見沼を彩る秋の風景

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季節は確実に秋から冬へと移り変わろうとしていますが、雪が降る前に奥日光へ行って、冬鳥たちを観察して来たいと思いました。昨年、この時期に足を運んだところ、レンジャクの群れを撮影することができたし、今年は既にアオシギが入ったのも確認されています。しかし、12月1日の日曜日は、あしだちの野鳥調査があったので、土日の遠出ができません。仕方ありませんね....奥日光は次週以降へお預けとして、近場の見沼周辺で野鳥観察してくることにしました。足を運んだ芝川調節池の外周は木々が色付いて、紅葉は盛りを迎えていました。
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お天気に恵まれて、この日も雲ひとつない快晴です。建物の頭越しに、遠く富士山の姿も見ることができました。野鳥がたくさん観察できるかな....でも、暫く待ってみましたが、期待していたチュウヒは飛ばず、葦原のベニマシコも確認できません。....痺れを切らせて、この日のポイントを自然観察に切り替え、芝川に沿って周辺を散策してみることにしました。
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草原に、黄色い花を咲かせていたのは、キク科のオニノゲシでした。葉の先までトゲトゲが出ていて、触ると痛そうですから、あまり近づかずに写真撮影してきました。見るからに厳しい風体だから、オニノゲシという名前が付けられたのでしょう。これからやって来る冬の寒さも寄せ付けないような厳つい姿です。
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オニノゲシの花は小さいですが、アップして見るとタンポポのような花姿をしています。でも、花が咲いた後の白い綿毛は、タンポポのような丸くて大きな綿毛を広げるわけではなく控えめです。そして、独特の壷のような形をした総果を付けます。
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モンシロチョウが舞っていました。ノゲシの花から花へと吸蜜に飛び回って、ここでは2頭が絡みあっています。日中の気温は15度を超えていましたから、チョウが舞い飛ぶには充分な陽気です。モンシロチョウは、春先の早い時期から初冬の今頃まで、長い期間に渡って出現し、それぞれの季節ごとに、変わりゆく景色に彩りを添えてくれます。
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ノゲシの花で吸蜜するモンシロチョウを横から撮影することができました。前翅先端の黒色斑が三角形になることと、後翅裏面に黒色鱗が認められませんから、この個体は夏型であろうと思います。
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赤い実をたわわに結んでいたのはピラカンサでした。でも、これは同じ仲間の総称で、種名は細かく分けるとトキワサンザシとかタチバナモドキとか色々あるようです。私には、その区別がよく分からないのですが、鳥たちにとっては貴重な食料源となっているようです。
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ナンテンも赤い実を結んでいました。ピラカンサは房状に結実するのに対して、ナンテンは上に立ち上がった茎に総状に実を付けるところが異なります。この実も野鳥たちの餌となっているようですが、実際に啄ばんでいるところを見たことはありません。
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背の高い木にも、赤い実がたくさん付いていました。ツヤのある葉の付け根に固まって結実しているので、見方によっては飾り付けられたデコレーションの様にも見えます。図鑑を確認すると、レンジャクを始めとしてツグミやヒヨドリなどが啄ばんでいるようです。
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芝川の河川敷は、以前は見沼たんぼと呼ばれていたこともあったようですが、今は畑になっていたり、植木の圃場として利用されています。そんな中に、季節外れのサクラが花を咲かせていました。冬桜と呼ばれるものですが、時期外れでも、サクラが咲いているところを見ると嬉しくなる花ですね。
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by coffeeto2 | 2013-12-08 06:00 | その他
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