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秋の山野草@茨城

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都内では、朝方の気温が10℃を下回るようになり、だいぶ寒くなってきました。コートが必要な陽気ですから、秋から冬に移行したことを実感しています。
各地から、雪の便りも届くようになったこの時期の自然観察は、何処へ行くのが良いか悩みどころです。まだ紅葉が残っている場所で、蝶や山野草も観察出来たら嬉しいと思いながら、...閃いたのは、茨城県内のなだらかな山野を歩いて来ることでした。
牧場から続く山道を歩いていると、狙いどおり、陽だまりの草むらの中に、リンドウの花を見つけることができました。
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こちらは、二つの蕾が仲良く並んでいます。まだまだ、小さい秋が残っていたと、喜んでカメラを向けてみました。でも、撮影した写真を確認すると、右側の蕾の先端付近が、やや褐色ががっていました。蕾のまま枯れ始めている?...そんな事はありませんよね。きっと、これから綺麗な花を咲かせてくれるものと思います。
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地面を這うように伸びたつる性の花茎の先で、紫色の立派な花を咲かせていました。やはり、日当たりの良い場所でした。今の時期に、元気良く花を咲かせるためには、太陽の恵みを少しでも多く受けられる場所に、限られてしまうようです。
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草原の中にアザミの花を見つけました。花が少なくなる時期ですから、こんなピンクの花が咲いていると、遠くからでも良く目立ちます。秋の柔らかい陽射しを浴びて、トゲトゲの葉も心なしか柔らかくなっているように感じてしまいました。
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このアザミは、直立して花を咲かせていることと、花の咲く時期的なことに着目して、モリアザミかヒメアザミではないかと思います。でも、確信はありませんから全く違う種類であるかもしれません。
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下草が刈られた山の斜面に、白い花を咲かせている山野草が目につきました。高さは20cmほどしかありませんが、葉の形と5弁の小さい花の形からセリの仲間であろうことは分かりますが、特定ができません。
ヤマゼリではないかと思いますが、違っていたら教えてください。
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小さい花ですが、5弁の花弁を広げて、複数散形状花序を形作っています。
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この黄色い花をたくさんつけているのは、キク科のヤクシソウです。これも秋を彩る山野草の一つですが、割合日当たりの良い場所に、たくさん生えていました。実際、日陰になる部分には、全く生育していませんから、太陽の恵みがそのまま表現されています。
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ヤクシソウの花は、直径が1.5cmほどですが、ニガナとよく似た花の形をしています。花が終わった後の頭花は、下向きに垂れ下がって、房状に見えます。
by coffeeto2 | 2013-11-24 06:00 | 山野草
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