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三つ峠山登山

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職場の山好きな人が誘い合わせて、でっかい富士山を見てこようと、三つ峠山(開運山、標高1,785m)へ登ってくることになりました。今回は、いわゆる表登山道をピストンして、帰りは温泉に浸かり、時間があれば美味いほうとうを食べて来ようという計画です。当然、私は大賛成で、直ぐに参加の手を上げたところ、最終的に6名のメンバーが集まりました。しかし、メンバーの自宅は都内だけでなく、筑波から所沢まで広範です。仕方ないから、全員それぞれの車で現地集合することになりました。私は、家が途中にあるS係長をピックアップして向かいます。
午前7時30分に、三つ峠グリーンセンター集合と決めていましたが、皆さん意欲満々で、遅刻者が出るどころか、7時までには全員集合していました。天気は雲一つない青空です。今日は、綺麗な富士山を見ることが出来ると、みんな目を輝かせて、予定より早目にスタートすることができました。
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この写真は、グリーンセンターから車で少し登った所にある憩いの森駐車場ですが、ここに車を停めてスタートを切りました。
遥か上の方には、三つ峠山(開運山、標高1,785m)山頂の三つのピークが覗いていて、頂上付近はかなり険しい山容を見せています。今回、初めて登山をするメンバーからは、早くもため息が漏れてきました。
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スタートから暫くは、舗装された林道を歩くことになります。朝日に照らされた、真っ赤な紅葉が綺麗でした。みんなカメラを取り出して、ここで紅葉談義をしながらの撮影会になりました。
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林道歩きはここまでです。ここから左側に折れて、その先に見える小さい橋を渡り、いよいよ登山道へ取り付きます。
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登山道に入って最初のポイントは、この“だるま石”です。梵字が刻まれていますが、その謂れは分かりません。この脇には、登山ポストも設置されていました。
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少し登ると、この“股のぞき”のビューポイントがありました。二股に分かれたこの木の幹の間から、富士山が綺麗に見えるようです。....踏み台も設置されていますから、覗いて見たくなりますね。ここで最初の小休止をとり、景色を堪能させてもらうことにしました。
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“股のぞき”から見た富士山です。もともと、富士山はどの位置から見ても絵になる山ですが、このビューポイントから見た姿も、それなりに見応えがありました。快晴の好天でなければ見られなかった景色ですから、お天道様にひたすら感謝です。
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黄葉で彩られた登山道を進みます。お天気に恵まれて、山の話を色々聞きながら、気持ちの良い山行です。登山というよりハイキング気分となりました。こんな山歩きなら、毎日でも嬉しいですね。
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稜線の上に出て、尾根道を進むと、この“馬返し”の標識が建っていました。昔の人は、ここまで馬を引いて来たのでしょうか?ここまでかなりの坂道がありましたから、馬もさぞかし大変だったことでしょう。
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登山道の脇にあった石に、穴がたくさん開いていました。そして、その開いている穴の中には、全部どんぐりが詰め込まれています。
これは何の穴?そして、どんぐりを詰め込んだのは誰の仕業?
ちょっと面白いなと思ったので、撮影させてもらいました。
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もう、山頂まであと少しというところまで登ってきました。三つ峠山は山頂付近がとても険しく、切り立った岩肌が露出していますが、多分その大きな岩肌に取り付く直下まで登ってきたものと思います。
山肌に、赤い涎掛けを付けた、たくさんの石仏が並んでいました。脇の標識には“八十八大師”と名前が出ています。四国八十八箇所の遍路に代えて、石仏が安置されたのだそうです。このあたりも、三つ峠山が開運の山といわれる所以なのでしょうか...
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間近に、険しい岩壁が見えてきました。三つ峠山は、ロッククライミングのメッカとしても有名であるようですが、私はどんなに頼まれても、このような岩壁をクライミングで挑戦したいとは思いません。
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2本の立ち枯れた大木の向こう側に、三つ峠山(開運山)の岩峰が並んでいます。開運山(標高1,785m)、木無山(標高1,732m)、御巣鷹山(標高1,775m)の三つの山があるから三つ峠山という名前が付けられているようですが、この写真の峰は中央の開運山に並んでいる三つのピークです。
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右側の岩壁が、三つ峠山のロッククライミングの中心地となる屏風岩のになります。岩肌には、たくさんのクライミング用の金具が打ち込まれていました。その下に登山道が続いていますが、その先の岩峰の上には、山荘の四季楽園の建物が見えてきました。
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三つ峠山の山頂へと続く尾根道の直下には、とても厳しい階段が待っていました。ここまで登ってきて、最後の階段は堪えます。フウフウ息を弾ませながら登りますが、振り返ると富士山が次第に雄大な姿を見せてくれるようになりました。
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ここが頂上直下にある山荘の四季楽園になります。とても良いお天気でしたから、登ってきたときには、宿泊者用の布団がたくさん干してありました。取り敢えず、我々はこの前から真っ直ぐ木無山の山頂を目指しました。
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木無山の山頂からは、遠く南アルプスの山並みから八ヶ岳まで見渡すことができました。北アルプスの山並みまで遠望できましたが、ここまで見えることは年間に何回もないとのことでした。
これは、南アルプスの中でも南側に位置する峰々ですが、頂上部分が白くなっている山が左側から上河内岳(標高2,803m)、聖岳(標高3,013m)、赤石岳(標高3,120m)でしょうか。
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この辺りに見えて居る山並みが塩見岳(3,047m)、農鳥岳(標高3,026m)、間ノ岳(標高3,189m)、北岳(標高3,192m)などの山並みになると思います。
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中央付近に見えるあまり雪のない山並みが、鳳凰三山の薬師ヶ岳(標高2,780m)、観音ヶ岳(2,840m)、地蔵ヶ岳(標高2,764m)で、その右側の白く雪を頂いている山が甲斐駒ケ岳(標高2,966m)でしょうか。
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これは、八ヶ岳連峰の山並みです。ここに見えるのは、左から編笠岳(標高2,524m)、権現岳(標高2,715m)、赤岳(標高2,899m)、横岳(標高2,829m)、硫黄岳(標高2,760m)の山並みになると思います。
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三つ峠山(開運山、標高1,785m)の山頂に設置された石碑の前で、今回参加した6名のメンバーが並んで記念写真を撮影しました。逆光であるために、背景は良く映っていませんが、お天気は快晴でこれ以上ないという素晴らしい登山日和でした。
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下山途中で撮影した屏風岩です。7-14mmの超広角レンズで、目いっぱい広く撮影したものですが、大きな岩壁の全部を画面に納めることはできません。でも、直下で撮影していますから、少しはその迫力が伝わってくるのではないかと思います。
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メンバーのうちの1名が、少し膝に痛みがあるということで、下りはペースを落として、ゆっくり目に下ってきましたが、無事に駐車場のある憩いの森まで下山してくることができました。ここでも、目を見張るような紅葉が出迎えてくれました。
この後、全員で河口湖畔まで移動し、露天風呂のある開運の湯に浸かって疲れを癒してきました。
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最後にこれはおまけですが、車に戻ってみると、窓ガラスにこんな虫が留まっていました。名前が分かりませんが、興味津々です。後から写真を見ながら図鑑を繰ってみたら、カメムシの仲間のアカシマサシガメであることが分かりました。
by coffeeto2 | 2013-11-17 06:00 | その他
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