夏休み~姫川源流部にて@白馬

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千国街道(国道148号線)は、姫川に沿って新潟県の糸魚川へと続く国道ですが、ここを走るとあまり目立たないところに、姫川源流部と親海湿原への入口標識が立っています。この前に10台くらい駐車できるスペースがありますから、そこに車を置いて、ここから散策開始です。前回紹介した親海湿原に続き、今回はそこに隣接する姫川源流部で観察した山野草などを紹介したいと思います。
白馬村滞在中は、雨が降ったりやんだりの愚図ついた天気が続いていましたが、この日も折り畳み傘を持参しての散策となりました。でも、途中で陽が射してくることもあり、全く予想のつかない天候でした。
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親海湿原の自然観察を終え、姫川源流部への案内標識に従って足を進めると、そこは涼しい森の中という印象です。散策路脇には、キンミズヒキが黄色い花穂を立てていました。朝方まで降っていた雨で、周囲はしっとり濡れていますから、それだけで何故か瑞々しい感じがしました。
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姫川源流部へ抜ける山道を歩くと、そこにはアカソの大群落が斜面を覆っていました。アカソはイラクサ科の山野草で、茎や葉柄が赤味を帯びているところが特徴です。花穂は雌花序は赤味を帯び、雄花序は黄白色とのことでした。
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ところどころで朱色の花が目を引きました。ナデシコ科のフシグロセンノウです。花茎の節の部分が紫黒色をしているところからフシグロセンノウの名前が付けられたとのことです。
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コーヒー母さんとチョコちゃんは、どんどん先へ進んで行ってしまいます。早く来るように呼ばれますが、なかなか足が進みません。
フシグロセワノウの花の部分を、少しアップで撮影してみました。花弁も雨に濡れてしっとりしています。よく見ると花弁の基部に2個の鱗片があるのが分かります。
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ここにもウバユリの花が咲いていました。周囲の林床を形成する山野草の中で、1mほどにもなるウバユリは、一段と背の高い花ですから、とてもよく目立ちました。
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姫川源流部の石碑が建つ場所まで来ました。この辺りで湧き出した水は、姫川となって山間を流れ下り、やがて糸魚川で日本海へと注ぎ込みます。訪れる人も少ない、静かな場所でした。
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姫川源流部の湧水地の周囲には、黄色くて大きな花穂が何本か立っていました。先端部の蕾が尾状になっているところから、メタカラコウになると思います。根の匂いが、防虫剤の宝香に似ているところから、この名前が付けられたようです。同じキク科の仲間にオタカラコウがありますが、こちらは花穂の先がより柔らかい感じがするところから、メタカラコウという名前が付けられたようです。
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散策路の脇には、うっかりすると見落としてしまいそうな、か細い薄紫色の花が咲いていました。キキョウ科のシデシャジンです。名前は四手沙参という漢字が当てられていますが、リボン状の花弁は5枚で、中心に雌しべが長く伸びています。
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ハギの仲間がピンク色の可愛い花を咲かせていました。3出複葉で葉の形が長楕円形であるところから、ヤマハギであると思います。でも、これはあまり自信のない判定です。
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真っ赤な赤い実をたくさんつけていたのは、スイカズラ科のガマズミです。東京周辺では、秋ごろに紅い実をたくさんつけ、野鳥達に餌を供給しているところをよく見ますが、まだ8月になったばかりですから、この辺りでは実が付くのが少し早いようです。
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コーヒー母さんは、この赤い実が気に入ったようで、チョコちゃんを入れて写真を撮るようにリクエストを受けました。しかし、当のチョコちゃんはあまり嬉しそうではありません....というか、ちょっと迷惑そう.....
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オレンジ色の美しい彩りの花は、ユリ科のヤブカンゾウです。図鑑によればヤブカンゾウは八重咲きで、雌しべと雄しべが花弁状になると解説されていましたが、この写真ではよく分かりません。
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by coffeeto2 | 2013-08-24 18:00 | 植物
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