初秋の山歩き@檜洞丸

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西丹沢の檜洞丸(標高1,601m)に登頂するため、ここ西丹沢自然教室の駐車場に車を止めて、ワクワクする様な気持ちを抑えつつ、山登りのスタートです。檜洞丸から犬越路を回るコースは、とても険しい山道だと聞いていましたから、それなりに身構えて、慎重に挑戦してきました。
丹沢の主要な山々については、これまでかずとりさんご夫妻とともに、丹沢主脈にある塔ノ岳、鍋割山に登ったのに続けて、丹沢主稜の丹沢山、蛭ヶ岳へもご一緒させていただきました。昨冬には、単独で大山にも登ってきましたから、主要な山々は一応、頂上を踏んできたことになります。でも、主稜西側にある檜洞丸だけは未踏でしたから、いつか登ろうとそのチャンスを伺っていました。
そんな折、コーヒー党の野鳥観察でも紹介していますが、権現山が野鳥観察の適地であると教えていただき、ヒタキ類の渡りの季節になってきたこともあって、9月28日(土)〜29日(日)に抱き合わせで訪れてみることにしました。
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週末の山行ですから、気持ち的には土曜日に山を歩いて、日曜日はゆっくり探鳥する予定にしたいと考えていました。しかし、西丹沢自然教室の駐車場は、かなり早い時間から満車になるという話です。土曜日は朝暗いうちに出発しなければならないと思っていたのに、金曜日の夜に飲み会が入ったため早朝出発が出来ません。仕方ないので、土曜日はゆっくり出掛けて探鳥を楽しみ、日曜日に山へ登る予定に変更しました。
この日は、午前6時に西丹沢自然教室からスタートし、用木沢出合へ向かう舗装道路を暫く登ると、ガードレールが設置されたこの谷筋に、檜洞丸への登山コースの一つである、ツツジ新道の入口を示す標識が立っていました。
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沢登りではありませんが、谷川に沿って暫く登ると、間もなく左側にツツジ新道へ取り付く階段がありました。入口から入って、ちょっと踏み跡が分かりづらかったのですが、ここは難なく通過できました。
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谷筋から暫く登急登が続きますが、上に見える案内標識の所で、ツツジ新道の尾根道となります。あそこまで行けば、道も少しは歩き易くなるでしょう。朝方は少しひんやりしたので、長袖Tシャツの上にミッドウェアのジャケットを羽織っていましたが、早くも脱いで汗を拭き拭き、足を進めます。
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歩き易い山道ですから、足取りは快調です。木立の切れ間から、谷筋を挟んで反対側に円錐形の山が見えました。山座が同定できませんが、地図で確認すると畦ヶ丸の手前にある、権現山(標高1,138m)ではないかと思われます。
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これがツツジ新道です。木立の間を縫って、気持ちよい山道が続いています。この辺りは、ハイキング気分でルンルンと足が進みます。
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ここがゴーラ沢出合です。赤いテープが下がっていますが、ここではまず写真に写っている東沢を渡渉し、続けてここに合流するゴーラ沢を渡渉することになります。2箇所連続の渡渉となりますが、岩伝いに足を濡らすことなく、上手く渡り切ることができました。
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ゴーラ沢の出合を難なく通過できたと思ったら、ツツジ新道にはこんな鎖場が待ち構えていました。でも、ここでは鎖を伝うことなく、自力で登りきることができました。
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ツツジ新道をだいぶ登り詰めてきたところで、檜洞丸まであと800mの標識が建っていました。このあたりで石棚山稜からの登山道と合流するはずですが、どこが合流地点であったか、気が付きませんでした。標識の向こう側に見える山は、おそらく大室山(標高1,587m)であると思います。
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9月最後の日曜日ですから、季節はまだ初秋ですが、山の上では既に紅葉が始まっていました。登山道沿いにこんな紅葉が見えると、思わず足を止めてカメラに収めたくなってしまいます。
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檜洞丸の山頂に近づくと、歩きやすい木道が整備されていました。木々の間を縫うように続く木道を歩いていたら、こんなオブジェのような樹がありました。真ん中に太い樹があったのでしょうか?何らかのアクシデントでそのまま成長できず、根元から細い幹を3本伸ばしているようです。
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秋晴れの、とても気持ちの良いお天気になってくれました。檜洞丸の頂上直下にあったこの樹は、既に葉を落としていますが、秋の山を彩るアクセントのような存在でした。
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檜洞丸(標高1,601m)山頂の標識柱です。周囲は、木立に囲まれていますから、期待したような眺望を得ることはできませんが、山頂を踏んだ時は、その記録として是非、写真に残しておきたい対象ですね。
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山頂にあった案内標識ですが、ここから右に進めば丹沢主稜に沿って、約4.6kmで丹沢主峰の蛭ヶ岳に至ります。昨年、かずとりさんご夫妻と塩水橋から丹沢山を経由して、日帰りで登ってきた懐かしい山ですが、今回は、ここから左に進んで、犬越路へと向かいます。この時点で時間は午前9時45分ですから、昼食の大休止にはちょっと早いですね。お昼は、犬越路まで引っ張ることができそうですから、ここでは小休止をとって、持参したどら焼きで栄養補給をしました。
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檜洞丸山頂で小休止をとった後、犬越路への道に足を進めます。手前に見える山は、大笄(おおこうげ)と呼ばれる熊笹ノ峰(標高1,523m)でしょうか、その向こう側に大室山(標高1,587m)が見えます。お昼を取る予定の犬越路は、そのすぐ手前にある筈です。
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紅葉(?)の木の向こう側に、犬越路へ続くやせた尾根道が見えます。眺めは良いのですが、ここからいよいよ噂に聞いていた、険しい山道の始まりとなります。自然と気持ちも引き締まってくる思いです。
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途中には、こんな鎖場が何箇所かありました。ここは鎖伝いに降りてきた場所です。この写真ではそんなに険しくも見えませんが、実際に降りてみた感想では、殆ど垂直に近い岩場であったと感じました。鎖が無ければ通り抜けることはできなかったと思います。
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岩場ばかりではなく、やせ尾根も何箇所か通過しましたが、噂に違わぬなかなかタフな山道でした。途中には難所があったり、景色の良い場所があったり、山野草の写真を撮影するなど、引っかかることが多くあったので、思っていた以上に時間が掛かってしまいました。
この尾根道から見た丹沢の山並みも、なかなか見応えがあります。眺望が良い場所でしたから、ここで汗を拭きながら一息入れました。
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標準コースタイムより30分ほど多く時間が掛かってしまいましたが、ここが犬越路の峠の頂(標高1,060m)です。檜洞丸の山頂から一気にずいぶんと下ってきたものです。この日は天気が良すぎて気温が高めですから、日向ではとても休む気になれません。でも、ここは場所が狭いので、腰を下ろして休めるような木陰があまりありませんが、何とか登山道脇に場所を確保して昼食を食べました。
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これが犬越路の避難小屋です。隣には、トイレも併設されていました。入口に鍵などは掛かっていないので、誰でも自由に利用することができるのですが、少し気温が高めでムシムシしていたので、外の木陰で食事休憩を取りました。
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昼食休憩を終わって、犬越路から用木沢出合へ向けて下山開始です。地図によれば、1時間ほどの行程で、下る一方ですから自然に足取りも軽くなりました。
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下山途中の渓流沿いは、このように整備された登山道になっていました。このような所は、登りでも下りでも大変歩きやすいですね。
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渓流に掛けられていた丸木橋です。良く整備されているので、安心して渡ることができます。
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ここが用木沢出合です。犬越路から、ほぼコースタイム通りで下ってくることができました。林道を使って、ここまで車が入ってこれますから、ここに駐車している登山者もたくさんいました。
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用木沢出合から林道を30分ほど歩いて、スタート地点である西丹沢自然教室まで戻ってきました。時間は午後2時30分です。秋の声が聞こえ始めた時期ですから、少しは涼しい山歩きができると期待していたのですが、この日はお天気が良すぎて、まだまだ夏の陽気にドップリとはめられたような感じでした。でも、険しいと聞かされていたコースを無事に帰還できて、程よい疲労感に包まれながら充実した達成感を味わうことができました。
途中の丹沢湖から少し下ったところに、道の駅山北がありますが、家族へのお土産に、秋の味覚の柿と栗を買い込んで帰路に着きました。
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by coffeeto2 | 2013-10-12 06:00 | その他
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