カテゴリ:チョウ・ガ( 321 )

テングチョウの日向ぼっこ@八王子

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春の息吹を感じるのは、咲き始めた山野草の姿を見る時ばかりではありません。
ハナネコノメの写真を撮りに来て、何とか目的が達成できたので、少し周りを散策してみようと思いました。しかし、まだ雪がたくさん残っていて、とても春の姿を見つけられるような状況ではありません。今年は大雪の影響で、春の訪れが遅れているから、残念だけれど仕方ないかなと、半ば諦めかけていた時に、暖かい春の陽光を全身に受けようと、陽だまりに舞い飛んできたチョウがいました。テングチョウです。嬉しいことに、近くの地面に舞い降りて、翅をいっぱいに広げてくれました。すかさず撮影を開始したことは言うまでもありません。その姿に、春の訪れを実感することができました。
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落ち葉がたくさん降り積もっている山路の脇で、石の上に舞い降りてくれました。このテングチョウは、春先の早い時期から姿を現せてくれるチョウの仲間の一つです。
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枯れ枝にも止まってくれました。バックがうまくボケてくれたら、いい写真が撮れると喜んだのですが、テングチョウもすぐに飛んでしまいましたから、思ったほどの写真には撮れませんでした。前翅の前縁にあるオレンジ模様と、中央部にあるオレンジ模様がつながっていることから、おそらく♀の個体であると思います。
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テングチョウは、タテハチョウの仲間ですが、その名前のとおり鼻先が長いことから、この名前が付けられています。
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2頭のテングチョウが、お互いに牽制し合うように絡み合って舞い飛んでいました。地面に舞い降りて羽を休める姿を撮影しようと、カメラを向けると飛び立ってしまいます。その動きは、まさに天狗様です。
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テングチョウは、成虫越冬しますから、温かくなった春先にいち早く飛翔する姿を見せてくれます。この個体は、前翅の前縁のオレンジ模様と、中央部のオレンジ模様が分離していますから、♂の個体であると思われます。
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by coffeeto2 | 2014-03-25 06:00 | チョウ・ガ

秋のチョウとガ@茨城

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二十四節気では、既に立冬(11月7日)を過ぎてしまいました。早いもので、暦の上では既に冬に突入しているわけですが、数日かなり冷え込んだ日があったものの、実感としては、まだ秋真っ只中というところです。
さて、いつものことながら、どこへ出掛けようかと思案をめぐらせていましたが、11月の第三週は、そんなに遠くないところにしようと、茨城県下へ自然観察に出掛けることにしました。
これは、途中の高速道路のパーキングに立ち寄ったとき、トイレの中で見つけたヒメヤママユです。とても大きな蛾ですから、見つけたときはビックリして、すぐにカメラを取りに車に戻りました。...カメラを持ってトイレに入るのは躊躇われましたが....そういえば、3年ほど前の10月に戸隠高原へ出掛けたときも、ヒメヤママユを撮影したのを思い出しました。翅開長は8cmを超えるとても大きな蛾ですが、この出現時期はかなり遅く、寒くなる頃まで見られるようですね。
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今回は、涸沼の周辺で野鳥を中心に自然観察をしてきました。これは、湖畔近くで貝殻がたくさん積まれていた場所ですが、蝶の仲間が飛来して翅を休めていました。日向ぼっこするにはちょうど良い環境であったようです。翅を目いっぱい広げて休んでいましたから、ゆっくり写真に収めることができました。後翅の黒色の斑の中に、水色の斑が認められましたから、これだけでキタテハであることが分かりました。
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同じ個体が、ここでは翅を閉じたまま留まってくれましたから、裏側の模様も撮影することができました。とても地味で複雑な斑紋ですが、目立った模様といえば、後翅の中央付近に鉤形の白い斑があるところです。
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キタテハなどのタテハチョウ科の仲間は、成虫越冬することで知られています。この個体も、この姿のままで一冬を過ごし、来春まで子孫繁栄のため、生命を繋いでくれることと思います。
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涸沼に流れ込む、涸沼川の流域には、まだまだ自然環境がたっぷり残っています。葦原や、草原の野鳥を中心に散策していたところ、まだ枯れずに黄色い花穂を立てている、セイタカアワダチソウの花で吸蜜しているモンキチョウがいました。
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気が付くと、この周りにはほかにも何頭かのモンキチョウが舞っていました。立冬が過ぎたとはいえ、まだまだ日中の気温は15度を越えていますから、チョウたちの生育には十分な環境であるようです。
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by coffeeto2 | 2013-11-21 06:00 | チョウ・ガ

初秋のチョウ達@権現山

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丹沢の麓にある権現山(標高243m)は、野鳥観察にとても良い場所であるという話を聞いていましたから、いつかは行ってみたいと思っていました。しかし、我が家からは少し距離があるので、出掛けるタイミングを計りながら、ついつい躊躇っていまう場所でもありました。
盛夏を過ぎて、そろそろ丹沢の山歩きを楽しめる時期になってきたし、渡り途中のヒタキ類を観察するにも絶好の季節ですから、9月28日(土)~29日(日)にかけて、檜洞丸(ひのきぼらまる:標高1,601m)の山登りと、権現山での野鳥観察の二兎を狙って出掛けてきました。
前日の金曜日は飲み会があったので、土曜日は遅めの出発で権現山の野鳥観察に充てることにし、日曜日に山へ登ることにしました。
権現山を散策していると、ノアザミの花で吸蜜しているヒョウモンチョウの仲間を見つけました。後翅の裏側の外縁よりに茶褐色の帯があることと、翅に一部欠損があるものの、白斑の並び方からウラギンヒョウモンであるようです。
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駐車場から少し登った山道のすぐ脇に咲いていた、ノアザミで吸蜜しているところです。そのまま撮影したら、背景が近くうるさい画面になってしまいますから、少し回り込んで反対側から撮影したところ、ウラギンヒョウモンの翅の表側を撮影することができました。また、こうして撮影すると、背景が整理されてスッキリした写真になりました。
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この個体は、右側の翅に痛みがありますが、この写真に写っている左側には、ほとんど痛みが見られません。ウラギンヒョウモンは、年1回6~7月にかけて羽化するということですから、初秋の今の時期は、そろそろ今シーズンの終焉期になると思います。
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草むらに、オオイチモンジかと見紛うような、少し大きめなチョウを見つけました。翅の表側は、青色味のある暗褐色で、白い条線がとてもよく目立ちます。これは、メスグロヒョウモンの♀の個体になります。♂は普通のヒョウモンチョウのような模様ですが、♀は名前のとおり、このように黒っぽい色合いの翅になっています。
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このメスグロヒョウモンは、前に白樺峠のシリーズで紹介したクモガタヒョウモンと同じで、年1回6~7月に羽化しますが、一旦夏眠した後、9~10月に再び活動するという面白い習性をもっているようです。
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芝生の上で翅を広げて休んでいたのは、ツマグロヒョウモンの♂の個体です。このチョウは、メスグロヒョウモンと同じように、♂は普通のヒョウモンチョウの姿をしていますが、♀は翅の先端が黒くなっていて、それが名前の由来になっています。
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前翅の裏側には、赤色味が出ているはずですが、残念ながらこの写真ではそれを確認することができません。後翅の裏側は、他のヒョウモンチョウとは違って、独特の模様だと思います。
元々は南方系のチョウで、関東地方で観察できるようになったのは、つい最近になってからのようです。
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権現山の山頂付近で、木の葉の上に翅を休めていた、少し大きめのチョウを見つけました。アカボシゴマダラです。翅の模様はゴマダラチョウによく似ていますが、こちらの方が一回り大きい体形です。
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アカボシゴマダラも、この上で紹介しているツマグロヒョウモンと同じで、もともと南方系のチョウで東京周辺では見られませんでしたが、最近になって関東地方でも観察できるようになった種類です。これも、地球温暖化が影響しているのでしょうか?
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最後に紹介するのは、草原で翅を休めていたキアゲハです。今まで紹介してきたチョウ達は、いずれもタテハチョウ科に属するものでしたが、このキアゲハだけはアゲハチョウ科に属する種類になります。
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キアゲハは、同じ仲間のナミアゲハと大変よく似ていますが、キアゲハは前翅基部が一様に灰色で条線が出ていないのに対し、ナミアゲハの前翅基部には、黒色の条線が出るところで識別します。
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by coffeeto2 | 2013-10-06 06:00 | チョウ・ガ

タカ見広場のチョウ達@白樺峠

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長野県松本市内にある乗鞍高原から白樺峠を越える林道は、女工哀史で有名な野麦峠を越えて、飛騨の国へと向かう野麦街道へ続きますが、ここ白樺峠は、タカ渡りの観察ポイントとしても有名です。その白樺峠から山道を20分ほど登ったところに、タカ見広場があります。この観察場所には、ひな壇のようにベンチや丸太の椅子などが設置されて、通過して行くタカの姿が、観察し易いように整備されています。
9月下旬の今が、正にタカの渡りの最盛期ですから、たくさんの人が集まって来ていました。ひな壇の中ほどには、売店まで設置されていて、とても山の中とは思えないほどの賑やかさです。
観察場所に設置されたひな壇に陣取って、一日観察を続けていると、色々なものが目に入ってきます。私が座ったベンチの周辺には、ノコンギクやマツムシソウなどの山野草が咲いていましたが、そこへ吸蜜に飛来するチョウを観察するのも、タカの渡り観察に付随したお楽しみとなりました。これは、目の前のマツムシソウの花に飛来した、ヒメアカタテハを撮影したものです。
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このヒメアカタテハは、マツムシソウの花に留まって吸蜜していますが、たくさんの観察者が座っている環境を嫌うことなく、ノコンギクやマツムシソウなど、花から花を伝うように、悠々と舞い飛んでいました。
ヒメアカタテハは、春より秋に出現する個体数が多いということです。
以前、千葉県銚子市で12月中に舞っている姿を見たことがありますが、成虫越冬の個体だったと思います。ヒメアカタテハは、卵や幼虫でも越冬することができるようですから、種族保存には有利であると思います。
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地面に倒れていた、白樺の細い木の陰に翅を休めている蝶がいました。ヒョウモンチョウの仲間であることはすぐに分かりましたが、見難い場所ですから種類の特定ができません。撮影時は、ウラギンヒョウモンではないかと思いながらシャッターを押していました。写した写真を見ながら図鑑で調べてみると、前翅先端の裏側は、その色合いがかなり淡いことと、後翅の裏側基部の3銀紋が一直線にならず、中央の1銀紋を欠くなどの白い斑の出方と、茶褐色の条斑紋の色合いが大変薄いことなどから、ギンボシヒョウモンであると判定することができました。
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木の陰から舞い上がって、暫くヒラヒラと辺りを飛び回りましたが、今度はマツムシソウが咲く葉陰の見難い場所に留まりました。なかなか、良い条件で撮影させてくれません。
ウラギンヒョウモンもギンボシヒョウモンも出現は年1回、6〜7月ということですから、この時期に見られるのは、少し遅いことになると思います。
また、ギンボシヒョウモンは本州では分布が狭いようですが、山地に多くみられるようです。
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こちらは、ノコンギクの花で吸蜜するイチモンジセセリです。東京周辺でも普通に観察することができるセセリチョウの仲間ですから、”何だイチモンジセセリか”、とあまり真剣に撮影しませんでした。気が付いてみると、こんな写真しか残っていません。後から悔やんでも追いつきませんね.....。
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マツムシソウの花で吸蜜するイチモンジセセリですが、同じ花にヒラタアブの仲間も飛来して、仲良く吸蜜しようというところです。
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by coffeeto2 | 2013-10-04 06:00 | チョウ・ガ

ウラナミシジミ@白樺峠

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タカの渡りを観察するため、9月21日(土)からの三連休を利用して、長野県の白樺峠へ行ってきました。山腹にひな段のように設置された観察場所に陣取り、丸一日タカの渡りを観察していたのですが、待っている時間がとても長いことから、自然と周囲の山野草やチョウの観察に眼が行ってしまいます。
私が腰を下ろしていたベンチのすぐ前に、ノコンギクの花が咲いていましたが、そこへハナアブの仲間をはじめとして、前回紹介したクモガタヒョウモンやイチモンジセセリなどが吸蜜に訪れてきました。今回紹介するウラナミシジミも、そんな訪問者の一人でした。
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ノコンギクの花に留まって、吸蜜していますが、翅の裏側を近接撮影することができました。前翅にも後翅にも、淡褐色のさざ波模様がありますから、これが名前の由来になっているものと思います。
後翅の後縁付近には、オレンジ色斑とともに小さい黒斑が2個あり、尾状突起が出ています。
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草の葉に留まって、日向ぼっこをしようと翅を開きかけてくれました。翅の表側には、美しい青色が覗いていますから、もう少しはっきり見せてよと、思わず注文を投げかけてしまいました。
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翅の表側をハッキリ見せてよという、私の願いが少し届いたようです。そっと回り込んだところ、半開きの翅の間から、表側の美しい色合いを撮影させてくれました。前翅、後翅ともに青色が広がっていますから、これはウラナミシジミの♂の個体になると思います。
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図鑑を確認すると、ウラナミシジミは多化性で、年間に5~6回以上発生を繰り返すようです。幼虫はマメ科の植物各種の花、蕾、実を食べるということですが、特に栽培種のフジマメを好むと解説されていました。
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by coffeeto2 | 2013-09-30 06:00 | チョウ・ガ

クモガタヒョウモン@白樺峠

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今年は、9月中に三連休が2回あったわけですが、後半戦の三連休を利用して、長野県の白樺峠へタカの渡りの観察に出掛けて来ました。
白樺峠のタカ見広場には、山腹に雛段のような観察場所が設置されています。その一角に陣取って、タカの飛来を待ちわびている間、何もしない時間がタップリありますから、暇つぶしではありませんが、周囲の自然観察に眼が行きます。
私が腰を下ろして待機していたベンチの、すぐ目の前にノコンギクの花が咲いていたのですが、そこへ吸蜜のために訪れたヒョウモンチョウの仲間がいました。翅の表側には、黒くて丸い斑だけが認められることから、直感的にクモガタヒョウモンであることが分かりました。
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周囲には、たくさんのタカ見ファンが待ち構えていますが、このクモガタヒョウモンはそんな状況を気にすることもなく、タカ見の人並みの間を縫うように舞い上がって、今度はマツムシソウの花に留まってくれました。
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図鑑によれば、クモガタヒョウモンは、年1回、5~6月に羽化して出現しますが、一旦夏眠したのち、9~10月に再び活動を開始するという、とても面白い習性を持っているようです。この個体は、既に産卵を済ませたのでしょうか? 生まれた幼虫は1齢のままで越冬し、来春スミレの仲間を食草として育ち、成虫に羽化するそうです。
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今度は、ツリガネニンジンの花に場所を移して、吸蜜を始めました。翅の裏側が分かる状態で撮影できましたが、後翅の裏面は、暗いウグイス色をしています。
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再び、ノコンギクの花に移って吸蜜中ですが、この個体の前翅の前縁には、小さな白斑がありますから、これはクモガタヒョウモンの♀の個体になります。♂の前翅にはこのような白班はありません。
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by coffeeto2 | 2013-09-27 06:00 | チョウ・ガ

山で出会ったチョウ達@三毳山

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9月の三連休の最終日である今日は、関東地方を台風18号が通過していきましたから、どこにも出かけられきません。台風に向かって文句を言っても、進路を変えてくれる訳ではありませんから、自宅に籠りっきりでジッとしているしかないですね。
仕方ありませんが、ちょうど良い時間が取れましたから、ブログに投稿する記事の編集に没頭することにしました。
9月7日(土)に、足慣らしを兼ねて栃木県下の三毳山に登ってきたのですが、中岳(標高210m)直下の頂上広場にある休憩施設に入った時、床で翅を広げて休んでいるチョウがいました。アカボシゴマダラです。
自分の休憩は後回しにして、先ずは写真撮影に取り掛かりました。
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このアカボシゴマダラが、翅をたたんで黄色い口吻を延ばし、床を探るような仕草を見せてくれました。どうやら床にこぼれた飲み物か、食べ残しの汁を吸っているようでした。
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アカボシゴマダラは、もともと南方系のチョウで、東京周辺で観察することはなかったようですが、最近の地球温暖化の影響でしょうか?関東地方でもよく観察することができるようになりました。
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汗を拭き拭き、中岳(標高210m)の山頂に登ると、たくさんのチョウが飛んでいました。大きさや色合いなどを見ると、1種類だけではなく数種類はいるように思えました。木の葉や石の上などに留まって翅を休めると、すぐに他の個体が飛んできて、絡み合うように飛び立つことを繰り返していました。これは、たまたま近くの木の葉の上に留まったたところを撮影したものですが、色合いと、翅の裏側の蛇の目紋の出方から、コジャノメであると思います。
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これは、コジャノメが葉の上に留まって翅を広げてくれたところです。翅の裏側にはよく目立つ蛇の目模様がありますが、表側には地味な蛇の目模様が少しあるだけです。
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コジャノメは、同じ仲間のヒメジャノメなどと比べると、翅の色調が濃いのが特徴ですが、この個体は翅の全体がかなり擦れていて色が褪せているようです。
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山頂の石の上に留まったこちらのチョウは、色調が上のコジャノメに比べると薄い色合いをしていることと、翅の裏側の蛇の目模様の出方からヒメジャノメであると思われます。
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こちらは、ヒメジャノメと思われる個体が、石の上に留まって翅を開いてくれました。上のコジャノメと同じように、翅の表側には目立った蛇の目模様がありません。
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山頂付近のコジャノメやヒメジャノメが舞っていたのとほぼ同じ場所で、少し大きめのヒカゲチョウも観察することができました。一緒に飛んでいると、明らかに大きさが違いますから、ヒカゲチョウであることが分かりました。翅の表側にはほとんど目立つ模様がありません。
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こちらは、ヒカゲチョウが木の葉に留まって翅を閉じてくれましたから、裏側の模様を撮影することができました。表側はほとんど模様がありませんでしたが、裏側は薄茶色の地に、とても目立つ蛇の目模様がコントラストになって、メリハリの利いた姿をしています。
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中岳山頂からカタクリ群生地を抜ける周遊路を通って、木道が設置されている野草園の上まで下ってきたところで、草むらにとても小さいチョウを見つけました。シジミチョウの仲間かと思うほどの大きさですが、これはヒメウラナミジャノメになります。キツネノマゴの小さいピンク色の花で吸蜜していました。
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ヒメウラナミジャノメの翅の裏側の模様を撮影することができました。細かいさざ波模様と、良く目立つ蛇の目模様がありますが、これがとても小さいこのチョウの名前の由来ですね。
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同じ草むらに飛来したこのチョウは、翅の裏側が真っ白ですからウラギンシジミであることが直ぐに分かりました。シジミチョウの仲間ですが、上のヒメウラナミジャノメより一回り以上大きな体型をしています。
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さて、そのウラギンシジミが草の葉の上で翅を広げてくれました。美しいオレンジ色の斑がありますから、これは♂の個体になります。右後翅の一部に欠損が認められますが、全体的に翅が擦れていて、色が褪せています。
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by coffeeto2 | 2013-09-16 18:00 | チョウ・ガ

戦場ヶ原のチョウ@奥日光

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初夏の三連休は、野鳥観察のため奥日光へ行ってきましたが、この時期の戦場ヶ原にはたくさんの山野草が花開き、チョウや昆虫類も賑やかですから、自然観察には打って付けのポイントになります。
この写真のチョウは、ヒメシジメです。見つけた時には、ヤマトシジミだろうと思い込んでいたので、あまり気にしていませんでしたが、ハクサンフウロの花に留まって吸蜜を始めた時、翅の裏側にオレンジ色の斑が見えましたから、急に注目の対象になりました。
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この写真でも分かるように、翅の表側はヤマトシジミと殆ど同じです。今までヒメシジミを見たことが無かったので、表側だけを見て、ただのヤマトシジミだろうと油断していました。でも、初見のヒメシジメを撮影することができて、大きな収穫となりました。
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ヒメシジミは、山地の草原でよく観察できるようです。図鑑によれば、本州中部から北海道では普通に見られるようですが、西日本では稀のようです。
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こちらは、ホザキシモツケが群生していた草原で吸蜜していたウラギンヒョウモンです。同じ仲間のミドリヒョウモンは普通に観察できますが、前翅の条線が太くないので、ウラギンヒョウモンであろうと識別しました。
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ノアザミの花で吸蜜していたのは、ツマグロヒョウモンです。翅の先に黒い斑がありますから、これは♀の個体になります。
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ツマグロヒョウモンはもともと南方系のチョウという事ですが、温暖化の影響でしょうか、都内でもここ10年ほどの間に観察できるようになりました。でも、奥日光ても見られるとは驚きです。
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ノアザミの花で、2頭のミドリヒョウモンが競い合うように吸蜜していました。面白い場面が撮影できるかと、早速カメラを向けてみました。
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翅の表側の中央付近にある条線が太いところがミドリヒョウモンの特徴です。平地から亜高山帯まで普通に見られるようです。
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さてこちらは、イブキトラノオの花穂で吸蜜中のイチモンジチョウです。翅の裏側は暗橙色ですから、黒褐色の表側に比べると綺麗な彩りであると思います。
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イチモンジチョウが、翅の表側を見せてくれました。左翅の先端が欠損して傷んでいますが、全体の模様はよく分かると思います。
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青木橋の休憩ポイントで、ザックを降ろして小休止をしようと思ったら、たくさんのチョウが舞い立ちました。ササの葉の上に留まったのは、クロヒカゲです。後翅の裏側にある目玉模様がよく目立ちます。
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あたりを乱舞していたクロヒカゲの中には、翅を開いて留まってくれたものもいました。裏側に比べて、目立った模様がありません。クロヒカゲも平地から亜高山帯まで広く分布しています。
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ベンチの下に、誰が忘れたのか、キュウリのスティックが落ちていました。クロヒカゲとヒカゲチョウが、その果汁を吸おうと並んでくれました。両者の色の違いがよく比較できる写真が撮れました。
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ヒカゲチョウの裏側の模様は、クロヒカゲに比べると大変淡い彩りです。クロヒカゲは東アジアにも分布しているようですが、ヒカゲチョウは、日本固有の種類になるようです。
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最後は、これもイブキトラノオの花穂で吸蜜していたチャバネセセリです。この辺りに群生しているイブキトラノオには、たくさんのチョウが集まっていました。
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by coffeeto2 | 2013-08-05 08:55 | チョウ・ガ

林道で観察したチョウ達@神奈川

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この日は野鳥写真の仲間と3人でプチ遠征してきました。照ヶ崎でアオバトを観察した後、近くの公園の樹木で休むアオバズクを観察して、この日一番の目的であるサンコウチョウを観察するために、この林道へ移動してきました。サンコウチョウは渡ってきて間がありませんから、未だ営巣場所も定まっていません。だから、待つ時間が長くなってしまったのですが、その間にたくさんのチョウの仲間を観察することができました。
この林道では、テングチョウとルリシジミをたくさん観察できましたが、これは地面で翅を休めるルリシジミです。
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木漏れ日の射す葉の上で翅を広げてくれたルリシジミです。 飛んでいる時の翅の裏側は、ウラギンシジミかと思うほど白い色合いですが、表側はこのように美しい瑠璃色をしています。前翅の黒褐色の羽縁が細いですから、これは♂の個体になると思います。
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林道の路面に落ちていた鳥の糞に、ルリシジミが集まっていました。この糞に含まれているミネラルを吸っているものと思います。
この周辺だけでも、数頭のルリシジミがお互いに干渉しあうように、飛び交うさまを観察することができました。
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ルリシジミの乱舞する中で、ちょっと色合いが違う個体が目につきました。この個体は、翅全体が濃褐色をしていますが、前翅に白くて大きい斑がいくつか認められます。後翅には白斑がありませんから、これはダイミョウシジミの♂になります。
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鼻先が長いところからテングチョウという名前が付けられています。
この林道では、とてもたくさんの個体を観察することができましたが、まるで群れを作って移動しているようでした。後翅の裏側が灰色味のある褐色をしているこの個体は、テングチョウの♂になります。
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地面に降りて、翅を広げています。翅の表側の地の色が濃褐色の色合いで、オレンジ色の班とのコントラストが目立つことから、テングチョウの♂になることが分かります。
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こちらも、地面で翅を広げて日向ぼっこをしていたチョウですが、濃褐色の地の色の中に白い斑が一筋あるところから、イチモンジチョウという名前が付けられています。白斑が帯のように連なって、これがとてもよく目立ちます。
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イチモンジチョウが、翅を立ててくれました。裏面の様子をみると、前翅にオレンジ色の部分があることが分かります。
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この林道で、サンコウチョウの出現を待っていたところ、何とオオルリも飛来してくれました。生まれたばかりの若鳥も観察することができましたから、おそらくこの場所で繁殖しているものと思います。
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by coffeeto2 | 2013-06-08 17:00 | チョウ・ガ

春先の山のチョウ@川苔山

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3月16日の土曜日に、奥多摩の川苔山に登ってきました。今回は、奥多摩駅からバスに乗り、川乗橋から歩き始めて、鳩ノ巣駅へ下るコースを選択しました。
登山途中に、百尋の滝の手前の沢沿いを歩いていた時、日当たりの良い岩の上で翅を広げて日向ぼっこするテングチョウを撮影することができました。
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ここでは、日向ぼっこするテングチョウに対し、もう一羽のテングチョウが飛来して、両者が絡み合うように飛翔するシーンを何回か観察することができました。でも、写真には写すことができませんでしたから、川辺の岩の上に舞い降りたところをすかさず撮影したものです。
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テングチョウは、成虫越冬しますから、春先の山に出掛けるとよく観察することがあります。成虫越冬するせいか、全身にたくさんの毛が生えているのが分かります。
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こちらは、川苔山の山頂に辿り着いて、標識などを撮影した後、お昼を食べる場所を探そうとしていた時に見つけたヒオドシチョウを撮影したものです。
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日向ぼっこのため、医師の上で翅を広げていましたが、時々このように翅をたたんで裏側の模様も見せてくれました。
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このヒオドシチョウも成虫で越冬します。そのせいか、このチョウも全身がたくさんの毛で覆われています。
全長32~36㎜とされていますから、割合大きな体型をしています。
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by coffeeto2 | 2013-03-23 22:22 | チョウ・ガ