白馬岳から鑓温泉へ@白馬三山

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お早うございます。時間は8月11日(日)の午前4時50分です。白馬岳(標高2,932m)山頂で、ご来光を遥拝しようと待っているところです。
白馬山荘を出た時には、まだ薄暗かったのですが、辺りはだいぶ明るくなってきています。しかし、風がとても強いので、風除けにレインウェアの上下を着込んでいますが、それでもじっとしていると寒いです。温度計を持っていなかったので、正確な気温は分かりませんが、10℃以下であることは間違いないと思います。
この写真の左側に写っているのは三国境のピーク(標高2,751m)です。その右側が小蓮華山(標高2,766m)で、この尾根伝いに白馬大池から天狗原を経由して、栂池平まで登山ルートが繋がっています。
当初、高山植物の写真を撮るため、単独で栂池から入山して白馬大池にテントを張り、白馬岳を目指す予定でいましたが、山の仲間から白馬岳に登るなら、是非とも鑓温泉に浸かってきたいという提案を受け、急遽予定を変更してパーティを組むことになった次第です。
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遥か彼方に霞む山並みは、妙高山(標高2,454m)と火打山(標高2,462m)などが連なる新潟県の山ですが、その向こうの雲海の上に太陽が昇ってきました。写真のタイムスタンプを確認すると、午前5時04分です。この時、山頂にはとてもたくさんの登山者が登ってきていましたが、みんなカメラを向けてこの瞬間を待っていました。
昨日、白馬山荘に到着した時は、ガスが濃くなって周辺が全く見えなくなっていました。だから、翌朝のご来光は望めないものと半ば諦めていたのですが、これだけ晴れ渡ってくれましたから、我々は大変ラッキーでした。
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山荘からは15分ほど登れば白馬岳(標高2,932m)山頂に着きますから、まさに朝飯前のお散歩でした。白馬岳山頂でご来光を頂き、我々は余裕の記念撮影です。
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こちらは、後ろを振り返ったところに見える、昇ったばかりの朝日を浴びた山並みですが、中央が旭岳(標高2,867m)で、その右奥に見える山が清水岳(標高2,603m)です。
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陽が射してくると、少し気温が上がってきました。これから山荘に戻って朝食を頂く予定です。下の方に、白馬山荘の建物が見えますが、その遥か下の方に、村営頂上宿舎の建物も小さく見えています。
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山荘付近まで下ってきたところで、振り返って今登ってきた白馬岳の山頂方向を撮影したものです。若干、ガスが掛り始めています。
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白馬山荘は、800名収容の巨大山荘ですから、食事も数回に分けて時間指定で頂かなければなりません。食事の順番を待って出発するころには、辺り一面ガスで真白になってしまいました。
出発すると間もなくこの分岐に到着しました。左に下れば、昨日登ってきた大雪渓を下って猿倉に至ります。右に折れると、先ほど白馬岳の山頂からその姿がよく見えた旭岳に至ります。我々は、来た道をまっすぐ進んで、唐松岳(標高2,696m)方向を目指します。
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白馬三山の次なるピークである杓子岳(標高2,812m)を目指して歩いていると、尾根道に隣接してこんな花畑が広がっていました。ガスが濃くなって景色がよく見えませんが、晴れていれば素晴らしい風景であったろうと思いますが.....遠景が見えないないのが残念です。
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杓子岳への登山道は、岩の積み重なったガレ場がずっと続く、とても歩きにくいコースでした。そんな登山道に辟易しながら山頂に着くと、ガスが晴れて、眼下に杓子尾根の姿が見えていました。この尾根の左側に白馬大雪渓があります。この尾根伝いにも登山道があるようですが、初心者が登れるような道ではなく、とても険しそうです。
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杓子岳(標高2,812m)山頂で、お決まりの記念写真です。上空は晴れてきましたが、方向によってはガスが掛っています。この日の日程は、ここから鑓ヶ岳(標高2,903m)に登って、鑓温泉へ下るだけですから、時間的にたっぷり余裕があります。この後、団体さんが登ってきましたから、我々は少し離れたピークでのんびり景色を眺めたり、自然観察することができました。
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杓子岳は岩がゴロゴロしているばかりのように見えましたが、高山植物も観察できました。それよりも、ここでカミキリムシの仲間を観察したのには驚きました。全長30mmくらいありましたから、シラフヒゲナガカミキリの♂の個体になると思います。
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山頂から周囲を観察すると、いろいろな形をした岩山が続いていますが、この岩も動物が頭をもたげているような、面白い形をしているなと思いながら撮影しました。
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杓子岳の山頂から少し下ったところで、振り返って山頂方向を撮影しました。足下は、このように岩がザレた、とても歩きにくい登山道になっています。少しガスが掛っていますが、次第に晴れる方向に向かっているようです。
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杓子岳を下って、杓子沢コルで小休憩です。ここで、振り返って見るとガスが晴れていましたから、スッキリ晴れた白馬岳を撮影することができました。白馬岳の頂上直下には、昨夜宿泊した白馬山荘の長い建物が見えます。
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休憩した杓子沢コルでは、ここでもたくさんの高山植物の写真が撮れましたが、一番目を引いたのはこのセミです。平地で見るセミとはちょっと異なる容姿です。図鑑で調べてみたら、エゾゼミでした。個体により、色彩の変異が多いということでした。
天気も大変よくなってきて、この後、鑓ヶ岳へ登る途中でライチョウを観察することができました。“コーヒー党の野鳥観察”で紹介していますから、是非ご覧ください。
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さて、我々パーティは無事に鑓ヶ岳(標高2,903m)に登頂することができました。お天気も最高です。中央に、今日登ってきた白馬岳(標高2,932m)が聳えていますが、右手前が先ほど登ってきた杓子岳(標高2,812m)です。白馬岳の左側に見えるピークは旭岳(標高2,867m)になります。
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ここでもお決まりの記念写真です。登頂した時には、ここで記念写真を撮る人が順番待ちをしていたような状況でした。我々はこの後、鑓温泉に下るだけだったので、ゆっくりお昼を食べてのんびりした時間を過ごしましたが、食べ終わる頃にはほとんど人がいなくなり、ゆっくり記念写真を撮ることができました。黄色い山頂標記の柱のすぐ脇に白馬岳が見えています。左側の山は旭岳です。
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尾根道を下ってきました。鑓温泉へ下る分岐の標識です。今登ってきた鑓ヶ岳を背景に写真を撮りました。ここからまっすぐ進めば、天狗山荘から不帰嶮(かえらずのけん)を経由して唐沢岳方向ですが、我々はここで左に折れて鑓温泉へと下ります。
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尾根道から鑓温泉へ下った辺りは、大出原といって、ここにも花がたくさん咲いているお花畑があります。この日観察した高山植物は、また次回以降で紹介することにしますから、是非見てください。
大出原の花畑の中に咲いていた、コバイケイソウの花で吸蜜していたのはヒオドシチョウです。
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鑓温泉へ下る登山道から見上げると、雪渓の向こうに鑓ヶ岳から続く南山稜が聳え、青い空に白い雲と夏山の雰囲気満々です。
何だか、このまま下ってしまうのが勿体ないような気がしました。
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下り途中の、大出原のお花畑の風景ですが、ここにはチングルマの大群落がありました。面白いことに、登山道の左側はチングルマの花が咲いているのに、右側は全部そう果(果穂)となって、風になびいているような状況でした。地下を流れる水脈の関係か、単なる個体差なのか、理由は分かりませんが、面白い風景でした。
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だいぶ下ってきたところで、雪渓に隣接するように、今日のお宿である鑓温泉の建物が見えてきました。ここは、日本最高地点に位置する天然温泉です。あの有名な露天風呂に早く浸かって、山旅の疲れを癒したいものです。
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by coffeeto2 | 2013-09-02 06:00 | その他
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