クモガタヒョウモン@白樺峠

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今年は、9月中に三連休が2回あったわけですが、後半戦の三連休を利用して、長野県の白樺峠へタカの渡りの観察に出掛けて来ました。
白樺峠のタカ見広場には、山腹に雛段のような観察場所が設置されています。その一角に陣取って、タカの飛来を待ちわびている間、何もしない時間がタップリありますから、暇つぶしではありませんが、周囲の自然観察に眼が行きます。
私が腰を下ろして待機していたベンチの、すぐ目の前にノコンギクの花が咲いていたのですが、そこへ吸蜜のために訪れたヒョウモンチョウの仲間がいました。翅の表側には、黒くて丸い斑だけが認められることから、直感的にクモガタヒョウモンであることが分かりました。
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周囲には、たくさんのタカ見ファンが待ち構えていますが、このクモガタヒョウモンはそんな状況を気にすることもなく、タカ見の人並みの間を縫うように舞い上がって、今度はマツムシソウの花に留まってくれました。
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図鑑によれば、クモガタヒョウモンは、年1回、5~6月に羽化して出現しますが、一旦夏眠したのち、9~10月に再び活動を開始するという、とても面白い習性を持っているようです。この個体は、既に産卵を済ませたのでしょうか? 生まれた幼虫は1齢のままで越冬し、来春スミレの仲間を食草として育ち、成虫に羽化するそうです。
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今度は、ツリガネニンジンの花に場所を移して、吸蜜を始めました。翅の裏側が分かる状態で撮影できましたが、後翅の裏面は、暗いウグイス色をしています。
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再び、ノコンギクの花に移って吸蜜中ですが、この個体の前翅の前縁には、小さな白斑がありますから、これはクモガタヒョウモンの♀の個体になります。♂の前翅にはこのような白班はありません。
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by coffeeto2 | 2013-09-27 06:00 | チョウ・ガ
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