参加した6名のメンバーが並んで記念写真を撮影しました。逆光であるために、背景は良く映っていませんが、お天気は快晴でこれ以上ないという素晴らしい登山日和でした。
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下山途中で撮影した屏風岩です。7-14mmの超広角レンズで、目いっぱい広く撮影したものですが、大きな岩壁の全部を画面に納めることはできません。でも、直下で撮影していますから、少しはその迫力が伝わってくるのではないかと思います。
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メンバーのうちの1名が、少し膝に痛みがあるということで、下りはペースを落として、ゆっくり目に下ってきましたが、無事に駐車場のある憩いの森まで下山してくることができました。ここでも、目を見張るような紅葉が出迎えてくれました。
この後、全員で河口湖畔まで移動し、露天風呂のある開運の湯に浸かって疲れを癒してきました。
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最後にこれはおまけですが、車に戻ってみると、窓ガラスにこんな虫が留まっていました。名前が分かりませんが、興味津々です。後から写真を見ながら図鑑を繰ってみたら、カメムシの仲間のアカシマサシガメであることが分かりました。
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by coffeeto2 | 2013-11-17 06:00 | その他

晩秋の戦場ヶ原

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奥日光には、間も無く雪が降ってくることでしょう。雪のゲレンデと化した戦場ヶ原は、なかなか近づき難い場所となってしまいます。その前に、足を運んで秋から冬へと向かう季節の移ろいを見て来たいと思い、11月の三連休に行ってきました。
この時期は、紅葉が見頃の秋の行楽シーズンに当たります。いろは坂の大渋滞にはまるのは嫌だと思い、今まで紅葉シーズンは避けていたのですが、三連休の魅力に勝てず、雪が降る前の男体山登山を楽しみながら出掛けてみることにしました。
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戦場ヶ原の大草原は、既に枯れた原野の様相を呈していますが、その向こう側の右に見える大きな山が男体山(標高2,486m)です。前日(連休初日)に登ってきましたが、素晴らしいお天気に恵まれて、普段は見ることが出来ない、透明感あふれる風景を堪能してくることができました。
男体山の左側に伸びる裾野の向こうには、大真名子山(標高2,375m)、小真名子山(標高2,323m)と続きます。来シーズンには、是非登ってみたい山です。
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赤沼から湯川に沿って設置された木道は、ズミやシラカバなどが密生する林をくぐり抜けて、戦場ヶ原の広い草原へと続いています。その途中、冬景色に移行しつつある林の中で、秋の名残である赤い実をつけた木が目につきました。
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この赤い実は、カンボクでしょうか?それともナナカマドでしょうか?私にはよく分かりませんが、
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すっかり葉が落ちて、シラカバの白い木がよく目立ちますが、既に冬の景色に変わっています。雪が降るのは、もう時間の問題でしょうか?
背景は男体山ですが、二荒山神社から登る登山道は、10月25日に閉山となっています。来春の雪解けまで、静寂に包まれることでしょう。
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これは、シラカバの樹林越しに仰ぐ大真名子山(標高2,375m)です。左側は小真名子山(標高2,323m)ですが、その間に僅かに顔を覗かせているのが女体山(標高2,483m)か、帝釈山(標高2,455m)になると思います。
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こちらの山は太郎山(標高2,367m)です。シラカバ樹林の向こうの丘は、カラマツの黄葉で彩られています。こんな風景が見られるのは、今の時期だけですから、これもしっかり記録に残しておきたいですね。
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戦場ヶ原を歩いていると、はるか遠くの山並みの下に、湯滝の姿が見えました。野鳥撮影用に担いでいた望遠レンズの300㎜f2.8+EC14で撮影してみました。
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戦場ヶ原の大草原から、青木橋へ続く林に入る手前の休憩テラスから撮影したものですが、右端が男体山の裾野になります。中央が大真名子山(標高2,375m)で、その左が小真名子山(標高2,323m)です。左端は太郎山の裾野です。
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by coffeeto2 | 2013-11-15 06:00 | その他

男体山に登ってきました。

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暦は早くも11月になりました。カレンダーはあと2枚だけになり、年末までのカウントダウンが始まったような気がします。
文化の日と振替休日が重なった、11月の三連休は紅葉前線の真っ只中で、何処へ出掛けても高速道路の大渋滞が予想されました。でも、晩秋から初冬に向かう季節の移ろいを見てくるには、絶好のチャンスですから、その目的を達成するために、今回は奥日光へ足を運んでみることに決めました。雪が降る前の男体山(標高2,486m)に登りながら、戦場ヶ原で探鳥を楽しんでくれば一石二鳥となりますね。....と、自分なりにかなり都合の良い計画なのですが....これは、戦場ヶ原から振り仰いだ男体山の勇姿です。
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連休初日は、高速道路の渋滞を避けるため、午前3時半頃には自宅を出発し、途中のコンビニで食料などを買い込んで、午前6時前には現地に到着することができました。
登山道入口は、二荒山神社境内のこの登拝門から続いています。でも、神社受付で「例年10月25日で閉山して、今は登山禁止です。」と言われてしまいました。確かに門は閉じられています。ところが、今年は11月の三連休まで入山を認めることにしたとのことで、入山料を収めて入山者名簿に記帳して、門の脇から入山させてもらいました。
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登山道に取り付くと、初めからかなり急な登りが続いています。間も無く、この一合目の石碑が出迎えてくれました。
息を弾ませながら、笹で覆われた林内の道を登りますが、毎日、階段登りで体を慣らしているのに、結構キツイ登りです。気温は5〜6度と冷え込んでいますが、早くも汗ばんできました。
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登山道は、三合目から舗装された林道を歩いて、四合目のこの鳥居のある場所から、また急な登山道に入っていきます。
林道の途中では、朝日に輝く紅葉がとても綺麗でしたが、その様子は次回以降にまとめて紹介したいと思います。
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だいぶ高度を稼いできました。今までは樹林帯の中で周囲の景色は殆ど見られなかったのですが、ここまできたら視界が開け、黄葉に染まったカラマツの斜面越しに、雲海とその向こうに山並みが見えました。山座同定ができませんが、あの山は皇海山(すかいさん:標高2,144m)でしょうか?それとも黒檜岳(標高1,796m)でしょうか?
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五合目まで登ってきましたが、ここには小屋が建てられていました。避難小屋として使われているものでしょうか? それとも、山岳信仰で登る人たちが多いので、そんな人たちの休憩施設として使われているのかもしれませんね。
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雲が流れて、雲海の景色がどんどん変わっていきます。見ていても面白いですね。五合目を過ぎて、視界が開けた場所から見えた景色です。
手前の山の斜面がとても急であることが分かっていただけると思いますが、こんな感じの急登が山頂まで続いていました。思っていた以上に、なかなかタフな山でした。
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六合目から延々と、このような大きな岩のガレ場が続きました。八合目を過ぎて、九合目の手前まで続いていたと思います。時には、両手両足を使って乗り越えなければならないところや、鎖場などもありました。この長いガレ場で、かなり体力を消耗しました。
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ここが七合目になります。ここにも避難小屋というか、掘っ立て小屋が建てられていました。登山道は、相変わらず岩がゴロゴロしたガレ場の連続で、踏み出す一歩一歩がだんだん重くなってきました。
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息が切れます。一息ついて振り返ると、眼下に中禅寺湖が見えました。湖の向こう側に突き出している半島は寺ヶ崎でしょうか。そうすると、その向こうの山は半月山(標高1,753m)になりますね。
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岩陰に、霜柱が大きく伸びていました。ここは、八合目の少し手前です。山肌から滴れ落ちる水が、長さ10cmくらいのツララを作っていましたから、相当に冷え込んでいるわけですね。登り途中の私は汗をかきながら...ですが。
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八合目の祠を過ぎたところで、まだまだ続くガレ場に辟易しながら、ここで小休止をとりました。ザックを外して腰を下ろすと、クタッとなって立ち上がりたくないくらいです。冷たい水が喉にしみました。
眼下の中禅寺湖も、だいぶ広範囲まで視野に入るようになりました。
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さて、この急な階段が曲者です。九合目付近に長く続いていました。やっと石ころゴロゴロのガレ場が終わったと思ったら、今度はこの階段です。歩きやすいように整備してくれているわけですが、足を上げるのも嫌になってしまいます。
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頂上直下までやってきましたが、辺りには溶岩がゴロゴロしています。森林限界を通過したようで、周囲の視界が開けてくれました。でも、この頃にはかなり蔕ってしまい、気息奄々ではないですが、一歩一歩の足取りが極めて重くなってしまいました。
撮影に使用しているカメラはオリンパスのE-M5に12-50㎜F3.5-6.3をつけて、一番広角側で撮影したところ、中禅寺湖と戦場ヶ原が一望できる写真が撮れました。
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日光白根山(標高2,578m)が向こう側に聳えています。その左奥は錫ヶ岳(標高2,388m)で、画面の下に広がるのが戦場ヶ原と小田代ヶ原の大草原です。手前には、赤沼茶屋の駐車場も見える位置で画面に収まってくれました。
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登っている途中で、左側の峰の上に祠が見えたので、あれが奥宮かと思ったのですが、登頂後に足を運んでみたところ、太郎山神社であることが分かりました。祠の前まで行ったら、ちょうど太郎山を背景にしたロケーションに建っていました。
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ここが二荒山神社の奥宮です。祠の前には、参拝者用の屋根まで作られていました。右側に見える建物が社務所ということでしょうか?この脇に建っていた標識柱には、標高2,486mと記載されていましたが、一番高いところは日本刀のモニュメントが建っていた場所でした。
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奥宮の左側には、この矛と剣を持った二荒山大神の銅像が建っていました。雲ひとつない青空をバックに撮影したわけですが、抜けるような青空という表現がぴったりで、そのまま宇宙の星まで見えるのではないかと思うくらいの、澄んだ天空が広がっていました。
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こちらは、山頂からすぐそこに見えた山並みですが、右側が今年の夏に登った女峰山(標高2,483m)です。その時は、ガスに巻かれて周囲の景色は全く見えませんでした。左側は帝釈山(標高2,455m)です。この山は、女峰山から縦走する予定でいましたが、お昼の食料を車に忘れてしまい、敢え無く断念した苦い思い出があります。
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さて、ここが男体山(標高2,486m)の一番高いところに建っていた、日本刀のモニュメントです。太陽の位置がちょうど切っ先に当たって輝いていましたから、近くにいた人にお願いして撮影してもらいました。お陰で、イメージどおりの記念写真となりました。
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無事に山頂に到着できましたが、志津峠へ抜ける稜線に出ると風が強く吹いていて、体感気温が一気に低下しました。慌ててフリースとレインウェアを着込んで凌ぎましたが、山での状況判断は気が抜けません。
少し落ち着いたところで、カメラにパナソニックの7-14mmF4の超広角レンズを取り付けて、周囲の風景を撮影してみました。日光白根山から戦場ヶ原、小田代ヶ原を含めて、中禅寺湖の対岸にある半月山までを画角に納めることができました。
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こちらは、同じ超広角レンズで右端に写っている女峰山(標高2,483m)と帝釈山(標高2,455m)、すぐ隣の大真名子山(標高2,375m)とその影に隠れて小真名子山(標高2,323m)、中央付近に写っている太郎山(標高2,367m)、その左側の山王帽子山(標高2,077m)などの山並みが並んでいますが、左側の奥には燧ケ岳(標高2,356m)も見えています。
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お陰様で、無事に二荒山神社まで下ってくることができました。神社の頭越しに、男体山を仰ぐことができます。思っていた以上に厳しい登りでしたが、天候に恵まれて気分は最高です。
この後、恒例の日帰り温泉(ホテル湖畔亭:タオル付きで500円)に浸かって、今日の疲れを癒してきました。
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by coffeeto2 | 2013-11-09 06:00 | その他

戸隠山の登山に挑戦

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10月の三連休は、野鳥観察をしたり自然観察をするのにもってこいの時期ですから、以前からどこへ出掛けようかと思案していました。私なりに、候補地を3か所ほどに絞っていましたが、直前まで決めかねていました。最終的に戸隠へ行けば、森林植物園で野鳥と自然観察が楽しめるほか、未踏の戸隠山へ登ってくる楽しみもありますから、ここに決めました。三連休の初日は、園内で自然観察を楽しんできましたが、二日目は朝食を済ませてから戸隠山の山登りに挑戦してきました。
これは、「森林学習館もりのまなびや」のすぐ脇から、みどりが池越しに険しい岩山が続く、戸隠連山の山並みを撮影したものです。一番左端が戸隠山(標高1,904m)で、右側の少し高くなっているところが九頭竜山(標高1,883m)です。この山並みを歩いてきたわけですが、この険しい山並みをよく歩いてきたものだと、我ながら感心しています。
少し離れてその右奥に見える山は、五地蔵山(標高1,998m)になると思われます。
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戸隠山へ登るには幾つか登山道がありますが、戸隠神社の奥社から続く登山道を登るのが、一般的なコースのようです。駐車場のある奥社入口から入って、参道に沿って1kmほど歩みを進めると、この朱塗りの隋神門が見えてきました。
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隋神門を過ぎると、奥社への参道はこのような杉並木へと変わります。とても太い杉の木が林立している、これだけでも何かありそうな厳かな雰囲気です。
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石段を登った鳥居の奥にある建物が、戸隠神社の奥社になります。ここに参拝して、登山の安全を祈願してきましたが、その奥に見える岩山が戸隠連山です。厳しい山行が予想される山容です。登山カードに記入してから、山道に取り付きました。
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登山道に取り付くと、間もなくこの険しい山並みが目に入ってきました。戸隠山は、とても険しい岩山であるという事前情報はありましたが、実際、このような岩山の姿を見ると、先行きに緊張感が募ってきます。
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この写真は、岩壁の下に穿たれた登山道ですが、百間長屋という名前が付けられています。実は、この下に五十間長屋という場所があって、小休止をとってきましたが、百間長屋は通り越してから振り返って撮影しました。
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戸隠山は、とても険しい岩山であるということは、事前に情報を収集して分かっていましたが、実際に登ってみると、本当に鎖場の連続でした。
ここは、垂直に登った後、鎖を伝って横にトラバースし、また垂直に近い登りが続く難コースです。
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戸隠山は、黄葉や紅葉で色づいています。この写真の右下に、急斜面に取り付く登山者の姿が映っていますが、左上のあの峰の頂まで登らないと、次の難関である蟻の塔渡しに進むことができません。ここは、厳しい岩肌をひたすらよじ登ることになりますが、頑張って進みます。
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厳しい岩山の登りの途中で、本院岳(標高2,030m)から西岳(標高2,053m)方向を望むことができました。こちらもかなり厳しい山並みが続いています。
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厳しい岩山への登攀途中で、振り返って見ると、昇り始めた朝日に霞むように、怪無山(けなしやま:標高1,549m)、瑪瑙山(めのおやま:標高1,748m)に続く、飯綱山(標高1,917m)の穏やかな山並みが見えました。向こうの山の方が、遥かに登りやすいように見えます。
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有名な蟻の塔渡しに至る直前の山肌を登る鎖場です。ほとんど垂直に近い山肌を登りますから、三点支持で登攀するといった余裕はありません。鎖をしっかりと握って、自分の脚力を信じてひたすら登り切りました。
実は、この直前に5cmほどの落石が顔に当たり、出血するというアクシデントが発生しました。幸い大したことなく、救急テープでしのぐことができましたが、このような岩稜では足元ばかりではなく、上も注意しなければなりません。
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ここが、戸隠山を登る途中の一番の難所である、「蟻の塔渡し」です。
切り立った尾根の幅は50cmほどしかありません。一番狭いところでは、20cmほどしかなかったと思います。三点支持で四つん這いになって渡りきるといわれていましたが、私はその高度感に耐えきれず、尾根に跨っていざる様に渡り切りました。
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蟻の塔渡しに四苦八苦しながら何とか渡り切って、よじ登ったこの場所は、八方睨みと呼ばれる峰の頂です。この場所に設置された表示板越しに、西岳(標高2,053m)から第一峰(標高1,989m)方向を撮影してみました。
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八方睨みから戸隠山へ向かう途中に、振り返ってみると、先程渡り切るのに大変往生した、蟻の塔渡しの切り立った岩稜が望めました。渡っている途中では、怖くて下を見ることも出来ませんでした。こうしてその全景を眺めると、よく渡ることができたものだと、我ながら感心してしまいます。滑り落ちたら、ひとたまりもありませんね。
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やっと戸隠山の山頂に登頂することができました。思った以上に疲れる行程でした。まだ予定コースの半分も来ていませんから、先が思いやられますが、ここまで登り切ることができて、それなりに達成感を味わいながら、記念写真のシャッターを押して貰いました。
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戸隠山の山頂からは、その奥に聳える高妻山(標高2,353m)が良く見えます。元気な人は、戸隠山から縦走して一日で両方登ってしまう人もいるようですが、今の私にはちょっと無理ですね。ここから、九頭竜山(標高1,883m)を経由して、一不動から戸隠牧場へと下ります。
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これから進む九頭竜山(標高1,883m)方向を撮影したものですが、険しい岩稜であることが伺える山容です。遥か向こうの左奥に見える山並みは、黒姫山(標高2,053m)になります。
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こちらは、振り返って西岳(標高2,053m)から第一峰(標高1,989m)方向を撮影したものです。手前の左側に見える台形の峰が、先ほど登ってきた八方睨みになります。
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ここからは、稜線の上を辿りながら一不動避難小屋を目指し、下山路へ取り付くことになりますが、その途中で、戸隠神社奥社とそこに続く杉並木が上から俯瞰できました。
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九頭竜山(標高1,883m)の山頂は予想外に狭い場所でしたが、そこで昼食をとることにしました。10人近くの登山者が腰を下ろすといっぱいのような場所です。食事を済ませてさらに稜線を先へ進むと、白馬岳とそれに続く北アルプスの山並みが見えました。今年の夏はあの山の上を縦走してきたんだなと、懐かしく思い出しながら写真に収めてきました。
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稜線上で何度かアップダウンを繰り返しながら、一不動避難小屋に到着です。ここまで来れば、後は戸隠牧場へ向けて下るだけです。予想以上に険しい山でしたから、避難小屋が見えたときには、ほっとしました。
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ここが今日のコースの中で唯一の水場です。氷清水と名前が付けられていました。茶碗も置いてありましたから、美味しい水を一杯飲もうと思います。でも、水の出が少なくて、本当にチョロチョロとしか流れていません。茶碗に半分も溜まらないうちに、待ちきれずに飲み干してしまいました。
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山容の険しい戸隠山は、最後まで気を抜かせてくれません。下りの山道も鎖場の連続でした。ここは、斜めになった岩肌をトラバースするように横切らなければなりませんから、とても歩きにくい場所でした。
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滝のように流れ下るすぐ脇の岩肌が登山道です。手掛かりが何もありませんから、鎖がなければ通過できません。
岩肌が濡れていなかったので、滑らずに下ることができました。
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やっと下ってきました。ここが戸隠牧場です。あの険しい山並みを、無事に歩き通すことができましたから、とても疲れましたが、ここまで来れば安心して、足取りも軽くなりました。
この後は、戸隠神告げ温泉湯行館(600円)に浸かって、疲れを癒してきました。気持ち良かったですよ〜 ^o^
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by coffeeto2 | 2013-10-26 06:00 | その他

初秋の山歩き@檜洞丸

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西丹沢の檜洞丸(標高1,601m)に登頂するため、ここ西丹沢自然教室の駐車場に車を止めて、ワクワクする様な気持ちを抑えつつ、山登りのスタートです。檜洞丸から犬越路を回るコースは、とても険しい山道だと聞いていましたから、それなりに身構えて、慎重に挑戦してきました。
丹沢の主要な山々については、これまでかずとりさんご夫妻とともに、丹沢主脈にある塔ノ岳、鍋割山に登ったのに続けて、丹沢主稜の丹沢山、蛭ヶ岳へもご一緒させていただきました。昨冬には、単独で大山にも登ってきましたから、主要な山々は一応、頂上を踏んできたことになります。でも、主稜西側にある檜洞丸だけは未踏でしたから、いつか登ろうとそのチャンスを伺っていました。
そんな折、コーヒー党の野鳥観察でも紹介していますが、権現山が野鳥観察の適地であると教えていただき、ヒタキ類の渡りの季節になってきたこともあって、9月28日(土)〜29日(日)に抱き合わせで訪れてみることにしました。
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週末の山行ですから、気持ち的には土曜日に山を歩いて、日曜日はゆっくり探鳥する予定にしたいと考えていました。しかし、西丹沢自然教室の駐車場は、かなり早い時間から満車になるという話です。土曜日は朝暗いうちに出発しなければならないと思っていたのに、金曜日の夜に飲み会が入ったため早朝出発が出来ません。仕方ないので、土曜日はゆっくり出掛けて探鳥を楽しみ、日曜日に山へ登る予定に変更しました。
この日は、午前6時に西丹沢自然教室からスタートし、用木沢出合へ向かう舗装道路を暫く登ると、ガードレールが設置されたこの谷筋に、檜洞丸への登山コースの一つである、ツツジ新道の入口を示す標識が立っていました。
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沢登りではありませんが、谷川に沿って暫く登ると、間もなく左側にツツジ新道へ取り付く階段がありました。入口から入って、ちょっと踏み跡が分かりづらかったのですが、ここは難なく通過できました。
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谷筋から暫く登急登が続きますが、上に見える案内標識の所で、ツツジ新道の尾根道となります。あそこまで行けば、道も少しは歩き易くなるでしょう。朝方は少しひんやりしたので、長袖Tシャツの上にミッドウェアのジャケットを羽織っていましたが、早くも脱いで汗を拭き拭き、足を進めます。
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歩き易い山道ですから、足取りは快調です。木立の切れ間から、谷筋を挟んで反対側に円錐形の山が見えました。山座が同定できませんが、地図で確認すると畦ヶ丸の手前にある、権現山(標高1,138m)ではないかと思われます。
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これがツツジ新道です。木立の間を縫って、気持ちよい山道が続いています。この辺りは、ハイキング気分でルンルンと足が進みます。
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ここがゴーラ沢出合です。赤いテープが下がっていますが、ここではまず写真に写っている東沢を渡渉し、続けてここに合流するゴーラ沢を渡渉することになります。2箇所連続の渡渉となりますが、岩伝いに足を濡らすことなく、上手く渡り切ることができました。
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ゴーラ沢の出合を難なく通過できたと思ったら、ツツジ新道にはこんな鎖場が待ち構えていました。でも、ここでは鎖を伝うことなく、自力で登りきることができました。
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ツツジ新道をだいぶ登り詰めてきたところで、檜洞丸まであと800mの標識が建っていました。このあたりで石棚山稜からの登山道と合流するはずですが、どこが合流地点であったか、気が付きませんでした。標識の向こう側に見える山は、おそらく大室山(標高1,587m)であると思います。
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9月最後の日曜日ですから、季節はまだ初秋ですが、山の上では既に紅葉が始まっていました。登山道沿いにこんな紅葉が見えると、思わず足を止めてカメラに収めたくなってしまいます。
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檜洞丸の山頂に近づくと、歩きやすい木道が整備されていました。木々の間を縫うように続く木道を歩いていたら、こんなオブジェのような樹がありました。真ん中に太い樹があったのでしょうか?何らかのアクシデントでそのまま成長できず、根元から細い幹を3本伸ばしているようです。
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秋晴れの、とても気持ちの良いお天気になってくれました。檜洞丸の頂上直下にあったこの樹は、既に葉を落としていますが、秋の山を彩るアクセントのような存在でした。
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檜洞丸(標高1,601m)山頂の標識柱です。周囲は、木立に囲まれていますから、期待したような眺望を得ることはできませんが、山頂を踏んだ時は、その記録として是非、写真に残しておきたい対象ですね。
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山頂にあった案内標識ですが、ここから右に進めば丹沢主稜に沿って、約4.6kmで丹沢主峰の蛭ヶ岳に至ります。昨年、かずとりさんご夫妻と塩水橋から丹沢山を経由して、日帰りで登ってきた懐かしい山ですが、今回は、ここから左に進んで、犬越路へと向かいます。この時点で時間は午前9時45分ですから、昼食の大休止にはちょっと早いですね。お昼は、犬越路まで引っ張ることができそうですから、ここでは小休止をとって、持参したどら焼きで栄養補給をしました。
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檜洞丸山頂で小休止をとった後、犬越路への道に足を進めます。手前に見える山は、大笄(おおこうげ)と呼ばれる熊笹ノ峰(標高1,523m)でしょうか、その向こう側に大室山(標高1,587m)が見えます。お昼を取る予定の犬越路は、そのすぐ手前にある筈です。
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紅葉(?)の木の向こう側に、犬越路へ続くやせた尾根道が見えます。眺めは良いのですが、ここからいよいよ噂に聞いていた、険しい山道の始まりとなります。自然と気持ちも引き締まってくる思いです。
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途中には、こんな鎖場が何箇所かありました。ここは鎖伝いに降りてきた場所です。この写真ではそんなに険しくも見えませんが、実際に降りてみた感想では、殆ど垂直に近い岩場であったと感じました。鎖が無ければ通り抜けることはできなかったと思います。
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岩場ばかりではなく、やせ尾根も何箇所か通過しましたが、噂に違わぬなかなかタフな山道でした。途中には難所があったり、景色の良い場所があったり、山野草の写真を撮影するなど、引っかかることが多くあったので、思っていた以上に時間が掛かってしまいました。
この尾根道から見た丹沢の山並みも、なかなか見応えがあります。眺望が良い場所でしたから、ここで汗を拭きながら一息入れました。
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標準コースタイムより30分ほど多く時間が掛かってしまいましたが、ここが犬越路の峠の頂(標高1,060m)です。檜洞丸の山頂から一気にずいぶんと下ってきたものです。この日は天気が良すぎて気温が高めですから、日向ではとても休む気になれません。でも、ここは場所が狭いので、腰を下ろして休めるような木陰があまりありませんが、何とか登山道脇に場所を確保して昼食を食べました。
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これが犬越路の避難小屋です。隣には、トイレも併設されていました。入口に鍵などは掛かっていないので、誰でも自由に利用することができるのですが、少し気温が高めでムシムシしていたので、外の木陰で食事休憩を取りました。
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昼食休憩を終わって、犬越路から用木沢出合へ向けて下山開始です。地図によれば、1時間ほどの行程で、下る一方ですから自然に足取りも軽くなりました。
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下山途中の渓流沿いは、このように整備された登山道になっていました。このような所は、登りでも下りでも大変歩きやすいですね。
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渓流に掛けられていた丸木橋です。良く整備されているので、安心して渡ることができます。
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ここが用木沢出合です。犬越路から、ほぼコースタイム通りで下ってくることができました。林道を使って、ここまで車が入ってこれますから、ここに駐車している登山者もたくさんいました。
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用木沢出合から林道を30分ほど歩いて、スタート地点である西丹沢自然教室まで戻ってきました。時間は午後2時30分です。秋の声が聞こえ始めた時期ですから、少しは涼しい山歩きができると期待していたのですが、この日はお天気が良すぎて、まだまだ夏の陽気にドップリとはめられたような感じでした。でも、険しいと聞かされていたコースを無事に帰還できて、程よい疲労感に包まれながら充実した達成感を味わうことができました。
途中の丹沢湖から少し下ったところに、道の駅山北がありますが、家族へのお土産に、秋の味覚の柿と栗を買い込んで帰路に着きました。
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by coffeeto2 | 2013-10-12 06:00 | その他

鑓温泉から猿倉へ@白馬三山

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お早うございます。今日も素晴らしいご来光を遥拝する事ができました。
登友会を通じて知り合った山の仲間と、二泊三日の日程で歩いた白馬三山の縦走は、今日猿倉まで下山すれば、全ての日程をクリアする事になります。 このまま帰りたくない思いもありますが、仕方ありません。
今日の朝日は、雲海の向こうに見える妙高山の真上に昇って来ました。写真のタイムスタンプは、午前5時07分です。鑓温泉は長野県にあるのに、新潟県内の山から日が登る事は、方向的に違和感を感じてしまいましたが、案内板も出ていましたから間違いはないようです。
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鑓温泉の建物のすぐ下には、テント場があります。この日は、十数張りのテントが設営されていましたが、カメラのズームを一番ワイド側にセットして、日の出直後のテン場の様子も画面に入れてみました。
昨夜も晴天に恵まれ、天の川も見えて星空が大変美しく堪能できました。遅くまで見ていた人は、ペルセウス座の流星群まで見られたということでした。
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露天風呂に入ってご来光を見たいという人達が、たくさん入浴していました。一応、混浴とされていますから、水着姿の女性もいます。聞くところによれば、昨夜はそのままの姿の女性が入浴していたとか………
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温泉施設の裏側に回って、昨日下って来た雪渓と、その上の方をに見える山を撮影したものですが、抜けるような青空のもと、朝日を受けて全体が輝いているようです。
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昨夜の鑓温泉は、泊まる人が大変多くて、布団が2人に1組だけという状況でした。当然、食堂も順番制となり、5~6回に分けて時間指定で食べるほどの混雑ぶりで、当然、トイレも順番を待つ長い行列ができていました。
これは、食堂前の案内板ですが、この板の後ろの葭簀の下の方に露天風呂があります。宿泊客は無料で入浴できますが、宿泊しない人の入浴料は300円となっていました。
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テント場まで下って、鑓温泉の建物を撮影してみました。前日宿泊した白馬山荘とは比べようもありませんが、日本一高い場所の天然温泉ですから、それなりに趣がありました。
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日の出直後は、雲一つない晴天でしたが、食事を済ませて出発するころには次第に雲が出てきました。脇に流れ落ちる川は、温泉水ですから、とても熱い湯が流れています。
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鑓温泉から下ると、まもなくこんな感じで雪渓を降りることになります。
ところが、雪渓に取り付く少し前で、山荘にストックを忘れてきたことを思い出し、慌てて取りに戻りましたから、雪渓を歩く前から汗をかいてしまいました。
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雪渓を下ってきたところで、振り返って上の方を撮影したものです。
白馬大雪渓を登った時は、登山者が蟻んこの行列のように連なっていましたが、こちらの雪渓を降りる下山者はパラパラという状況でした。
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雪渓を下ってきた途中の鑓沢から、杓子沢に向けて雪渓をトラバースします。ガイドブックによれば、残雪時のトラバース注意と記載されていましたが、我々は問題なくクリアすることができました。
この時はまだ、白馬鑓ヶ岳から杓子岳に連なる山並みが、美しく見えていました。
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下山道は、杓子沢に入ってきました。この辺りまで来たところで、山の上の方は雲がかかり、ガスってきましたから期待していた山岳風景は望めなくなってしまいました。
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ここは、杓子沢にそそり立つ岩場の上ですが、雲の切れ間からわずかに山の姿が確認できました。あそこに見える山が杓子岳でしょうか?
ここで小休止をとりましたが、この周辺で高山植物をたくさん観察することができました。また、吸蜜に来る蝶もたくさん観察できました。
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サンジロの標識が立っている場所まで下ってきました。鑓温泉から猿倉まで三分の一を歩いてきたことになります。
この辺りは三白平といって、少し開けた場所で雪渓が残っています。そういえば、杓子岳の頂上から見えた、池のように見えた雪渓はここだったのかと、合点がいった次第です。
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ここは、小日向のコルに至る少し前にあった池沼の辺りで、また小休止をとりました。地図の上では、このあたりから白馬三山の眺めが良いと記載されていましたが、雲がかかってなかなか姿が望めません。かろうじて雲の切れ間から山並みが見えましたが、これは天狗尾根から不帰嶮の方向になると思います。
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小日向のコルまで来ました。ここが鑓温泉から猿倉までのちょうど中間点です。だいぶ高度が低くなってきましたから、稜線と違って少しずつ気温が高くなっています。歩いていても暑さを感じるようになりました。
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小日向のコルの案内標識の裏には小さな池がありました。ちょっと覗いてみると、花の終わったミズバショウの大きな葉が群生していました。
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小日向のコルのを過ぎたあたりですが、ちょっとした岩場を乗り越えようとした時、文字通り日溜まりになっていたと思いますが、ここで2頭のベニヒカゲが日向ぼっこしていました。
それが、たまたま2頭ならんで留まってくれましたから、ちょうど良いシャッターチャンスになりました。
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この辺りからは白馬三山の山並みが綺麗に見えるはずなのですが、ガスっていて上の方は全く景色が見えません。登山道の周辺は、山岳風景から、高原風景へと景色が変わってきました。
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鑓温泉から下ってきた登山道が、白馬尻へと続く林道との合流点まで降りてきました。一昨日は、ここを見ながら大雪渓を目指したわけですが、我々は無事に下ってくることができました。この3日間は、とてもたくさんの高山植物を観察することができたうえ、ライチョウにも出会うことができて、期待していた以上の収穫があったと思います。
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林道を下ると、中部山岳国立公園と記されたこんな石碑が建っていました。間もなく猿倉荘の建物が見えてくるはずです。無事に下山できたのは、同行してくれた山の仲間のお陰と感謝しています。また、次の山行が楽しみです。
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by coffeeto2 | 2013-09-07 18:00 | その他

白馬岳から鑓温泉へ@白馬三山

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お早うございます。時間は8月11日(日)の午前4時50分です。白馬岳(標高2,932m)山頂で、ご来光を遥拝しようと待っているところです。
白馬山荘を出た時には、まだ薄暗かったのですが、辺りはだいぶ明るくなってきています。しかし、風がとても強いので、風除けにレインウェアの上下を着込んでいますが、それでもじっとしていると寒いです。温度計を持っていなかったので、正確な気温は分かりませんが、10℃以下であることは間違いないと思います。
この写真の左側に写っているのは三国境のピーク(標高2,751m)です。その右側が小蓮華山(標高2,766m)で、この尾根伝いに白馬大池から天狗原を経由して、栂池平まで登山ルートが繋がっています。
当初、高山植物の写真を撮るため、単独で栂池から入山して白馬大池にテントを張り、白馬岳を目指す予定でいましたが、山の仲間から白馬岳に登るなら、是非とも鑓温泉に浸かってきたいという提案を受け、急遽予定を変更してパーティを組むことになった次第です。
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遥か彼方に霞む山並みは、妙高山(標高2,454m)と火打山(標高2,462m)などが連なる新潟県の山ですが、その向こうの雲海の上に太陽が昇ってきました。写真のタイムスタンプを確認すると、午前5時04分です。この時、山頂にはとてもたくさんの登山者が登ってきていましたが、みんなカメラを向けてこの瞬間を待っていました。
昨日、白馬山荘に到着した時は、ガスが濃くなって周辺が全く見えなくなっていました。だから、翌朝のご来光は望めないものと半ば諦めていたのですが、これだけ晴れ渡ってくれましたから、我々は大変ラッキーでした。
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山荘からは15分ほど登れば白馬岳(標高2,932m)山頂に着きますから、まさに朝飯前のお散歩でした。白馬岳山頂でご来光を頂き、我々は余裕の記念撮影です。
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こちらは、後ろを振り返ったところに見える、昇ったばかりの朝日を浴びた山並みですが、中央が旭岳(標高2,867m)で、その右奥に見える山が清水岳(標高2,603m)です。
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陽が射してくると、少し気温が上がってきました。これから山荘に戻って朝食を頂く予定です。下の方に、白馬山荘の建物が見えますが、その遥か下の方に、村営頂上宿舎の建物も小さく見えています。
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山荘付近まで下ってきたところで、振り返って今登ってきた白馬岳の山頂方向を撮影したものです。若干、ガスが掛り始めています。
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白馬山荘は、800名収容の巨大山荘ですから、食事も数回に分けて時間指定で頂かなければなりません。食事の順番を待って出発するころには、辺り一面ガスで真白になってしまいました。
出発すると間もなくこの分岐に到着しました。左に下れば、昨日登ってきた大雪渓を下って猿倉に至ります。右に折れると、先ほど白馬岳の山頂からその姿がよく見えた旭岳に至ります。我々は、来た道をまっすぐ進んで、唐松岳(標高2,696m)方向を目指します。
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白馬三山の次なるピークである杓子岳(標高2,812m)を目指して歩いていると、尾根道に隣接してこんな花畑が広がっていました。ガスが濃くなって景色がよく見えませんが、晴れていれば素晴らしい風景であったろうと思いますが.....遠景が見えないないのが残念です。
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杓子岳への登山道は、岩の積み重なったガレ場がずっと続く、とても歩きにくいコースでした。そんな登山道に辟易しながら山頂に着くと、ガスが晴れて、眼下に杓子尾根の姿が見えていました。この尾根の左側に白馬大雪渓があります。この尾根伝いにも登山道があるようですが、初心者が登れるような道ではなく、とても険しそうです。
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杓子岳(標高2,812m)山頂で、お決まりの記念写真です。上空は晴れてきましたが、方向によってはガスが掛っています。この日の日程は、ここから鑓ヶ岳(標高2,903m)に登って、鑓温泉へ下るだけですから、時間的にたっぷり余裕があります。この後、団体さんが登ってきましたから、我々は少し離れたピークでのんびり景色を眺めたり、自然観察することができました。
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杓子岳は岩がゴロゴロしているばかりのように見えましたが、高山植物も観察できました。それよりも、ここでカミキリムシの仲間を観察したのには驚きました。全長30mmくらいありましたから、シラフヒゲナガカミキリの♂の個体になると思います。
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山頂から周囲を観察すると、いろいろな形をした岩山が続いていますが、この岩も動物が頭をもたげているような、面白い形をしているなと思いながら撮影しました。
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杓子岳の山頂から少し下ったところで、振り返って山頂方向を撮影しました。足下は、このように岩がザレた、とても歩きにくい登山道になっています。少しガスが掛っていますが、次第に晴れる方向に向かっているようです。
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杓子岳を下って、杓子沢コルで小休憩です。ここで、振り返って見るとガスが晴れていましたから、スッキリ晴れた白馬岳を撮影することができました。白馬岳の頂上直下には、昨夜宿泊した白馬山荘の長い建物が見えます。
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休憩した杓子沢コルでは、ここでもたくさんの高山植物の写真が撮れましたが、一番目を引いたのはこのセミです。平地で見るセミとはちょっと異なる容姿です。図鑑で調べてみたら、エゾゼミでした。個体により、色彩の変異が多いということでした。
天気も大変よくなってきて、この後、鑓ヶ岳へ登る途中でライチョウを観察することができました。“コーヒー党の野鳥観察”で紹介していますから、是非ご覧ください。
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さて、我々パーティは無事に鑓ヶ岳(標高2,903m)に登頂することができました。お天気も最高です。中央に、今日登ってきた白馬岳(標高2,932m)が聳えていますが、右手前が先ほど登ってきた杓子岳(標高2,812m)です。白馬岳の左側に見えるピークは旭岳(標高2,867m)になります。
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ここでもお決まりの記念写真です。登頂した時には、ここで記念写真を撮る人が順番待ちをしていたような状況でした。我々はこの後、鑓温泉に下るだけだったので、ゆっくりお昼を食べてのんびりした時間を過ごしましたが、食べ終わる頃にはほとんど人がいなくなり、ゆっくり記念写真を撮ることができました。黄色い山頂標記の柱のすぐ脇に白馬岳が見えています。左側の山は旭岳です。
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尾根道を下ってきました。鑓温泉へ下る分岐の標識です。今登ってきた鑓ヶ岳を背景に写真を撮りました。ここからまっすぐ進めば、天狗山荘から不帰嶮(かえらずのけん)を経由して唐沢岳方向ですが、我々はここで左に折れて鑓温泉へと下ります。
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尾根道から鑓温泉へ下った辺りは、大出原といって、ここにも花がたくさん咲いているお花畑があります。この日観察した高山植物は、また次回以降で紹介することにしますから、是非見てください。
大出原の花畑の中に咲いていた、コバイケイソウの花で吸蜜していたのはヒオドシチョウです。
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鑓温泉へ下る登山道から見上げると、雪渓の向こうに鑓ヶ岳から続く南山稜が聳え、青い空に白い雲と夏山の雰囲気満々です。
何だか、このまま下ってしまうのが勿体ないような気がしました。
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下り途中の、大出原のお花畑の風景ですが、ここにはチングルマの大群落がありました。面白いことに、登山道の左側はチングルマの花が咲いているのに、右側は全部そう果(果穂)となって、風になびいているような状況でした。地下を流れる水脈の関係か、単なる個体差なのか、理由は分かりませんが、面白い風景でした。
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だいぶ下ってきたところで、雪渓に隣接するように、今日のお宿である鑓温泉の建物が見えてきました。ここは、日本最高地点に位置する天然温泉です。あの有名な露天風呂に早く浸かって、山旅の疲れを癒したいものです。
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by coffeeto2 | 2013-09-02 06:00 | その他

猿倉から白馬山荘へ@白馬三山

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お早うございます。ここは、白馬岳への登山口にあたる猿倉荘です。
8月10日(土)午前5時50分ですが、既にたくさんの登山者が、ここから次々と出発していきます。
今回は、山の仲間と4名のパーティを組み、これから白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)を縦走して、鑓温泉に浸かってくる予定です。
昨夜は11時に集合して、Kさんのワンボックス・カーで都内を出発しました。夜通し走り続け、夜明け前にはここに到着して、先程まで仮眠をとっていました。これから始まる2泊3日の山行を前に、いやが上にも気持ちが昂ぶってきます。
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この日のコースは、猿倉から白馬大雪渓を登り、白馬岳直下の白馬山荘まで登り詰め、早目に休んで翌朝のご来光遥拝に備えるです。
ガイドブックの標準コースタイムは、猿倉から白馬山荘まで休憩なしで6時間とされていますが、今日の我々の予定は山荘へ入るだけですから、ゆっくりと休憩を取りながら、9時間ほどかけて登りました。
猿倉荘の脇には、白馬岳登山のスタート地点を示す標識が出ています。さあ、頑張りましょう‼
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登山道を登り始めると、すぐに林道と合流し、暫く林道歩きが続きます。合流点から少し登ると、左側に鑓温泉へ登る登山道が分かれています。明後日は、鑓温泉からここへ下ってくることになります。どんな山行になるか、期待が膨らみます。
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猿倉は標高1,230mですが、白馬山荘は2,832mのところにあります。気温は思ったほど涼しくなく、歩き始めるとすぐに汗が流れ始めました。我々パーティは、標高差1,600mほどの登山道を黙々(?)と登り続けます。ただし、途中で高山植物の写真を撮ったり、おやつを食べたりする時間は人一倍多かったと思いますが.....(^^;;
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我々は猿倉を出発してから、1時間ちょっとで白馬尻小屋に到着しました。最初に“おつかれさん!” の文字が出迎えてくれた時は、嬉しかったですね。有難うございます。ここで一息ついて記念写真です。メンバーは、右からKさん、かずとりさん、Iさん、そしてコーヒー党です。
いよいよここから大雪渓に取り掛かかるわけですから、ここで水を1.5リットル補給して登りました。ザックの中のハイドロシステムには、約3リットルのポカリスエットを入れていましたが、コーヒーを淹れたり、ウィスキーの水割りを作ったりするのに欠かせません。でも、この上にも2ヶ所の水場がありましたから、重い思いをしただけになりました。
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ここが白馬大雪渓です。以前から、ここを登ることがひとつの夢でしたから、感慨ひとしおです。大雪渓を登るために持ってきた、10本爪のアイゼンを装着し、両手にトレッキング・ポールを握り、足下を確かめながら一歩一歩足を進めます。
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大雪渓のところどころには、このようにクレパスが大きな口を空けていました。登山コースはこれを避けるように、案内の表示が出されていますから、踏み外さないように先行者に従って慎重に登ります。
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落石注意の看板も見えますが、雪渓の上に落ちている石は、みんな落石によるものです。結構大きな石もあり、音もなく滑り落ちて来ることもあるようですから、下ばかり見ていないで、前にも注意が必要です。
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大雪渓を登攀中に、岩が露出した部分がありました。ここでひとしきり汗を拭き、行動食などを食べながら小休止です。今まで登ってきた雪渓を振り返ってみると、登山者たちが一列になって登ってくるのが分かります。まさに、蟻んこの行列ですね。
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天気はあまり思わしくありません。山の上の方は雲に覆われています。雪渓は、かなりの勾配になって続いていますが、その遥か上の方に、険しい岩峰が露出しているのが見えました。
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ここが大雪渓の終点です。雪渓を通過するのに、白馬尻小屋を出てから2時間半ほどかけて登ってきたことになります。
登山者は皆、雪渓の向こう側に腰を下ろし、一息ついてアイゼンを外したり休憩をとったりしています。
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ここから、白馬山荘に向けて、岩場の急登を登ります。右下に谷川が見えていますが、ほとんど滝と言っていいほどの角度で流れ下っていました。写真の中央やや右側に大きな岩がありますが、ここが岩室跡になります。前方に見える険しい岩山は、杓子尾根を形成する岩峰の一つでしょうか?
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岩室跡のある葱平(ねぶかっぴら)から少し登ったところで、振り返って下の大雪渓を撮影したものです。麓には、白馬村の街並みが見えるはずですが、残念ながら雲に覆われています。雪渓の遥か下の方に、芥子粒のように小さく、一列に行列を作って登ってくる登山者が、蚤の行列のように見えます。
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雲の切れ間から僅かに、ヨーロッパのマッターホルンを彷彿とさせるような尖った岩峰が見えました。すごい岩山だなと思いながらカメラを向けたのですが、北アルプスに来たんだという実感が湧いてきたました。
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かなり登ってきたところで、大きな岩に「お花畑」の文字が描かれていました。確かにこの辺り一帯は、たくさんの高山植物が繁茂して、名実ともにお花畑を形成しています。
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お花畑の中に立てられていた、森林管理局が設置した看板の脇には、標高2,553mと記された標識柱が立っていました。もうだいぶ登ってきたわけですから、白馬山荘まではもう少しです。
この周辺では、とてもたくさんの高山植物の写真を撮影していますが、今回は登ったコースの紹介しかできません。次回から、何回かに分けて紹介していくことにします。
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これは白馬岳のお花畑の風景ですが、とても広い範囲に広がっています。この広大なお花畑の情景は、とても1枚の写真の中に収めきれるものではありません。また、そんな風景を何枚かここで紹介するにも限りがありますから、広大なお花畑の素晴らしさの片鱗でも、感じ取ってもらえれば幸いです。
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急な山の斜面を流れ落ちる谷川の両側にも、たくさんの高山植物が繁茂していました。場所によって、群生する種類もかなり変わります。
また、初めて観察する高山植物もたくさんありましたから、どこを見ても私にとっては宝箱のような場所でした。
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白馬山荘の少し手前に村営頂上宿舎があります。我々はそこに到着すると、まずはビールで乾杯して喉を潤しました。今回は、特に昼食の時間をとったわけではなく、ところどころで行動食をとってきましたから、ここでもおつまみ代わりに行動食のナッツなどを頂きました。
稜線上はかなり気温が低くなっています。ガスっていて遠望が利きませんが、頂上宿舎を出発すると間もなく、今日の目的地である白馬山荘がシルエットのように、山の上のほうに見えてきました。
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これが、本日お世話になる白馬山荘です。ここの収容人員は800人ということで、日本で一番大きな山荘になるようです。今まで何回か山荘に宿泊させてもらいましたが、確かに規模が違います。まるで、山の上のホテルといった感じでした。
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左側の赤茶色の壁の部分が受付場所になります。ここで宿泊の手続きを済ませてから、大部屋へ入りました。右側の大きなガラス窓があるところは、レストランになります。
ここへ入る前に、周辺にライチョウでもいないかと期待しましたが、残念ながらこの日はお休みをとっていたようです。でも、イワヒバリは撮影することができました。
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白馬山荘の周りは、ガスが出て視界が利かなくなっていましたが、夕食の前に山荘周辺を散策すると、遥か下のほうに村営頂上宿舎が霞んで見えました。
明日の夜明けは、白馬岳山頂からご来光を仰ぐ予定です。天候が回復して、晴れてくれることを祈ります。
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by coffeeto2 | 2013-08-27 18:00 | その他

鳴神山に行ってきました。

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山登りにはまりつつあるこの頃ですが、花が見られる山をいろいろ調べていたら、桐生の鳴神山にカッコソウという山野草が、この山限定で咲くことを知りました。これは、是非登って見なければと、5月11日(土)にあしだちの有志を誘って出掛けることにしていましたが、生憎の天気予報となってしまい中止せざるを得ませんでした。しかし、この時期を逃したら来年まで見ることはできません。その翌日はあしだちの定例探鳥会の当日でしたが、一人で足を運んできました。
これは林道を登り詰めて、車を駐車させた登山道入口の風景です。午前6時30分頃に到着した訳ですが、数台止められる駐車場所には既に先着がたくさんいて、空きは1台分しかありませんでした。でも運よく、私の車を駐車させることができました。
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この日は、思いもかけずたくさんの山野草を撮影することができましたから、全てを1回で紹介することはできません。それで、初めは歩いてきたコース紹介と大まかな山野草を紹介して、次回からそれぞれの山野草について紹介することにしたいと思います。これは登山道入口から見上げたところに咲いていたのフジの花です。まるで、山が藤色に染まっているようです。
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登山道の入口で振り返って登ってきた林道方向を撮影したものです。昨日の雨模様とは打って変わって、今日は登山日和に恵まれたようです。
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登山道に入って、最初に出迎えてくれたのがこのウラシマソウです。
浦島太郎が魚を釣るために釣り糸を垂れているように、長いひげを伸ばしています。
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登山道の上にはこのようにフジの花が垂れ下がっていました。花いっぱいの山登りを歓迎してくれるような嬉しい風景です。
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登山道から暫く登っていくと、鳴神山自然探勝路の標識が立っていました。ここまでは割合広い道がありましたが、ここからは細い山道となる探勝路に変わります。
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探勝路に取り付いたところですが、鳴神・吾妻ハイキングコースの標識が出ています。こんな登山道を暫く登っていきます。
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だいぶ登ってきましたが、登山道は次第に岩がゴロゴロするような渓谷の道に変わってきました。
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中間点の標識がありました。天気は良いし、脚は軽やかに進みますから、とても快適な山歩きになりました。
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大きな岩の下に、こんなハルトラノオの花が咲いていました。
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登山道の脇の草むらに、昨夜の雨に濡れたチゴユリの花も観察することができました。
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これはユキザサでしょうか?未だ花が開かず、蕾のままですが、登山道の沢沿いにたくさん見つけることができました。
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ふと前方の岩肌を見ると、大きな穴が開いていました。高さは1メートル弱くらいです。熊が冬眠する穴でしょうか?思わず恐々覗いてみましたが、中には誰もいませんでした。熊はお留守のようでホッとしました。
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沢を登り詰めて、いよいよ、尾根道に続く最後の登りにさしかかりました。新緑の道を辿っていきますが、とても気持ちの良い登りです。
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やっとのことで尾根道に辿り着きました。ここは神社下の肩の広場と呼ばれているところです。カッコソウの群生地は2か所ありますが、南側の群生地はここから2~3分ほど下ったところにありました。
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これが初めて見るカッコソウです。これを見るためにわざわざ出掛けてきた訳ですから、スギの枯葉が散り敷く山の斜面に、ピンク色の綺麗な花が見えた時には感激しました。
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保護されているカッコソウの群生地の脇には、このルイヨウボタンも花を咲かせていました。花は薄緑色をしていてあまり目立ちませんが、これも初夏を彩る山野草の一つです。
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鳴神山の神社に向かってこれは右側の狛犬です。狛犬というよりもオオカミのような姿をしています。
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こちらは向かって左側の狛犬です。奥に見えるのが神社の鳥居です。
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神社の脇を抜けて、さらに山頂を目指す山道に取り付いたところで、このフジスミレの群落がありました。葉が卵形で、独特の白い斑が入るところが特徴です。
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鳴神山は、桐生岳と仁田山岳の双耳峰です。これは山頂のすぐ下にあった標識ですが、高い方の桐生岳の山頂は右へ道をとります。左側に進むと裏の肩と呼ばれている、カッコソウの北側の保護地に至ります。
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山頂直下にはミツバツツジが見事に花を咲かせていました。
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ここが鳴神山(標高980m)の山頂です。昔から信仰の山とされていたようで、いくつもの祠が置かれていました。
ここで偶然ですが、鳴神山愛する会のH会長と出会うことができました。この後、会長の案内でイワカガミの群落やヤマシャクヤクの咲く場所まで連れて行ってもらうことになりました。
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これは、鳴神山の山頂の標識です。この日は、晴れていましたが周囲に雲が広がって遠望が利きません。H会長の話では、ここから日本100名山のうち14座が確認できるということです。東京スカイツリーも見えるようですが、この日は残念ながら雲が広がって見ることはできませんでした。
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山頂に咲いていたヤマツツジです。鳴神山の桐生岳山頂は、360度の展望が開けるところなのですが、残念ながら雲が広がってすべてを見通すことはできませんでした。でもその分、このヤマツツジが色を添えてくれました。
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鳴神山の山頂から遥かに望む上州武尊の山並みです。望遠レンズで撮影しました。
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こちらも、雲が出ていない方向に見えた赤城山の山並みです。一番高いところが一昨年に登った黒檜山でその左側が駒ケ岳しょうか?その左側が去年登った地蔵岳になると思います。
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鳴神山の山頂を後にして、愛する会のH会長に案内してもらって、裏の肩にある北側のカッコソウ群生地に足を運びました。こちらの方が、南側の群生地よりたくさんの花が見られました。文字通り山の斜面が一面ピンク色に染まっているようでした。
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カッコソウは、サクラソウ科に属しますが、この花の形を見るとサクラソウによく似ています。カッコソウについては、後でまとめて紹介しますが、この鳴神山から半径1キロくらいの範囲に限定的に見られる花ということで、世界中でここでしか観察することができません。
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続いてH会長はイワカガミの咲く場所へ案内してくれました。この場所は地図には載っていない山道を歩いていきますが、斜面一面にイワカガミが群生していました。白い花のイワカガミを見るのは初めてでした。これは珍しいです。
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この鳴神山で、ものすごい数のイワカガミが群生しています。それもすべてこんな白い色の花ばかりです。これが全く知られていないのはなぜでしょうか?
ここのイワカガミについては、後日改めて紹介させていただきます。
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その次にH会長が案内してくれたのが、このヤマシャクヤクが咲く場所です。ここには、何株も咲いていましたが、ここも登山道から外れた場所ですから、普通に歩いていては見ることができないと思います。
これも、後日のお楽しみにしておきます。
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登山口に戻ってきました。朝見た時には逆光のフジの花でしたが、この時間帯は順光で撮影できましたから、また彩が見事でした。
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帰りの登山口です。時間がたつにつれて次第に天気が良くなって、この日はとても気分の良い山歩きができました。
たくさん撮影した山野草については、これから写真を整理して、一つづつ紹介していきたいと思いますのでご期待ください。
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by coffeeto2 | 2013-05-20 21:07 | その他