<   2013年 07月 ( 17 )   > この月の画像一覧

ツマトリソウとゴゼンタチバナ@女峰山

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7月の3連休を利用して、奥日光へ自然観察に出掛けてきました。その中間の日曜日に、女峰山へ登ってきたのですが、これはその時に撮影したツマトリソウです。この花は、花弁が7枚ありますが、風と雨にさらされて、花びらの一部が痛んでいるのが分かります。
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これもツマトリソウですが、こちらは花弁が6枚です。図鑑によれば、花弁は6枚から8枚までバリエーションがあるようです。亜高山帯の林縁や草地に生えるサクラソウ科の多年草であると解説されていました。
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こちらは、ツマトリソウと同じように白い花弁を持った花ですが、ミズキ科のゴゼンタチバナになります。花びらは4枚ですが、これは萼片になるとのことです。中央部に集まっている蕊のように見える部分が、花になるということです。
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こちらは、雨に濡れていることもありますが、花開いたばかりのまだまだ瑞々しい個体です。中央部に集まっている花の部分は、まだ完全に開花していません。
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女峰山の山頂直下で撮影したものですが、このように、ゴゼンタチバナが群落を作って花を咲かせていました。でも、この辺りには、コケモモやマイヅルソウ、ツマトリソウなど、たくさんの高山植物が入り乱れるように咲いていました。
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by coffeeto2 | 2013-07-31 22:05 | 高山植物

ガレ場のツガザクラ@女峰山

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奥日光の自然観察で、女峰山に登ってきましたが、標高2,000mを超えたあたりで、このツガザクラの群落を観察することができました。唐沢避難小屋を過ぎて、100m以上もある足下が崩れやすいガレ場を過ぎたあたりで、群落を観察することができました。
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この群落は、実は登山道から少し離れた岩場にあったのです。ガレ場を登っている時に数十m離れた岩場に、白くて小さい花の群落が目につきました。登っている時は、わざわざ行ってみるような余裕がありませんでしたから、下山途中にガレた岩場をトラバースして、確認してきたものです。
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前回紹介したコケモモと同じように、うっすらとピンク色に染まった白くて小さい花ですが、葉の形が全く異なります。コケモモは同じツツジ科で、その葉もまさにツツジの仲間であるような丸い形をしていますが、ツガザクラの葉は、針葉樹のツガ(栂)のような葉をしているところが異なります。
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登山したこの日は、雨が降ったりやんだりで眺望は全く利きませんでしたが、このツガザクラにはたくさんの水滴がついて瑞々しい感じが強調されました。
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この場所で群生していたツガザクラは、こんな感じでガレた岩場に花畑を形作っていました。
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by coffeeto2 | 2013-07-30 22:03 | 高山植物

雨に濡れたコケモモの花@女峰山

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7月の3連休は、奥日光へ自然観察に出掛けてきましたが、その中日に女峰山の山頂を極めてきました。当日は、明け方まで雨が降り続いていましたが、早朝からは降ったり止んで、一時は青空も覗く状況になってくれましたから、この時点で登頂することを決めました。でも、登山道のスタート地点にある林道に取り付くころには、再び雨が降り出すようなハッキリしない天候となってしまいました。女峰山では、標高2,000mを超えるあたりから、コケモモのうっすらとピンク色味を帯びた、小さい花がたくさん目につくようになってきました。
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この日は、標高が上がるにつれてガスにまかれて周囲の景色も見られないような状況になりましたが、登山道のいたるところで、雨に濡れたコケモモの可愛い花を観察することができました。
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これは、急な登山道を登っている時に、そのすぐ脇で目についたコケモモの群落です。亜高山から高山帯にかけて繁殖する、ツツジ科に属する常緑低木ということです。
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コケモモの実で作ったジャムは大変おいしいですね。その匂いに誘われたわけではないでしょうが、まだ咲いたばかりのコケモモの花に、ハエの仲間が取りついていました。
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こちらは、とてもピンク色味が濃い花です。白色味が強いものから、赤色味の強いものまで、コケモモの花にはたくさんのバリエーションがありました。この花を見ると、山に登ってきたなという実感が湧いてきます。
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by coffeeto2 | 2013-07-28 20:13 | 高山植物

オノエラン@女峰山

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奥日光へ自然観察に出掛けて、以前から登りたいと思っていた女峰山に登ってきたのが、三連休の中日に当たる7月14日(日)でした。この日の登山ルートにあたる、唐沢からガレ場を登り詰めたところで、このオノエランを観察することができました。
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女峰山に登るまで、このオノエランという高山植物があることも知りませんでした。唐沢の険しいガレ場を登ってところで、初見の高山植物の思いがけない歓迎を受けることができたわけです。
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オノエランは、ラン科に属する高山植物で、本州以北の低山帯から亜高山帯の岩場に生えるということです。
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オノエランの一番の特徴は、白い花弁の内側にW字形の黄色い模様があるところにあるようです。
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女峰山の唐沢の岩場には、とてもたくさんのオノエランを観察することができましたが、この株は花茎の上に数個の花を咲かせていました。
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肉厚の葉がランの仲間の植物の特徴でしょうか。気品のある白い花を咲かせていたオノエランは、初見でしたがしっかりと観察させてもらいました。
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by coffeeto2 | 2013-07-26 21:35 | 山野草

山頂はホワイトアウト@女峰山

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7月の3連休は、自然観察の好機ですから野鳥や山野草を堪能しようと、定番である奥日光へ出かけてきました。現地では狙い通り、たくさんの野鳥や山野草との出会いが楽しめましたが、もうひとつの目的は女峰山(標高2,483m)に登頂することにありました。というのも、6月にコウシンソウを見るために庚申山へ登ったとき、女峰山にも生育しているとの話を伺いましたから、どんな山か是非登ってみたくなりました。
女峰山には3連休の中日に登頂したわけですが、この前夜から早朝まで雨が降り続いていました。でも、午前6時前には雨が上がり、時折青空が覗くような雲行きになってくれました。登るなら今でしょう!という訳で、遅ればせながらの行動開始となりました。ところが、歩き始めるころには再び雨が降り始め、おまけに高度が上がるにつれて濃霧に包まれてしまい、山頂標識を撮影したときは、全くのホワイトアウトの状況でした。これは、女峰山の山頂で撮影した標識ですが、この距離でもガスで霞んでいます。
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ここは志津峠と言ってよいのでしょうか?右へ行けば志津避難小屋を経由して男体山へ、左へ行けば大真名子山に続く登山道です。午前7時前には到着したのですが、既にたくさんの車が駐車していて、自分の車を停める場所に困るくらいでした。何とか車を置く場所を確保して、女峰山に向けて富士見峠方向へ直進するのですが、この林道歩きは思っていたより長い距離でした。この先の林道終点まで車で行っても良かったくらいですが、女峰山→帝釈山→小真名子山→大真名子山と縦走することも想定していたので、この場所からのスタートとなりました。
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こんな林道を一人で延々と約1時間掛けて歩きましたが、ずっと小雨が降り続いている状況でしたから雨具を着て、ザックにも雨カバーを装着しています。先週の八ヶ岳登山と同じ状況になってきましたが、ガスが掛かっていないだけ今回のほうが恵まれていると.....今回はそう思いながら歩いていました。
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ここは、富士見峠へ向かう志津林道と女峰山へ向かう登山道の分岐です。今まで歩いてきた林道を振り返って撮影していますが、登山道はここから左下の谷底へ深く降りていきます。谷底のガレ場をトラバースして、そこからまた登りなおしますから、気分的にちょっと嫌なコースになります。
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林道分岐から谷底まで下ってきたところで、このヤマブキショウマを見つけました。同じ仲間のトリアシショウマの葉は3回3出複葉で、ヤマブキショウマは2回3出複葉ということですが、葉の部分がちゃんと写っていなかったので識別が難しいです。
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谷底に下りる手製の梯子が掛けられています。間隔が少し広いので降りにくい梯子でした。林道方向を示す案内が書かれた岩の脇を抜けて、反対側の斜面まで谷底のガレ場をトラバースしました。
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まだ小雨が降り続いている状態です。反対側の斜面をかなり登ってだいぶ汗もかいたところで、ハクサンシャクナゲの綺麗な花を見つけました。大きな葉が雨に濡れています。ここでも小休止がてら、カメラを出して撮影です。
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土砂が崩落したような沢筋の脇の尾根道をさらに登って行きます。この辺りで雨はほとんど上がっていました。なかなかの急登ですが、雨具を脱いで急登に取り付きます。冷えた冷気が気持ちよく感じます。間も無く目の前に女峰の冷水と呼ばれる水場に到着です。先着者が「冷たくて美味しいですよ。」と声を掛けてくれました。
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木々に囲まれた登山道ではあまりたくさんの花は見られなかったのですが、このカラマツソウだけはよく目につきました。尾根道が少し緩くなったところで、咲いていたカラマツソウを撮影しました。
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両手も使わないと登れない様な、大きな段差のある場所が何ヶ所かありましたが、難なく通過して登山道が曲がり道となる場所に差し掛かったところで、水場と唐沢小屋を案内する標識がありました。ここから唐沢小屋までは、あと10分ほどの道のりです。
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視界が開けた場所で振り返ると、登山道から男体山と大真名子山が見えました。でも、どちらの山にも雲が低く垂れ込んでいます。概ね2,000m以上は雲の中のようです。これでは女峰山もガスの中で展望は全く望めないでしょう。
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かなり標高が高くなり、登山道の脇にゴゼンタチバナの花が目につくようになりました。小さい花ですが、4枚の花弁を広げた姿はよく目立ちます。
以前に足を運んだ草津白根山では、このゴゼンタチバナが大群落を作っていたのが懐かしく思い出されました。
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さて、森の中に唐沢小屋が見えて来ました。ここで休憩しておやつでも食べようとザックを開いたところ、何と昼食を準備していたのに、入れ忘れていたことに気がつきました。あぁ!何ということでしょうか。おやつのビスコが1箱だけです。ガッカリして以後の行動予定について思案を巡らせたのですが、大真名子山までの縦走は、ガスの中で展望は望めないから諦めて、女峰山だけは登ってこようと、計画の大変更を余儀無くされました。
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唐沢小屋の脇には、こんな石像が置かれていました。かなり古いものでしょう。不動明王でも祀ってあるのでしょうか?
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雨に濡れた登山道のあちらこちらに、マイヅルソウも目立つようになって来ました。もっと前から咲いているのは気がついていましたが、草むらの中だったり形が悪かったりで、撮影対象となる花を探していました。どこかで妥協して撮影しなければ、後で気がつくと写真がなかったということになりかねません。
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唐沢の標識です。この辺りから、登山道はガレ場の急斜面に変わっていきます。足元が岩だらけで、おまけに大変崩れやすいですから、ゆっくり、ゆっくり足を進めました。
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100m以上続いたガレ場を越えて、岩が露出した場所に取り付きました。下の方から見上げていたら、白い花が目についていたのですが、ここまで登ってきてやっと撮影することができました。初めて見る花でしたが、後から調べてみるとオノエランであることが分かりました。
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緑色した大きな葉を広げて、黄色い可憐な花を幾つも咲かせていたのは、先週八ヶ岳でも観察することができたミヤマダイコンソウです。1株や2株で咲いているとそんなでもないのですが、このように群生しているとすぐに撮影対象になります。
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これは、ミヤマダイコンソウと一緒に咲いていたものですが、後から調べてもなかなか分からず往生しました。でも、ホソバイワベンケイであることが判明した時には、胸のつかえも取れてスッキリした思いです。
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この辺りは、標高2,200~2,300mくらいになります。温度計を持っていかなかったのですが、気温はかなり低くうなっていて、10℃前後ではないかと思います。付近にはコケモモの群生がたくさん目に付くようになりました。この花を見ると、高山植物が観察できる亜高山帯に来たという実感が湧いてきます。
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周囲のガスはますます濃くなり、周辺の様子はよく見えません。足元には、小さい花ですがサクラソウ科のツマトリソウが、コケモモやゴゼンタチバナなどに混じって、ちらほらと可憐な姿を見せてくれました。
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もう、山頂にいる人の声がすぐそこに聞こえてくる場所まで登り詰めてきました。ガスがかかっているので、上の様子がよく分かりませんが、山頂直下の急登を上っていると、白くて可愛い集合花が咲いているのが目に付きました。葉は丸い形をしています。この写真を頼りに調べてみると、マルバシモツケであることが分かりました。
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女峰山の山頂のすぐ下には、こんな祠が建っていました。他の山の山頂で見る祠に比べると、かなり大きめな祠になると思います。
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祠の写真撮影もそこそこに、急いで目の前の山頂を目指します。岩がゴロゴロしている山頂までの間には、岩の隙間に黄色い花が固まって咲いていました。タカネニガナであると思います。
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女峰山(標高2,483m)山頂で居合わせた人にお願いして、記念写真のシャッターを押してもらいました。山頂は濃霧に覆われてガスっていますから、男体山や大真名子山、小真名子山などの山並みはもちろん見えません。それどころか、私の姿すら霞んでしまっています。
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こちらは、下山途中に撮影したものですが、白い花で、ツツジかに属するであろうということは見て分かりましたが、後から調べてみるとコメツツジであるようです。
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唐沢の急なガレ場を下るとき、少し離れた岩の斜面に白い花がたくさん咲いているのが見えました。ガレ場の斜面を恐る恐るトラバースして、近づいてみると雨に濡れたツガザクラでした。
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これは、既に花が終わったツガザクラの群落の中に咲いていたネバリノギランです。一応、念のために花穂に触ってみると、ベタベタとした粘り気がありましたから、ネバリノギランであることが確認できました。
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登山途中にもバイケイソウ葉たくさん見られましたが、どうした訳かほとんどの株は花穂が切り取られていました。ここは登るときには気がつきませんでしたが、くだりの登山道から見たら見事な群落になっていました。
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このギンリョウソウも、登るときには全く気がつきませんでした。下る際には目線が変わりますから、見つけることができたと思います。小群落ですが、オリンパスE-M5に12~50mmの標準ズームをつけて、マクロモードにセットした上で撮影しています。
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これは、志津林道まで降りてきたところで、振り返って女峰山を撮影したものです。あれだけガスが掛かっていたのに、下ってきたら天気はすっかり回復して青空まで覗いています。
山の天気は変わりやすい......実感しています。
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これも、志津林道で撮影し大真名子山です。今回はアクシデントなどがあって、ここまで縦走できずに残念でした。次回は、この山にもぜひ登ってみたいと思います。
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志津林道は、こんなシラカバだけの純林の中を縫うように続いていました。登山を無事に終えて、青空も見える爽やかな天気となりました。気持ちよい疲労感包まれながら歩くシラカバの道に、気分はもう最高です。
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by coffeeto2 | 2013-07-26 21:03 | その他

ハクサンイチゲ@八ヶ岳

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1泊2日の八ヶ岳縦走は、あいにくの天気で周囲の景観を楽しむことはできませんでしたが、厳しい山登りの途中に、たくさんの高山植物が彩りを添えて、私たちの眼を和ませてくれました。これは、主峰赤岳から硫黄岳に至る稜線上に、たくさん咲いていたハクサンイチゲです。
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我々が訪れた時期が、ちょうどハクサンイチゲの花期と重なっていたようで、稜線上の岩陰などにはところどころに群落を形作っていました。
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黄緑色の柱頭を囲むように黄色い雄しべが取り囲んでいます。白くて花びらのように見える部分は、実は萼片であるとのことです。それでは、花弁はどこにあるのかと図鑑を調べてみたのですが、そもそも花弁はないとの記載がありました。
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周囲は濃いガスで景色は全く見られません。岩だらけの稜線だけを見ながら歩いていると、こんな岩陰のわずかな隙間に、根を下ろして可憐な花を咲かせているハクサンイチゲが、元気を与えてくれました。
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この日は、とても強い風が吹いていて、真っ直ぐ歩くことが困難な状況でした。だから、花の写真を撮っても、風に揺れてなかなかまともな写真が撮れません。この写真も、一部の花が風でブレてしまっていますが、何枚か撮影してやっとまともに写っていたうちの1枚です。
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図鑑によれば、全体が小さく、花が1輪しかつかないのはヒメハクサンイチゲで、花が緑色味を帯びるミドリハクサンイチゲというのもあることが解説されていましたが、この写真の花は普通のハクサンイチゲでよいと思います。
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by coffeeto2 | 2013-07-25 12:30 | 高山植物

ミヤマの名前が付く高山植物@八ヶ岳

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山の仲間(登友会)で登った八ヶ岳で観察した高山植物の中で、ミヤマの名前が付くものを集めてみました。まず最初は小さい花を咲かせていたミヤマタネツケバナです。これは、赤岳(標高2,899m)の頂上直下の岩礫地で撮影したものです。
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これも赤岳頂上直下で撮影したものですが、黄色い花と鋸歯のある3枚の小葉が特徴のバラ科に属するミヤマキンバイです。花の直径は2cm以内で、花弁の先端にへこみがあります。
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これも赤岳頂上直下で撮影した黄色い花を咲かせる高山植物ですが、鋸歯のある円形の葉が特徴的なミヤマダイコンソウです。これもバラ科に属します。
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濃赤紫色をしたこの花も赤岳頂上直下で撮影したものですが、ゴマノハグサ科に属するミヤマシオガマです。同じ仲間のタカネシオガマよりも花期が早いとのことです。
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この黄色く垂れさがっている花序は、亜高山帯から高山帯に生える、ミヤマハンノキの花穂です。雄花序は下に垂れ下がっていますが、雌花序は上に立ち上がっています。これも赤岳の直下で撮影しました。
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赤岳の頂上直下の険しい岩場を登っている時に撮影したミヤマオダマキです。花が青紫色であるところが特徴です。高山帯の砂礫地などに生えるとされています。
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これは赤岳から横岳、硫黄岳へと縦走をして、赤岳鉱泉へ下る途中に観察したミヤマキンポウゲの花です。亜高山帯から高山帯の湿った草地に生える多年草です。
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最後は、かなりブレれた写真になってしまいましたが、白い花を咲かせているカラマツソウです。花糸は太く棍棒上になることと、葉の先端が伸びて尖っているところから、ミヤマカラマツソウになります。
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by coffeeto2 | 2013-07-23 20:56 | 高山植物

イワの名前が付く高山植物@八ヶ岳

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強風と雨と濃霧の中を登った八ヶ岳で撮影した高山植物のうち、頭にイワの名前が付く花を集めてみました。
最初はイワウメです。本来は花弁が白色ですが、この花は強風と雨にさらされて、花弁が半透明になっています。八ヶ岳の標高が高い場所で観察した花の中には、このように花弁が半透明になっているものが、他の種類にもたくさんありました。
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これは、岩肌を覆い隠すように群生していたイワウメの群落です。奥の方に見えるのは、イワヒゲの群落です。
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赤岳に登る文三郎尾根の急登で、登山道のすぐ脇に咲いていたイワカガミの群落です。
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これは、横岳に登った後、硫黄岳方向へ向かう稜線を歩いていた時、岩の上に群生していたイワカガミです。
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これも、横岳から硫黄岳へ向かう稜線上で撮影したイワカガミの群落です。
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赤岳へ登る頂上直下の岩肌に生えた、長い髭を垂らしているように見えるイワヒゲの群落です。
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こちらは、岩がゴロゴロしていた稜線上で撮影したものですが、岩の間から頭をもたげているイワヒゲの花茎は、赤色をしています。
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赤岳頂上を目指して、直下の岩壁をよじ登っていた時に撮影したイワベンケイです。
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これは、アップで撮影したものですが、雨に濡れた厚めの葉と、黄色い花が瑞々しく見えます。
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宿泊した赤岳天望荘から横岳へ向かう途中に、ウルップソウやハクサンイチゲ、オヤマノエンドウなどのお花畑がありましたが、その中に咲いていたイワベンケイです。
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by coffeeto2 | 2013-07-22 12:35 | 高山植物

オヤマノエンドウ@八ヶ岳

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八ヶ岳では天候には恵まれませんでしたが、とてもたくさんの高山植物と出会うことができましたから、私にはとても大きな収穫がありました。
このオヤマノエンドウも、初めて観察することができた高山植物のひとつです。八ヶ岳や北アルプスなどの本州中部の山岳にしか分布しないようですから、今回見ることができたのは貴重な経験であったと思います。
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マメ科のエンドウの仲間は、浜辺から高山までいたるところで観察することができると思います。海岸で生育するハマエンドウなどは葉が丸いのが特徴ですが、このオヤマノエンドウは葉が細くて先がとがっています。これも高山で生育する植物が、生き残るために進化した結果になると思います。
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オヤマノエンドウは、高さが5〜10cmほどしかない小型の多年草ですが、茎が木化して半低木になります。日本固有の植物の一つであるようで、高山帯の岩礫地や乾いた草地に生えるということです。このような岩の隙間でもしっかりと根を張っていました。
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今回は、7月6〜7日にかけて登ってきたのですが、花期は6月の梅雨時くらいがら始まるようです。この花は少し痛みの出ているようで、既に最盛期を過ぎて、花の終盤になっているようです。
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この辺り一帯を、チョウノスケソウの小判形をした小さい葉がびっしり覆い尽くしていますが、そんな中でもオヤマノエンドウは負けじと花を咲かせていました。
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by coffeeto2 | 2013-07-17 20:22 | 山野草

ミヤマシオガマ@八ヶ岳

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7月6日~7日にかけて縦走した八ヶ岳では、強風とガスにやり込められましたが、たくさんの高山植物の大歓迎を受けることができました。
これは、その中のひとつミヤマシオガマです。
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ミヤマシオガマの葉は羽状複葉で、細かく切れ込んだ形状が特徴です。
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花をよく見ると、上唇は丸くとがらず、下唇は3裂します。その中の中央裂片は、ひときわ長く伸びています。
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岩肌に、ミヤマシオガマの見事な群落がありました。
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こちらも、やはり岩肌にツガザクラやチョウノスケソウ並んで咲いていたミヤマシオガマです。
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ミヤマシオガマは、ゴマノハグサ科に属す高山植物です。花の長さは2~3cmほどで、数個の花が総状に密集します。
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同じ仲間のタカネシオガマよりも1か月ほど花期が早いということで、通常であれば梅雨時が見ごろとなります。半寄生性の多年草ということですが、何に寄生しているのでしょうか?
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by coffeeto2 | 2013-07-16 22:35 | 山野草