秋の山野草~その②~@権現山

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権現山の山頂から、秦野市街地を眼下に収め、遥かに望む箱根の山並みです。前回紹介したように、ここからは富士山の勇姿を望むことができますが、箱根の山並みも間近に見ることができます。
この辺りは、弘法山、権現山、浅間山という三つの山を含めて、弘法山公園として整備されている県立自然公園の一角で、ハイキングコースが整備されています。権現山の山頂付近には、水場が設置されていて、四季を通じて野鳥観察が楽しめる、とても良い場所であると教えていただきましたが、我が家から少し離れた場所ですから、実際に足を運ぶのは今回が初めてになりました。
重いカメラを担ぎながら、ここまで登ってきましたが、その途中で色々な山野草も観察できましたから、しっかりとカメラに収めてきました。
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今回、まず最初に紹介するのは、このアザミの花です。これは、キク科に属する山野草ですが、アザミの仲間も種類が多いですね。その識別ポイントを把握しているわけではありませんから、自信を持って判定できません。撮影したときは、ノアザミではないかと思っていましたが、図鑑を確認してみると、「ノアザミの頭花は枝先に上向きに付く」 と解説されていることから、ちょっと疑問符が付いてしまいました。
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頭花の部分をアップで撮影したものですが、判定に悩むと分かっていたら、総苞の部分であるとか、葉の形や付き方の部分などを、もっとしっかり撮影しておけば良かったと、反省しきりです。
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こちらは、山道を下り始めたときに見つけた花です。葉の形と茎の上に散房花序を形成しているところから、ノコギリソウであると確信して撮影してきたのですが、図鑑を見るとノコギリソウの花は白色でした。.....とすると、これは園芸種が逃げ出したものか? それとも、ピンクの花を咲かせるものもあるのか?
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散房花序として咲いている、ピンクの可愛い花の集団をアップで撮影してみました。少し青っぽく写っていますが、現地で見たときには、もう少しピンク色味が強かったように思います。
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これは、見間違うことも無いヒガンバナです。散策路を歩いていると、所々で花開いていました。真紅の花弁と、上にそそり立つように林立する蘂の数々が、見事な花姿を形作っています。まさに自然が作り出した芸術作品ですね。
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ヒガンバナの花は、群落を作って密生しているというイメージがありましたが、ここでは、所々に数株づつ散在していました。
以前、あしだち(足立・自然にふれあう会)の定例探鳥会が、埼玉県飯能市にある天覧山で実施され、タカの渡りを観察した後に、皆で高麗川の巾着田に寄ったことがありました。あそこのヒガンバナの大群落は、大変に見応えがありました。....それ以上に、付近の交通渋滞と、通勤ラッシュのような電車の混み具合に驚かされた思い出があります。
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ヒガンバナの花を見て、いつも不思議に思うのは、地面から直接茎が出て、見事な頭花を咲かせているのですが、なぜ葉がないの?.....ということでした。
調べてみると、ヒガンバナにもちゃんと葉が出るのですが、それは花が咲き終わってからということでした。花が無くなってから葉だけ出ても、全く目立たないわけですね。
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初夏から夏にかけて山歩きをすると、山道の至るところで唐松の葉のように、細くて白い花糸を広げたカラマツソウが良く目に付きます。玩具花火の松葉ボタンが、火花を散らしているような花姿をしていますが、ここではまだ咲いていました。....といっても、図鑑によれば花期は7月~9月とされていますから、今咲いていても不思議ではないですね。
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カラマツソウは、こんな花姿をしていますが、キンポウゲ科に属する山野草です。ちょっと違和感を感じてしまいますが、トリカブトやオダマキ、ハンショウヅルなど、キンポウゲ科には変わった花姿のものが色々ありますね。
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こちらは、キク科の山野草であることは、姿を見ればすぐに分かるのですが、撮影したときは、葉の形などからミヤマヨメナであろうと思っていたのですが、図鑑で確認すると花期は5~6月ということですから、ちょっと違いますね。....またまた、悩んでしまいました。
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花の部分だけを少しアップで撮影してみました。横に倒れていますが、頭花は割合小さめでした。また、葉の形が長楕円状披針形で、花期は8~11月というところから、シロヨメナの可能性もあると思いました。
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by coffeeto2 | 2013-10-10 06:00 | 山野草
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