向島百花園へ行ってきました。1月中旬のことです。野鳥観察に出掛けて、そこで見つけた動植物を紹介するのがこのブログの目的なのですが、冬真っ盛りのこの時期は紹介できるような対象がなかなか見つかりません。そんな訳で、ここへ行けば何かあるだろうと考えて足を運んでみました。そうしたら、蕾を膨らませたミツマタが見つかりました。
こちらは、やはり蕾を膨らませていたロウバイです。これだけ膨らんでいれば、あと数日で花を開いてくれるものと思います。この日、咲いている花を見られなかったのは残念でしたが、早春を彩る花の一つですね。
枝先に、たくさんの蕾を房状に付けていたのはキブシです。これが花開くには、まだもう少し時間が必要だと思います。
フユザクラが咲いていました。普通は10月~11月頃に咲くものをフユザクラというのだと思います。この時期に咲いているのは早咲きのサクラではなく、咲き遅れたフユザクラになると思います。
こちらの白い花は、サザンカです。ツバキの花と区別がつきませんが、この花にはサザンカという名札がついていたから、間違いないでしょう。(^_^;;
この樹には、ナシという名札がついていました。なるほど確かに実がついていますが、これがナシの実なのでしょうか?
こちらはツバキの花になります。寒さ真っ盛りの中で咲いていますから、まさに寒椿というところでしょう。
花が咲いた後に残ったカラをたくさんつけていたのはフヨウです。この殻の中には、毛のついた小さい実がたくさん入っている筈です。
樹木や山野草を求めて歩いていた冬の向島百花園ですが、足下にキジバトが歩いていました。
小低木に、こんな赤い花が咲いていました。これはボケの花です。中国原産で、平安時代に我が国へもたらされたということです。
これはモクレンの蕾です。色は薄いクリーム色で、蕾の表面には、軟毛がびっしりと生えています。これも、中国原産の樹木になるようです。
寒い日でしたが、柔らかい日差しを浴びて、フクジュソウが黄色い蕾を膨らませていました。黄色い花弁を覗かせていたのはこの一輪だけで、他はまだまだ蕾のような芽を出したばかりです。後、1~2週間もすればきっと満開になると思います。
スイセンは、今が盛りとばかりに花を咲かせていました。この株は、見事に花を咲き揃えていました。背景から浮き上がらせるため、少し離れたところから、望遠レンズで撮影してみました。
アセビの蕾もずいぶん大きく膨らんでいました。11月頃から花芽が伸び出してくるようですが、これだけ膨らんでくれば、花を咲かせるのも間もなくだと思います。
葉の上に、赤い実をたくさんつけているこの樹はセンリョウです。よく似たマンリョウは、葉の下に赤い実を付けます。千両より万両の方が重いので、葉の下に実を付けるということでしょうか。