先日、初めてスノーシューを購入して、清里高原でスノーシューハイクのデビュー戦を飾ってきましたが、今シーズン中にまたトライしたくなって、今度は戦場ヶ原を歩いてくることにしました。フレームは少し大きいですが、とても軽くて、雪の上を歩くのが楽しくなります。
今回スタート地点に選んだのは、戦場ヶ原の赤沼茶屋の前にある公衆トイレの前です。積雪は30cmくらいあったと思います。私の車は四駆でオールシーズンタイヤですから、雪道でも平気なのですが、この辺りまで、道路は除雪されていました。でも、いろは坂が凍結していたら嫌ですから、一応スパイク付きのゴムチェーンは携行してきました。
ロングスパッツを付けて、ノーシューをはいたところを撮影したものですが、今回は野鳥写真を撮ることも目的ですから、三脚に望遠レンズ付きのカメラを載せて担いでいきます。だから、ストックなしの挑戦になります。
歩き初めの道ですが、こんな風に雪が踏み固められていましたから、歩きやすい状況でした。気温が低くて、ちょっと寒いと思いますが、少し歩いて行けば次第に体が温まってくると思います。
さて、この道しるべの前をそのまま真っ直ぐ行けば竜頭ノ滝と小田代ヶ原へ向かう道になりますが、今日はここから戦場ヶ原に向かいますから、右に曲がって小さな橋を渡ります。
小さな橋ですが、雪に埋もれずに何とかわかる状況です。スノーシューを履いていると、靴の裏側にアイゼンのような爪がありますから、滑らずに安心して渡れます。
新雪の上に、小動物の足跡が残っていました。一体誰の足跡でしょうか?いろいろ想像しながら撮影しました。こんな雪の中でも生活している動物がいるのですから、感心してしまいます。
途中の雪原が綺麗です。シラカバの樹が引き立って見えました。
景色は綺麗でしたが、雪が30cmくらい積もっていますから、木道の上を歩いていても、担いでいるカメラが木の枝に引っかかることが多くて、とても歩きにくい状況でした。
策に沿って、木道が続いている筈ですが、雪が積もっていてどこにあるのか分かりません。踏み跡だけを辿っていくことになります。
雪の中ですが、湯川は凍ることなく清らかな流れでした。
シラカバの樹林を縫うように、雪の上の踏み跡が続きます。策がなければ道に迷ってしまいそうです。
これは、ナナカマドの実でしょうか?真っ赤な実を付けて、とてもよく目立っていました。
戦場ヶ原の風景ですが、向こうに休憩テラスが見えます。全くの雪原の中を、延々と歩くことになりました。でも、とても気持ち良かったですよ。この辺りを歩くころには、もう少し汗ばんでいました。
青木橋が見えてきました。夏の時期は木が茂っていて、この辺りからは見られないと思います。冬の今の時期ならではの風景です。
ズミの実がたくさん残っていました。木によっては、既に鳥に食べつくされていましたが、このようにたくさんの実を付けている木もあります。この木はあまり美味しくないのでしょうか?
青木橋の休憩ポイントから見た湯川の流れです。戦場ヶ原に別れを告げて、ここから林の中の道に入っていきます。
次第に雪が深くなってきました。踏み跡をたどっていますが、新雪が柔らかいですから、踏み跡も深くなってきて、だんだん歩きにくくなってきました。踏み跡を外すと、下の植物を踏み荒らすことになりますから、注意深く進みました。
この辺りまで来ると、スノーシューの効果が有難いものとなってきました。足元はすっかり雪まみれですが、快調に足が進みます。
冬枯れの雪原の向こうに見える山は、日光白根山の山並みです。今はとても歯が立ちませんが、いつかは登ってみたい山ですね。
今回は、野鳥観察も一つの目的でしたが、思ったほどたくさんの鳥がいません。やはり、雪に埋もれて餌が取れなくなりますから、里へ下ってしまったものと思います。