黒い実、赤い実@戸隠

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戸隠で過ごした三連休初日の10月12日(土)は、重い望遠レンズを背負い、野鳥の姿を求めて朝から一日、森林植物園の中をさまよっていました。初日に鏡池まで足を延ばして、戸隠山の全景を撮影してきましたが、生憎雲がかかり、スッキリした景色にはなりませんでしたが、険しい岩山の雰囲気は分かっていただけると思います。
散策していると、山野草や植物の実などもたくさん眼に入ってきますから、どちらかといえば上を見るより下を見て歩くことが多かったように思います。そのせいか、初日は野鳥についての収穫は殆どありませんでしたが、植物関係で色々な収穫がありました。
特に今の時期は、赤や黒などの彩り豊かな木の実がたくさん生っていますから、これらを観察するのも秋ならではの自然観察の楽しみですね。前回は、白と赤と青い実を紹介しましたが、今回は黒い実と赤い実を集めて紹介したいと思います。
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中央広場からミズバショウ園に向って、木道を少し入ったところで見つけたのがこの写真の木の実です。黒い実がたくさん集まって、球形状に結実していました。つる性の植物のようですが、今まであまり見たこともありませんでしたから、これを頼りに調べてみると、ユリ科のシオデになるようです。
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黒い果実を一つだけ付けていましたから、チゴユリかな?とも思いましたが、葉が割合大きめですから選択肢から外しました。葉の大きさや形からみると、ホウチャクソウではないかと思います。春先に咲く花は、二つか三つ一緒に咲いている姿を良く見ていましたが、これは実が一つしか付いていないので迷ってしまいました。この株は、たまたま一つだけだったのでしょう。
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これは、茎に沿って二つづつ規則的に黒い実を付けていますから、アマドコロかナルコユリであることはすぐに想像ができました。両者の違いは、茎に稜があればアマドコロでなければナルコユリになるのですが、現地では触って確認していません。
写真を見た感じでは、ナルコユリではないかと思いました。
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さて、分からないのがこの写真の実です。青色味のある黒い実をいくつも生らしています。実だけ見るとサンカヨウのようにも思いますが、葉の形がぜんぜん違います。ブルーベリーの実のようにも見えてしまいますが、草本のようですから違いますね。調べても分からずじまいでお手上げです。
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中央広場に近い木の枝に、透明感のある赤くて小さい実がたくさん付いていて、とても綺麗な光景でした。葉がないので種類を特定するのがとても難しいのですが、赤くて小さい実であるということだけでガマズミではないかと思いましたが、いかがなものでしょうか?
....図鑑を見ていたら、同じスイカズラ科のカンボクの実にもよく似ていると思いました。
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これは、鏡池へ続く散策路の脇で撮影したものですが、やはりガマズミでしょうか?この仲間にはミヤマガマズミやコバノガマズミなどもあるようですが、この実だけで識別するのは難しいですね。.....カンボクという選択肢も捨てきれません。
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複雑な形に枝を広げて、赤い実をたくさん付けています。実を付けた枝先まで赤くなっていますから、枝サンゴのようにも見えます。これはゴマギであると思いますが、葉が大きく丸いヒロハゴマギというのもあるようです。この樹に付いていた葉は、割合大きめでしたからヒロハゴマギであると思います。たくさんある実の中には、黒くなったものもありますが、これは熟しすぎたものでしょうか。
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こちらもヒロハゴマギであると思いますが、すでに葉が落ちて、全ての実が黒く熟していました。生えている場所の陽当たりや地質などの違いで、成熟度が異なるのではないかと思います。
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この樹には、たくさんの大きな葉が残っていますから、ヒロハゴマギであることが分かります。実の早いものは8月くらいから赤く結実するようですが、10月にかけて次第に黒く熟すようです。
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こんな面白い形で朱い種子をぶら下げているものもありました。果実が熟して5片に割れて大きく開き、その先端に種子をつけていました。これも園内にあった案内板に解説されていましたが、ツリバナになります。
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ツリバナは、マユミと同じニシキギ科に属します。後刻、図鑑で調べてみると、この仲間にはたくさんの種類があり、サワダツ、ヒロハツリバナなどは同じような形で実を付けます。また、ムギマキが啄みに来るツルマサキも同じ仲間になります。
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by coffeeto2 | 2013-10-20 06:00 | 植物
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