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春の訪れセツブンソウ@調布

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今年は、2月に入って2週連続で大雪に見舞われてしまいました。このため、週末は必ず出掛けている自然観察へ、出掛ける機会を失っておりました。関東地方は、どこもすごい積雪ですから、自然観察どころではありません。でも、季節は着実に春へと進んでいますから、この時期にどうしても見ておきたい春への移ろいを確認したくて、調布市内の公園へ足を運んでみました。
やっぱり咲いていました。まだ雪が残っている環境でしたが、期待していたセツブンソウがとっても元気に花を咲かせてくれていました。
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気温は低くて、10℃以下であったと思います。日影にはまだ雪がたくさん残っている状況でしたが、地面が覗いている環境に、たくさんのセツブンソウが花を咲かせてくれました。
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落ち葉が降り積もっている地面から、たくさんのセツブンソウが花を咲かせてくれました。スプリング・エフェメラルといわれる春先の山野草の代表的な存在です。
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咲き終わると、姿を消してしまうはかない存在です。白い花弁が5枚あるように見えますが、これは萼片ということで、黄色くて頭が丸く見える部分が花弁になるとのことです。
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セツブンソウの三兄弟ですね。固まって、元気に咲いていました。
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紫色の部分が、雄しべの葯になるということです。花が咲き終わると花も葉も、その姿が見えなくなってしまう、はかない存在ですが、それがスプリング・エフェメラルと言われる所以なんでしょうね。
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ここには、とてもたくさんのセツブンソウが群生していました。地面に顔を出した妖精たちが、ここから飛び出して各地に春の訪れを告げてくれるような気がします。
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花の直径は2cmほどです。高さは数cmしかありません。こんな小さな花ですが、春の訪れを告げてくれる、とても嬉しい花ですね。
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by coffeeto2 | 2014-02-24 06:00 | 山野草

冬の向島百花園にて

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向島百花園へ行ってきました。1月中旬のことです。野鳥観察に出掛けて、そこで見つけた動植物を紹介するのがこのブログの目的なのですが、冬真っ盛りのこの時期は紹介できるような対象がなかなか見つかりません。そんな訳で、ここへ行けば何かあるだろうと考えて足を運んでみました。そうしたら、蕾を膨らませたミツマタが見つかりました。
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こちらは、やはり蕾を膨らませていたロウバイです。これだけ膨らんでいれば、あと数日で花を開いてくれるものと思います。この日、咲いている花を見られなかったのは残念でしたが、早春を彩る花の一つですね。
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枝先に、たくさんの蕾を房状に付けていたのはキブシです。これが花開くには、まだもう少し時間が必要だと思います。
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フユザクラが咲いていました。普通は10月~11月頃に咲くものをフユザクラというのだと思います。この時期に咲いているのは早咲きのサクラではなく、咲き遅れたフユザクラになると思います。
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こちらの白い花は、サザンカです。ツバキの花と区別がつきませんが、この花にはサザンカという名札がついていたから、間違いないでしょう。(^_^;;
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この樹には、ナシという名札がついていました。なるほど確かに実がついていますが、これがナシの実なのでしょうか?
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こちらはツバキの花になります。寒さ真っ盛りの中で咲いていますから、まさに寒椿というところでしょう。
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花が咲いた後に残ったカラをたくさんつけていたのはフヨウです。この殻の中には、毛のついた小さい実がたくさん入っている筈です。
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樹木や山野草を求めて歩いていた冬の向島百花園ですが、足下にキジバトが歩いていました。
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小低木に、こんな赤い花が咲いていました。これはボケの花です。中国原産で、平安時代に我が国へもたらされたということです。
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これはモクレンの蕾です。色は薄いクリーム色で、蕾の表面には、軟毛がびっしりと生えています。これも、中国原産の樹木になるようです。
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寒い日でしたが、柔らかい日差しを浴びて、フクジュソウが黄色い蕾を膨らませていました。黄色い花弁を覗かせていたのはこの一輪だけで、他はまだまだ蕾のような芽を出したばかりです。後、1~2週間もすればきっと満開になると思います。
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スイセンは、今が盛りとばかりに花を咲かせていました。この株は、見事に花を咲き揃えていました。背景から浮き上がらせるため、少し離れたところから、望遠レンズで撮影してみました。
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アセビの蕾もずいぶん大きく膨らんでいました。11月頃から花芽が伸び出してくるようですが、これだけ膨らんでくれば、花を咲かせるのも間もなくだと思います。
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葉の上に、赤い実をたくさんつけているこの樹はセンリョウです。よく似たマンリョウは、葉の下に赤い実を付けます。千両より万両の方が重いので、葉の下に実を付けるということでしょうか。
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by coffeeto2 | 2014-01-27 06:00 | その他

冬の神代植物園にて

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1月13日(月)は成人の日の祝日で、1月11日(土)~13日(月)までが今年最初の三連休でした。野鳥写真の知り合いから、九十九里浜にアラナミキンクロとの情報を頂き、連休初日に出掛けてきました。このところ、野鳥写真の撮影にかなりの成果が上がっていましたが、自然観察のブログで紹介するネタがなくなっていました。このため二日目以降の予定をどうしようかと思案の末、自然観察のブログに投稿するネタを撮影する目的で、もしかしたらロウバイの花が咲き始めているかもしれないと思い、神代植物園へ行ってみることにしました。
残念ながら、ロウバイはまだ蕾のままでしたが、これは、植物園のうめ園で咲き始めていたウメの花です。
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ウメの樹は殆どが蕾のままで、花が咲いていたのはほんの数本だけでした。それも陽当たりの良い枝先だけでしたから、開いている花を捜し歩くような状況でした。でも、ほんの数輪でも花が開いていると嬉しくなって撮影してきました。
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スイセンの花も咲き始めていました。やはり、陽当たりの良い場所から順に開花しているようです。ここでは、ほんのりとした冬の陽射しを浴びて、綺麗な姿を見せてくれました。
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私がまだ学生だった頃、ブラザース・フォーの “七つの水仙” (Seven Daffodils) という曲がありました。その頃は、スイセンがどんな花であるのかよく知らず、ただそのメロディを聞いて、ハーモニーの素晴らしさに酔いしれていたのが懐かしい思い出です。
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すっきりと晴れた青空の下、リボン状の黄色い花弁を、さあこれから広げようとしているこれは、マンサクの花です。ほとんどが蕾のままでしたが、この枝先だけが開花していました。
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調布駅から三鷹行のバスに乗り、深大寺入口で下車して、はじめに深大寺へお参りしてから神代植物公園に入りました。園内を巡ってから神代小橋を渡り、つばき・さざんか園へ行くと、真紅の花がたくさん咲いていました。
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これは、ツバキになるのかサザンカになるのか、その違いがよく分かりません。以前、識別ポイントを調べてみたこともあったのですが、実際に見るとゼ~ンゼン分かりません。
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園内のつつじ園の脇に、この黄色い実をたくさんつけた大きな樹が目につきました。根元にあった看板を見ると、これはタチバナの樹でした。伊豆半島以西に自生しているようです。
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この実を見ると、普通のミカンと全く同じようですが、大きさはかなり小さいですね。図鑑を見ると、「果肉は苦くて酸っぱく、食用には向かない。」と解説されていましたから、現地で味わってみなくて正解でした。
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これは、ウバユリの果穂です。花は夏の時期の7~8月頃に咲きますが、昨年咲いた花の果穂がまだ残っていました。
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大きなヒマラヤスギの樹がありましたが、その下に「ヒマラヤスギに実がついているよ!!」と看板が出ていました。見上げると、直径10㎝前後もある大きな実が見つかりました。
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今まで、ヒマラヤスギにこんなに大きな実がつくことは知りませんでした。落ちる時は、カラが1枚1枚はがれて、中心部に鉛筆のような芯だけが残ります。
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赤い実を房状にたくさんつけている木がありました。これは、深大寺の境内で撮影したものです。樹名の看板が出ていませんでしたが、イイギリではないかと思います。
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望遠レンズでアップにして撮影したものです。赤い実がたわわについていますが、樹に咲く花の図鑑を見ると、「野鳥たちの冬の間の貴重な餌になる。」と解説されていました。....そのわりには、あまり食べられていないようですが....
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こちらは、マンリョウです。同じ仲間のセンリョウは赤い実を葉の上に付けますが、マンリョウは葉の下に付けるところが異なります。植物園をいったん出た後、深大寺の前を抜けて水生植物園へ移動し、深大寺城跡周辺を散策している時に見つけました。
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神代植物公園の芝生広場の真ん中に咲いていたパンパスグラスの大きな群です。花穂の先端は3mくらいはあると思います。南米原産で、明治時代に我が国へ入ってきた外来種ということです。シロガネヨシという和名がついていました。
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園内を散策していると、うめ園の脇にこの黄色い花が咲いていました。レンギョウの花になると思います。この花はサクラが咲くころに満開になるという印象がありますから、これはとても早咲きだと思います。
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春先に咲く花は、このレンギョウのほかに、ロウバイやマンサクなど黄色い色の花が多いですね。そんな春先を彩る花が間もなく盛りを迎えます。待ち遠しいですね。
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半ば開きかけた果実は、白い綿状の繊毛に覆われて、中に小さい種子がたくさん詰まっていました。フヨウの果実ですが、果皮は熟し切るとこのように5裂します。
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フヨウの果実はこんなに沢山ついていたんですよ。ちょっとしたデコレーションいみたいで、良い被写体となってくれました。種子にも毛が生えているというのが面白いですね。
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by coffeeto2 | 2014-01-20 06:00 | その他

大門ダムにて@北杜

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お正月の9連休を利用して、スノーハイクをしながら自然観察をしてこようと、清里へ出掛けてきました。スノーハイクを楽しんだキープ牧場周辺は標高1,400mほどで、そこそこの積雪もありました。野鳥観察のポイントでもある大門ダム周辺の様子も見てこようと立ち寄ってみましたが、ダム周辺の標高は900m前後ですが、この辺りに積雪は殆ど認められません。500mの標高差で、積雪の状態が全く違っています。
早朝の陽が射し始めたばかりの時間帯ですが、ダム湖の湖面越しに南アルプスの山並みを撮影してみました。
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大門ダムの管理所の前から、ダムの全景を撮影したものです。そんなに大きなダムではありません。早朝でしたから、誰もいないでひっそりしていました。
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気温はマイナス6~7度くらいで、とても冷え込んでいました。ダム周辺に野鳥はいないかとカメラを担いで少し歩いてみました。ベニマシコやハギマシコでも見られたらとちょっと期待したのですが、ススキの原で見られたのはホオジロでした。
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ススキの穂先に留まったホオジロが、くちばしでその穂の1本を咥えています。きっと、花が咲いた後に小さな実が付いているのでしょう。
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暫く観察してみましたが、ここのススキの原では、ホオジロのほかに篭脱けのガビチョウが数羽の群れで飛び回っていました。外来種ですが、清里周辺まで繁殖域を拡大しているんですね。
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これは、ダム湖のすぐ下で撮影したアルプスの山並みです。この山は、甲斐駒ケ岳(標高2,966m)になると思います。その後ろに隠れて見えない仙丈ケ岳(標高3、033m)とともに、いつかは登ってみたい山です。
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甲斐駒ケ岳の左側には、鳳凰三山....地蔵ヶ岳(標高2,764m)、観音ヶ岳(標高2,840m)、薬師ヶ岳(標高2,780m)....の山並みが続いていました。その右側に見える白い山が、富士山に次いで日本で2番目に高い北岳(標高3,192m)です。
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ダムの管理所から湖面を撮影したものですが、朝日の当たり始めたあの山肌辺りが野鳥観察に向いているのかなと思い、足を延ばしてみることにしました。
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足を延ばしたダム湖脇の山肌で、温かい朝日を浴びてジョウビタキがヒッ、ヒッ、ヒッと鳴き声を立てていました。逆光でしたが、証拠写真として撮影してきました。
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そのジョウビタキを、何とか順光側に回り込んで撮影しようと試みたのですが、これ以上は回り込むことができません。残念ですが、こんな感じの写真しか撮影することができませんでした。
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ダム湖の上流側から振り返って見た甲斐駒ケ岳の勇姿です。右側に見える、陽の当たっている建物が大門ダムの管理所です。
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これもダム湖の上流側から撮影した写真ですが、中央に写っている白い山が北岳で、その左側に鳳凰三山の山並みが続いています。
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by coffeeto2 | 2014-01-12 06:00 | その他

嶺公園にて@前橋

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季節はすっかり冬の陽気に包まれて、北の国から渡ってくる冬鳥達の顔ぶれが揃ってきたようです。雪が降る前に新潟県へ遠征して、ハクガンやオオヒシクイを見てくることを楽しみにしていました。でも、12月14日〜15日にかけて、北日本では大雪に見舞われてしまい、予定を見直さなければなりません。どうしようか迷ってしまいましたが、冬の小鳥達を観察しようと、赤城山の麓にある嶺公園へ行くことにしました。
これは、途中の道路沿いから見た、赤城山の山並みです。
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丘の上に登ると、こんな松林がありました。三角形に綺麗に並んだ姿に見惚れて、カメラを向けました。
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嶺公園は、赤城山の山麓に造られた霊園ですが、このような自然の姿もそのまま残っていますから、野鳥観察にはよい環境であると思います。この辺りではもう少し寒くなると、ミヤマホオジロが見られることもあるようです。
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谷筋から池へ流れ込むこの場所には、木道が設置されており、歩き易い遊歩道が整備されていました。ただ、藪が綺麗に刈り払われていますから、野鳥にとってはあまり居心地の良い環境ではないかもしれません。
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公園内の谷筋には、ミズバショウの群生地があります。散策しながら様子を見に行ったところ、落ち葉がビッシリと降り積もった中に、こんな若芽が顔を出していました。まだ12月というのに、寒さの中、随分早い芽生えです。
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おそらくこれがミズバショウの若芽であろうと思いますが、....確認したわけではないので....3月下旬にはあの見事な花を咲かせてくれるのでしょうから、今からその準備を進めているものと思います。
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向こう側に見えるのは、榛名山の山並みです。朝日が昇ってきたところで正面から光線を受け、素晴らしい眺めを見せてくれました。
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散策路を歩くと、すぐ脇にこんな黄色い花が咲いていました。ニガナの仲間の山野草であるということは分かりますが、季節はもう冬だというのに、花を咲かせてくれています。何という名前か分からないまま、何時ものように取り敢えず写真に撮って、後から調べてみることにしました。
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図鑑を見ながらゆっくり調べれば、名前はすぐに分かると思っていたのですが、ニガナやジシバリは春先の花ですから、この時期に咲くのはちょっと違うように思えます。でも、タンポポやホトケノザもこの時期にみられることもありますから、間違いでもない気がするのですが....
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近くには、このように白い綿毛を付けていました。タンポポのように、綿毛を風に飛ばせるような状況ではありませんが、これも種類を特定するのに役立つだろうと思い、撮影してきました。
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この辺りの藪の中に、ベニマシコがよく採餌に来てくれるようです。この日は、残念ながら見ることは出来ませんでしたが、ホオジロやカシラダカを始め、カオジロガビチョウなど、たくさんの鳥を観察することができました。
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この花も、散策路の脇に咲いているのを観察することができました。センダングサの仲間であろうと思いましたが、やはり名前が分かりません。これも写真に撮って、後からゆっくり調べてみることにしました。
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花の中央に黄色い頭花がありますが、その周りに白い花弁が5弁付いています。図鑑で確認したところ、シロノセンダングサであると思いますが、ちょっと自信がありません。
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シロノセンダングサの花期は9~11月ということですから、12月に咲いていてもおかしくないと思いました。全体の姿はコセンダングサによく似ているとのことですが、頭花には白色の舌状花が4~7個あるとされていますから、ほぼ間違いないと思います。
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by coffeeto2 | 2013-12-21 06:00 | その他

初冬の植物たち@奥日光

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12月も中旬になりましたから、街中ではあちらにもこちらにも、クリスマスのデコレーションが目に付くようになりました。今年もいよいよ押し詰まってきて、新しい年のスタートに向けて、カウントダウンが始まったようにも思えます。
12月の第二週は、奥日光の戦場ヶ原へ野鳥観察に行ってきました。もうすっかり冬枯れの原野になっていて、山野草観察は望むべくもありませんが、中禅寺湖に流れ込む川の中には、バイカモの花が咲いていました。
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周りはすっかり冬景色ですから、川の中でも花が咲いていると嬉しくなってしまいます。すぐにカメラに収めようと思うのですが、水の流れにユラユラ揺れるバイカモの花を撮影するのは、水面の波立ちで乱反射する光線の影響もあって、とても写しにくい対象でした。
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竜頭の滝を流れ落ちた水は、菖蒲が浜のキャンプ場の脇を抜けて、中禅寺湖に流れ込むわけですが、澄んだ川の中には、たくさんのバイカモが繁茂していました。この川でしばらく観察していたら、カワセミ、カワガラス、ミソサザイのほか、キバシリ、ゴジュウカラ、コガラなどの野鳥がたくさん観察できました。うまくすれば、オオワシが飛翔する姿を見ることもできますから、観察ポイントとしては良い場所であると思います。
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赤沼から戦場ヶ原を抜けて湯滝へ至る木道を歩くと、すぐにズミの林に入ります。ズミはコナシとも呼ばれますが、春先には白い花をたくさん咲かせて、素晴らしい景色を見せてくれますね。そんな風景を見に行くだけでも、足を運ぶ価値があると思うのですが、今はすっかり葉が落ちて寂しい風景です。萎れた実がたくさん付いていました。
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こんなズミの実ですが、この実が冬の間は野鳥たちの貴重な食料源になっています。今回も、ツグミなどが飛来して啄ばんでいました。昨年はこの実を食べに飛来したレンジャクの群れを、間近に撮影することができました。とても神々しい姿をしていて、感動すら覚えました。今年もそんな姿を期待していたのですが....再会できずに残念でした。
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前夜に降った雪で、戦場ヶ原はうっすらと雪化粧をしていました。木道を歩くと周囲のクマザサの原も雪をまとっていましたが、この雪も、昼過ぎには消えてしまいました。でも、もう間もなく全て深い雪の下に埋もれてしまうことでしょう。
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木道を歩いていると、瑞々しくて、房状に生った赤い実が遠くからもよく目立ちました。これは、ナナカマドの実でしょうか?すっかり葉が落ちてしまい、枝先に実だけしかありませんから、種類を特定するのは難しいですね。
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上で紹介したズミの実は、すっかり萎れた姿になっていましたが、それに比べるとこの実は、とても瑞々しい状態で残っていました。野鳥にとっては、こちらの方が餌としては美味しそうに思えるのですが、....現地で食べ比べをした訳ではありませんから、実態不明です。(^^;;
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菖蒲が浜から見上げる男体山の姿です。もしかしたら、オオワシが飛翔する姿が見られるかもしれないと思い、帰りがけにちょっと立ち寄ってみました。今年は、オオワシが1個体、オジロワシが2個体確認されているとのことですが、ここでは確認することができませんでした。上空を舞っている鳥がいますが、オオワシではありません。....ただのカラスでした。悪しからず(_ _).。o○
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オオワシの出現を期待して、暫く舞っていた菖蒲が浜の岸辺近くに、こんな赤い実が生っていました。戦場ヶ原で見てきたズミとも違うし、ナナカマドとも違うようです。図鑑で確認すると、コバノガマズミが一番近いように思うのですが、如何なものでしょうか....?
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赤い実をアップで撮影したものです。ズミと同じように、かなり萎れているのが分かります。きっと、この実も野鳥たちの貴重な食料源になってくれるものと思います。
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by coffeeto2 | 2013-12-13 06:00

秋の公園の花とチョウ@さいたま

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だいぶ寒い日が続くようになってまいりました。夏が暑かった年は、冬の寒さも厳しくなると聞いていますが、果たしてこの冬はどうなるのでしょうか?そんな冬の訪れを前に、河川敷の公園でカシラダカやベニマシコなど、冬の小鳥類を見てきたいと思いました。
日曜日は家の用事を済ませてから、少しゆっくり目に出掛けてきました。公園に着いて、葦原に沿って少し歩いて見たのですが、鳥の出具合はあまり芳しくありません。今日は、ちょっと外したかな?...と、思いながら、少し肩を落としかけたていたところ、知り合いからヘラサギ情報が入りました。....こんなときの情報は、本当に有難いものです。...場所も近いから、取り敢えず写真を撮っておきましょうと、車で移動してきました。でも、午後は他に行く当てもなかったので、また元の公園に戻って自然観察をしてきました。
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林縁の木漏れ日を浴びて、白い花を咲かせいるキク科の花がありました。この仲間は、皆同じような外形ですから、種類を特定するのが難しいですね。分からないなりにも図鑑を繰ってみると、ノコンギクではないかと思えるのですが、如何でしょうか?
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春の草花が萌え出す時期に比べると、この時期は実りの秋を経て、冬枯れの季節へ向かうところです。昼の時間もだんだん短くなってしまいますから、心なしか寂しさを感じてしまいます。でも、そんな中でもこうした花たちの可憐な姿が、目を楽しませてくれました。
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こちらは、花茎に沿ってピンク色の花をたくさん咲かせていたイヌタデです。あまり大きな群生ではありませんが、少し固まって咲いていました。これも、秋の野原を彩る山野草の一つです。
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イヌタデのピンクの花は、初夏の頃から初冬の時期まで、とても長い期間、目にすることができます。昔の子供たちのままごと遊びでは、このピンク色の花が摘まれて、アカマンマとして利用されていました。
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これもキクの仲間ですが、とても小さい花をたくさん咲かせていました。ハキダメギクという名前が付けられていますが、あまり良い名前とはいえません。ほかの菊は立派な花を咲かせていますが、これは掃き溜めの中に捨てられるような、小さな花しか咲かせないからこんな名前になってしまったのでしょうか?....ちょっと可哀想な命名です。
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ハキダメギクの花の部分をアップで撮影してみましたが、突起が三つづつある白い花弁が5枚で間が抜けていますから、歯の欠けたキクの花のようにも、勲章の飾りのようにも見えます。
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公園内には、陽だまりを舞い飛ぶチョウもたくさん観察できました。これは、シジミチョウの仲間のベニシジミです。時々、日当たりの良い葉の上などに留まって、日向ぼっこしてるようでした。
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ベニシジミについて図鑑を確認すると、年間数回発生するとのことで、3月下旬から11月まで観察できる期間はとても長いようです。幼虫で越冬すると解説されていました。幼虫の食草はスイバやギシギシなどタデ科の植物になるようです。
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ここでは、このヤマトシジミもたくさん観察できました。ベニシジミよりたくさんいたかもわかりません。日溜まりの葉の上に休んだところを撮影できましたが、翅の表面は褐色味のある明るい水色ですから、これは♂の個体であると思います。
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ヤマトシジミは、年間5~6回出現するとのことで、3月~12月までベニシジミより長い期間観察できます。幼虫は、カタバミを食草としています。翅の黒い縁取りは、夏型では太くなるようですが、春型と秋型は細いとのことでした。
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by coffeeto2 | 2013-12-03 06:00 | その他

木の実・草の実@さいたま

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今月は、土曜日が5回もありますから、週末を楽しみに待っている身としては、とても嬉しい月になります(^o^)v....でも、よく考えてみればその分、前後の月で土曜日が少なくなっているわけですから、手放しで喜んでもいられません。
11月23日の土曜日は、東京都の震災総合訓練があって参加してきましたから、週末利用の遠出ができません。でも、遠征しなくても自然観察はできますから、日曜日に郊外の公園を、ノンビリと散策してくることにしました。季節は秋から冬に移りかけていますが、公園内の樹木が赤や黄色に染まって、彩りも美しくなっていました。
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散策路を歩くと、脇の茂みの中など、至るところに赤くて小さい実が生っていました。バラ科のつる性低木である、ノイバラの実になります。木によっては、とてもたくさんの実を付けていました。
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花の時期には、5弁の白い花をたくさん咲かせて彩りを添えてくれるノイバラですが、花の後もこうして赤い実を結んで目を楽しませてくれます。でも、それより大事なのは、野鳥たちに餌として、この赤い実を提供してくれるところです。
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草むらに入ると、こんなのが群生していました。小さい実をいっぱいつけたイノコズチです。服にビッシリと纏わり付いてくる、あのヒッツキムシの正体ですね。これを見つけると、近づかないように避けて歩くのですが、気が付けばズボンにいっばいお土産を貰ってしまいます。
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陽だまりの草むらに、赤い実が一つ輝いていました。実の直径が1cmほどのヘビイチゴです。あたりを探しても、これ一つしか見つかりませんでしたが、ツヤツヤした実がよく目立っていました。
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川沿いの茂みや、金網フェンスに沿った植え込みなどに、この褐色の実がたくさん生っていました。少し地味な色合いの実ですが、ツヤがあって日が当たると輝きを増します。これは、ヘクソカズラの実になります。
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ヘクソカズラは、花の時期には白とピンクの筒状の可愛い花を咲かせますが、独特の臭いがあることで、有り難くない名前をいただいています。でも、この実も野鳥たちには貴重な食料源となるようです。
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こんなに大きくて赤い実が生っていました。カラスウリの実です。
大きさは、5cmはあります。他の実に比べると、かなり大きいですから、果実といったほうが当たっていると思えるくらい立派な実です....残念ながら、この実は野鳥の餌とはなっていないようですが....。
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土手の上の道から葦原を見下ろすと、オレンジ色の実をたわわに付けた木が、とても良く目立ちます。野鳥たちの餌となる、赤いピラカンサと同じような姿をしています。ピラカンサはよく目にしますが、これは同じバラ科トキワサンザシ属の仲間の、タチバナモドキであるようです。
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ピラカンサは赤い実であるというイメージが強いのですが、このタチバナモドキは、みかんの仲間の橘と色合いが似ているところから、この名前が付けられたようです。たくさん並んだ実の中に、白い花弁の可愛い花が一輪だけ咲いていました。
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by coffeeto2 | 2013-11-29 06:00 | 山野草

秋の山野草@茨城

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都内では、朝方の気温が10℃を下回るようになり、だいぶ寒くなってきました。コートが必要な陽気ですから、秋から冬に移行したことを実感しています。
各地から、雪の便りも届くようになったこの時期の自然観察は、何処へ行くのが良いか悩みどころです。まだ紅葉が残っている場所で、蝶や山野草も観察出来たら嬉しいと思いながら、...閃いたのは、茨城県内のなだらかな山野を歩いて来ることでした。
牧場から続く山道を歩いていると、狙いどおり、陽だまりの草むらの中に、リンドウの花を見つけることができました。
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こちらは、二つの蕾が仲良く並んでいます。まだまだ、小さい秋が残っていたと、喜んでカメラを向けてみました。でも、撮影した写真を確認すると、右側の蕾の先端付近が、やや褐色ががっていました。蕾のまま枯れ始めている?...そんな事はありませんよね。きっと、これから綺麗な花を咲かせてくれるものと思います。
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地面を這うように伸びたつる性の花茎の先で、紫色の立派な花を咲かせていました。やはり、日当たりの良い場所でした。今の時期に、元気良く花を咲かせるためには、太陽の恵みを少しでも多く受けられる場所に、限られてしまうようです。
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草原の中にアザミの花を見つけました。花が少なくなる時期ですから、こんなピンクの花が咲いていると、遠くからでも良く目立ちます。秋の柔らかい陽射しを浴びて、トゲトゲの葉も心なしか柔らかくなっているように感じてしまいました。
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このアザミは、直立して花を咲かせていることと、花の咲く時期的なことに着目して、モリアザミかヒメアザミではないかと思います。でも、確信はありませんから全く違う種類であるかもしれません。
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下草が刈られた山の斜面に、白い花を咲かせている山野草が目につきました。高さは20cmほどしかありませんが、葉の形と5弁の小さい花の形からセリの仲間であろうことは分かりますが、特定ができません。
ヤマゼリではないかと思いますが、違っていたら教えてください。
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小さい花ですが、5弁の花弁を広げて、複数散形状花序を形作っています。
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この黄色い花をたくさんつけているのは、キク科のヤクシソウです。これも秋を彩る山野草の一つですが、割合日当たりの良い場所に、たくさん生えていました。実際、日陰になる部分には、全く生育していませんから、太陽の恵みがそのまま表現されています。
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ヤクシソウの花は、直径が1.5cmほどですが、ニガナとよく似た花の形をしています。花が終わった後の頭花は、下向きに垂れ下がって、房状に見えます。
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by coffeeto2 | 2013-11-24 06:00 | 山野草

男体山の秋景色

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11月の三連休を利用して、奥日光へ自然観察に出掛けてきましたが、その初日に男体山(標高2,486m)に登った記録については、前回紹介させていただきました。登り始めたばかりの時、朝日に輝く紅葉がとても綺麗だったので、登山の記録とともにそんな秋の風景も是非紹介したいと思って、できる限りカメラに収めてきました。
今回は、紅葉を中心に男体山で撮影した写真を紹介したいと思います。紅葉といっても黄色く色づいたカラマツの黄葉の方が中心であったと思いますが、抜けるような青空と、紅葉、シラカバと緑も少し残っていて、その彩りに眼をひかれ、思わずカメラを向けました。
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こちらは正に紅葉です。シラカバと、緑の残ったマツと黄葉のカラマツも見えますね。でも、こうして横から撮影すると、男体山の斜面がいかに急であったかお分かり頂けると思います。ほぼ山頂まで、こんな角度で山道が続いていました。
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ここも彩がとても綺麗でした。黄葉、紅葉、シラカバ、緑と青空の組み合わせが絶妙です。暫く見とれてしまうような風景でした。また、光線の当たり具合も、朝日が昇り始めてまだあまり時間が経っていないときでしたから、そんなに強烈な光線ではありませんでしたから、程よいバランスであったと思います。
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ここでは、山の斜面に伸び伸びと黄葉を広げたこの樹が、とてもよく目立っていました。バックの白樺と青空の背景も美しくて、脚を停めてしばし見とれてしまった場所になります。
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カラマツで色づいた斜面の向こうに中禅寺湖がありますが、雲海が広がりはじめてきましたから、見ることができません。その向こうの山並みが浮かび上がって、これもまた目を見張る美しい景色でした。
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こちらは紅葉ではありませんが、青空と緑の葉を背景に、赤い実をつけている樹がありました。葉が枯れてしまっていますから、よく分かりませんがナナカマドでしょうか?赤い実だけでも、とてもよく自己主張していました。
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男体山の八合目から九合目くらいまで登ってきましたが、周囲の植相がだいぶ変わってきました。モミかシラビソと思われる、針葉樹が樹林帯を構成しています。亜高山帯独特の風景ですね。遥か下の方に、湯の湖が見えます。あの谷筋を登って行ったところが金精峠になるのでしょう。
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振り返って見ると、後ろ側には中禅寺湖が横たわっていました。先ほどまで広がっていた雲海は既に綺麗に晴れ渡り、見通しが利くようになりました。右奥の平らな部分が千手ヶ浜になると思います。
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この写真は、下山途中に撮影したものですが、登りの時に紅葉が綺麗で感動した、同じ林道周辺で撮影したものです。登りと違ってみる角度が違いますから、また景色が彩りよく見えました。
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林道脇のササ藪の根元に、白い花弁のキクの仲間が1輪だけ咲いていました。長い花茎の先に頭花を咲かせていますが、根元にとても細い針形の葉が固まって付いていました。またまた名前が分かりません。ヤマジノギク、ホソバノギク、ホソバコンギクと候補は上がりますが、分かる方が居たら教えてください。
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by coffeeto2 | 2013-11-11 06:00 | その他