鑓温泉~猿倉の高山植物@白馬三山

c0085622_142995.jpg
白馬三山を縦走しながら観察してきた高山植物を紹介してきましたが、いよいよ今回が最後になります。
最終日に宿泊した鑓温泉から、登山口である猿倉に至る間で観察した高山植物を、撮影した順番に紹介します。
まず最初は、エンレイソウです。関東地方では、春を彩る山野草ですが、ここでは8月上旬でも咲いていました。大きな3枚の葉を広げ、その中央部分に黒紫色の花被片を3枚広げた花姿が特徴的です。
c0085622_14291681.jpg
これも、東京周辺では春先の山野草の代表格であるフキノトウです。偶然、登山道のすぐ脇に咲いているのを見つけたのですが、今回はこれを1株見ただけで、他では気が付きませんでした.....。エッ! 真夏の今の時期にフキノトウ?見つけた時には、ちょっと驚きました。
c0085622_14292222.jpg
初日に、大雪渓へ登る途中でも観察することができたキヌガサソウです。大きく広げた葉の直径は4~50cmはあります。こんな姿をしていますが、キク科に属する高山植物です。花もかなり大型ですから、見応えがあります。
c0085622_14292872.jpg
これも、初日に観察したサンカヨウです。キヌガサソウとほぼ同じような場所に咲いていました。サンカヨウは、葉の大きさは20cm以上になる大型の葉を広げていますが、花の大きさは2cmくらいしかない、可愛い花を咲かせます。
c0085622_14293469.jpg
少しづつ高度が下がって森林限界を通過してきました。そうすると、懐かしい山野草がたくさん目につくようになりました。草むらに、小さい花をたくさん咲かせていたズダヤクシュです。今年の6月に入笠山へ登った時に既に咲いていましたが、それ以来、山へ行くたびに観察しています。結構花期は長いと思います。
c0085622_14294170.jpg
鑓沢から雪渓をトラバースして杓子沢に入りました。岩場で小休止した時に、周辺にとてもたくさん咲いていました。タテヤマウツボグサであると思います。花の大きさが、東京周辺で見るウツボグサより一回りは大きいことから、見つけた時には普通のウツボグサでよいかどうか悩ましい存在でしたが、図鑑で確認して納得しました。
c0085622_14294767.jpg
これも、杓子沢の岩場で小休止した時、周囲にたくさん咲いていたヤマルリトラノオです。撮影した時は、クガイソウであろうと思っていましたが、葉が輪生していないことから疑問に思って調べてみたら、ヤマルリトラノオであることが分かりました。花穂は、クガイソウよりも少し短くて、太めであるように思います。
c0085622_14295348.jpg
こちらは、草むらの中に生えていたので写真に撮影してもよく分かりませんが、茎の上部に小総苞片を5~6個ほどつけていますから、見つけた時にはトウダイグサの仲間であろうと思いました。でも、図鑑を調べてもトウダイグサの仲間ではないようです。見当もつかないなと思いながら、図鑑をひっくり返していたら、偶然セリ科のページに乗っていたハクサンサイコが目につきました。多分これで間違いないだろうと思います。
c0085622_14295926.jpg
白い花穂を立てていたのはサラシナショウマであると思います。ヤマルリトラノオなどの高山植物がたくさん咲いていた杓子沢の岩場に咲いていましたが、薄紫の花穂と白い花穂が咲き競うように並んでいました。
c0085622_1430696.jpg
小日向のコルの手前の湿原に咲いていました。黄色い花をたくさんつける総状花序を立てていましたが、初めて見る花でしたから取り敢えず写真だけ撮ってきて、後日、家に帰ってからゆっくり調べてみたら、ユリ科のキンコウカであるようです。
c0085622_14301251.jpg
こちらも湿原に咲いていた花ですが、縁に細かい鋸歯のある腎円形の葉を広げていました。また、花弁は5枚ですが、波打っています。
これも名前が分かりませんでしたから、写真を撮って調べてみると、ミツガシワ科のイワイチョウであることが分かりました。
c0085622_14301823.jpg
小日向のコルから少し下った岩場で、前回紹介したベニヒカゲが、日向ぼっこをして休んでいるところを撮影したのですが、その岩場の陰にこのオトギリソウの仲間が黄色い花を咲かせていました。既に花の最盛期は過ぎているようですが、図鑑の写真と見比べるとイワオトギリであろうと思います。葉に黒点が多く、明点が少し混じると解説されていましたが、この写真からはよく分かりません。
c0085622_14302493.jpg
この花は、どこかで見たことがあるなと思いましたが....でも、どうしても名前が浮かばずに、写真だけ取ってきました。後日、図鑑を確認してカニコウモリであることが判明しましたが、背景に写っている葉はカニコウモリのものではありません.....悪しからず。
c0085622_14302933.jpg
最後はこのタマガワホトトギスです。花弁が黄色いところが特徴ですが、鑓温泉から下ってくる登山道の周囲には、ピンク色のホトトギスは一つもありませんでした。この黄色いホトトギスだけが、ずいぶんたくさん咲いていました。
[PR]
by coffeeto2 | 2013-09-08 18:00 | 高山植物
<< シラヤマギクかな?@三毳山 鑓温泉から猿倉へ@白馬三山 >>