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キンミズヒキとコウヤボウキ@三毳山

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暦の上では、9月になりました。旧暦では「8月葉月、9月長月、10月神無月」とされ、今月は長月に当たります。ネットでその由来を確認すると、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力とありました。
予約投稿でこのブログの記事を書いていますが、先ほど夕食の前に外に出て、「中秋の名月」を観察してきました。名月を愛でるのは、まさにこの時期になりますから、夜が長い月であるということが頷けます。
私は、中学から高校時代にかけて、星座図鑑や天体望遠鏡を購入し、天体観察に夢中になっている時期がありましたが、今では落ち着いて月を眺めたり、星を見ることも無くなってしまいました。
その代わり、最近では自然観察が新たな趣味となっているわけですが、天体観察と違って、この趣味では毎日寝不足にならずに済んでいます。
黄色い満月ではないですが、今回は三毳山で撮影した、黄色いキンミズヒキの花を紹介します。
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キンミズヒキは、バラ科に属する多年草ということで、花の大きさは1cmに満たない小さな花ですが、5枚の黄色い花弁を持つ花を、茎に沿っていくつも咲かせる、総状花序を形成します。また、花が終わった後の実は、衣服などに張り付く、いわゆるクッツキムシの一つになるようです。
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三毳山へ足を運んだのは、残暑も厳しい9月7日(土)のことです。この日、色々な山野草を観察しましたが、たくさんのチョウの仲間のほかに、センニンソウ、ツルボ、シラヤマギクなど、多くの花に飛来しているハナアブの仲間も観察し、写真に撮影することができました。
このキンミズヒキの花にも、もちろん吸蜜するために飛来していました。ここで撮影したハナアブの仲間は、腹部の模様の特徴などから、ホソヒラタアブであると思います。
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さて、こちらは青竜ヶ岳から中岳へ向けて散策路を歩いている途中に観察したコウヤボウキの花です。総苞片は、うろこ状になっているのがよく分かります。
高野山で、この茎を束ねて箒の材料としたことからこの名前が付けられたということです。私は、そんな箒はないと思っていたのですが、実は国立博物館にも収蔵されているということを、ネット検索で知りました。
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コウヤボウキはキク科に属する小低木です。この枝の葉は縁には鋸歯が認められず、卵形で互生していています。これは、本年枝(1年目の枝)に付いている葉になるということが図鑑の解説にありました。また、葉には伏毛があるということでした。
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こちらの枝の葉は、浅い鋸歯があるうえ、上の写真の1年枝の葉より、ずいぶん大きいことが分かりますね。これは、2年枝(2年目の枝)につく葉であろうと思ったのですが、
>コウヤボウキ2年目というのは花は咲かないようなので、もしかしたらカシワバハグマではありませんか?
と教えていただきました。
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by coffeeto2 | 2013-09-22 06:00 | 山野草

マルバシモツケとコメツツジ@女峰山

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奥日光の女峰山に登ってきましたが、その途中でこのマルバシモツケの花を観察することができました。直径が1cmに満たない小さい花をたくさん咲かせていますが、図鑑によればこれを複散房花序というのだそうです。
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シャクナゲの葉の間から、たくさんのマルバシモツケが頭をもたげて花を咲かせていました。女峰山に登山したのは7月14日(日)でしたが、天候に恵まれず時折雨が降るような状況でしたが、お陰で雨粒をたくさんつけて、瑞々しい状態で撮影することができました。
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こちらは、今まさに花開こうと蕾を膨らませているところです。名前の由来となっている丸い葉の形がよく分かります。
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この花は、女峰山の山頂直下で撮影したものですが、とても小さい花で、花冠は数mm程度の大きさです。オレンジ色の雄しべがとてもよく目立ちます。
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コメツツジの名前は、小さくて白い花を米粒に見立てて付けられたようです。普通のツツジと比較しても、その葉は小ぶりであると思いますが、花の大きさはその葉と比べても、同じかそれよりやや小さい感じです。
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コメツツジは、山地から亜高山帯の岩場などに生育する落葉または半常緑低木ということですが、大きくなるものは2メートルほどにもなると解説されていました。
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by coffeeto2 | 2013-08-02 21:24 | 高山植物

チョウノスケソウ@八ヶ岳

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山の仲間(登友会)の月例登山で、八ヶ岳の縦走に出掛けたのが7月6日(土)~7日(日)でしたが、両日とも稜線上は濃い霧(ガス)と歩くことも困難なほどの強風でした。でも、そんな環境でもたくさんの高山植物達が待っていてくれました。これは、小判のような形をした葉が密生しているところが特徴であるチョウノスケソウです。
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チョウノスケソウはバラ科に属するとのことです。白い花弁に囲まれた、黄色い雄しべがよく目立ちます。花の直径は2~2.5cmですが、花弁が8枚以上あります。通常バラ科の花弁は5枚とされていますから、異色の存在です。
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険しい岩峰が続く稜線上で、岩肌にへばりつくように生育していました。この日は、周囲はガスで真っ白で、強風に耐えながら、岩だらけの足下ばかりを見て歩いていましたから、このチョウノスケソウの花に気持ちが和らぎました。
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チョウノスケソウはバラ科の落葉矮性低木で、ちょっと変わったこの名前は、発見者である須川長之助の名前にちなんで、つけられたということです。
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大きな岩が丸々と、チョウノスケソウで覆われていました。見事なほどの群生でした。
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by coffeeto2 | 2013-07-13 18:00 | 山野草

春の臨海公園で自然観察してきました。

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4月14日(日)は、山の仲間と奥多摩の鷹巣山へ登る約束をしていましたから、その前日の13日(土)はいろいろ思案を巡らせて、葛西臨海公園へ出掛けてみることにしました。お目当ては、渡り途中の夏鳥などでしたが、園内ではたくさんの花々を観察することができました。まず初めは、公園のいたるところに黄色い花を咲かせていたこのタンポポです。萼片が反り返っていましたから、セイヨウタンポポになります。
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明るい草原で翅を休めていたのはベニシジミでした。前翅の外縁の黒褐色の縁取りが太めであることと、後翅の後縁にオレンジ色の斑が大きく出ていること、水色の小斑が認められないことから、ベニシジミの♀の個体になると思います。
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芝生の中に青紫色の綺麗な花を咲かせていたのはハナニラでした。
広い芝生の中に、たった1輪だけ花を咲かせていましたから、遠目にもとてもよく目立つ存在でした。ハナニラ2
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園内を歩いていると、東屋のすぐ脇にハナニラの群生がありました。
ここでも近寄ってアップで撮影してみましたが、春先にはあちらこちらでよく目立つ花であると思います。
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紅い花をたわわに付けていたのはセイヨウシャクナゲです。シャクナゲは元々の原産地は、ヒマラヤであるとされていますが、これはヨーロッパで品種改良されたものになるようです。
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草むらで、小さくて白い花を咲かせていたのは外来種のオランダミミナグサです。花弁は5枚ありますが、その先端が深く切れ込んでいるところが特徴です。
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公園のあちらこちらでは、ヒメオドリコソウの群落も観察することができました。これも、明治時代の中期に我が国へ渡来した外来種になるとのことです。踊り子に例えられる唇形花をつけた、春先に花をつけるとても可愛い存在です。上部の葉は赤紫色を帯びています。
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葉にたくさんのトゲトゲがあるこの花はオニノゲシでしょうか?
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植込みに植栽されているのが、このドウダンツツジです。
公園のあちらこちらで、小さくて白い釣鐘型の花を咲かせていました。
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枝先に、白くてたくさんの花をつけていたのはライラックになるようです。撮影した時には名前も分かりませんでしたが、調べてみたらライラックでした。和名はムラサキハシドイとされていますが、この樹の花は白色で紫色ではありませんでした。ちなみに、フランス語ではリラというようですが、リラの花咲く頃は、1年を通じて一番良い季節であるということです。
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鳥類園ウォッチングセンターに隣接する、上の神の池のほとりに咲いていたヤマブキの花ですが、たくさんの花弁が重なり合っているこれは、ヤエヤマブキになると思われます。ヤマブキと同じように日本各地に自生するそうです。
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クマザサの葉の上で翅を広げて日向ぼっこしていたのは、このルリシジミです。翅の表側は明るい水色をしています。
さなぎで越冬するとのことですが、東京周辺では年間4~5回は発生するようです。
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ハナズオウも濃いピンク色の美しい姿を見せてくれました。図鑑で調べてみると、ハナズオウはマメ科の落葉植物とのことでしたが、枝にまとわりつくように花を咲かせる独特の形状をしています。
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最後のこれは、鳥類園バードウォッチングセンターの前にあったサクラですが、ヤマザクラと同じく葉が先に出るのが特徴です。、葉と花がほぼ同時に出るところが特徴であるオオシマザクラになるようです。日本の桜には9種あるといわれている原種の一つであるとのことですが、サクラの識別は特に難しいですね。桜餅の葉のほとんどはこのオオシマザクラ
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by coffeeto2 | 2013-04-20 21:06 | その他

咲き始めた紅梅@流山

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冷え込んだ日でしたが、この日は午前中にこの公園で野鳥写真を撮って、午後からコミミズクの写真を撮りに行く予定を立てました。
公園では、思いのほかたくさんの野鳥写真を撮ることができましたが、気が付けば紅梅が花を咲かせていました。
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今年は、気候が寒かったのでしょうか?いつもの年は1月中に梅の花が咲き始めると思っていましたが、今年は2月になってやっと花がほころび始めました。1か月弱は開花が遅いと思います。
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蕾ばかりの枝先に、一輪だけ花をつけていましたが、こんな状態が早春に咲く梅の花の一番の旬であると思います。
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たくさんの花が咲いていると、これはまた見事です。賑やかな花が、視覚的に春の訪れを実感させてくれます。
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爽やかな青空をバックに、ピンク色の花を咲かせた紅梅は、花の少ない今の時期は、格好の撮影対象です。
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by coffeeto2 | 2013-02-13 21:22 | 植物

開き始めたボケの花

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寒い寒いと思っていたこの頃ですが、公園の日溜まりではボケの花が蕾を膨らませていました。これは、まさに蕾が花開こうとしているところです。春がそこまで来ているということを実感させてくれる風情です。
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こちらはだいぶ花が開いていました。ボケは中国原産で、平安時代に渡来したとのことです。落葉低木で、大きくなっても2m前後にしかならない観賞用の庭木です。
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ここのボケは、ほとんどがこのように蕾の状態でした。蕾がほころび始めているのはほんの2~3株ほどで、まだまだ本格的な春の到来まではちょっと時間がかかるかなと思いました。
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by coffeeto2 | 2012-02-24 22:53 | 植物

ピラカンサ

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愛犬チョコちゃんのお散歩で足を運んだこの公園には、とても見事な赤い実をつけた樹が枝を広げていました。いわゆるピラカンサと呼ばれている園芸種の仲間で、この樹はトキワサンザシになると思います。
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赤い実が冬の陽光に映えてとても美しく見えます。このように実が赤く熟しても、鳥たちが来てすぐに食べることはなく、他に食べるものが無くなった頃に採食されるようです。
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ツグミやムクドリの仲間が採餌するようですが、メジロも採餌するとのことです。あのメジロが小さなくちばしでこの実を食べるとは、ちょっと驚きました。ピラカンサの仲間にはトキワサンザシ、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシなどがあるとのことです。
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by coffeeto2 | 2011-12-25 21:56 | 山野草

春を彩るボケ

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春先に葉が出るよりも先に咲くボケの花です。白と紅が入り混じったこの花は、ピンク色のほのかな色合いを見せていました。
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こちらは、白い花をつけていました。ボケは、中国大陸原産だそうですから、外来種として日本へ入ってきたようです。
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真っ赤な花をつけるボケもありました。花の少ない春先の今の時期は、とても目立つ存在です。
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by coffeeto2 | 2011-02-25 22:30 | 植物

紅いウメの花

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冬鳥の写真を撮ろうと訪れた公園で、咲き始めてまだ間がないウメの樹が目に付きました。春の訪れを感じさせてくれる花を見つけたことがとても嬉しく、野鳥の撮影を後回しにして取りあえずカメラを向けました。
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紅いウメの花は、寒々とした冬景色の中ではとても温かみを感じさせてくれる存在です。
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このところ、日照時間が少しずつ長くなってきたように感じますが、「春だ、春だ、春が来たんだ!」と、枝に付いた花も蕾のなんとなく小躍りしているように感じます。
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by coffeeto2 | 2011-01-21 22:26 | 植物

新春の白梅

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明けましておめでとうございます。本年も自然観察に励み、このブログで紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。本年最初の自然観察は、新春を祝うように咲いていた白いウメの花を紹介します。
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渡良瀬渓谷沿いの神明宮に参拝したとき、日当たりのよい境内に1本だけ咲いているウメの樹を見つけました。
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すぐ下を流れる荒々しい渡良瀬渓谷の眺めとは、対照的な穏やかな風情で、今年の年頭を飾るのにふさわしい清楚な花でした。
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by coffeeto2 | 2011-01-01 13:50 | 植物