ユリとアヤメの仲間@奥日光

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7月の三連休を利用して、奥日光へ自然観察に出かけてきましたが、戦場ヶ原から小田代ヶ原にかけて歩き回ると、たくさんの山野草を観察することができました。その中から、今回はユリとアヤメの仲間を紹介してみたいと思います。
これは、クルマユリです。小田代ヶ原の散策を終えて、赤沼茶屋の分岐方向へ戻る途中で撮影しました。現地では、オニユリかコオニユリか識別に多少の不安がありましたが、オニユリは花が大きく葉の付け根にムカゴがあるところが特徴となるようです。また、同じ仲間のコオニユリは花がより小型であるところが識別ポイントですね。
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花の中心に長く伸びる雌しべの周りには、花粉をたっぷりつけた雄しべが6本並んでいます。オレンジ色の花は、みどり一面の草原の中でとても目立つ存在でした。花弁には黒褐色の斑がありますが、この花の斑は比較的少ないように思います。
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こちらは、アヤメの仲間のノハナショウブです。花弁基部の中央に黄色い斑が出ているところが確認できれば、自信を持って識別できます。
イブキトラノオの白い花穂と一緒に咲いていたこの写真は、戦場ヶ原の木道を歩いているときに撮影したものです。
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こちらのノハナショウブは、小田代ヶ原の木道を歩いているときに撮影したものですが、ここではピンク色の可愛いハクサンフウロや、暗赤色の小さい花穂をつけたワレモコウとともに群落を作っていました。
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ノハナショウブの花の一番外側にある大きい花びらは、基部に黄色い斑があり、これが識別ポイントになりますが、この部分は萼片にあたるとのことで、本当の花びらは中央に立ち上がっている小さいものになるようです。
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黄色い花をたくさん咲かせていたユリの仲間は、もちろんニッコウキスゲです。これも小田代ヶ原で撮影しました。この花を抜きにして、夏の奥日光を語ることはできません。木道から少し離れたところに群落を作っていましたから、後姿ばかりで前から撮影できなかったのが残念です。
ゼンテイカ(禅庭花)という別名も持っていますが、どちらが本当の名前(種名)なのでしょうか?
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みどり一面の草原に、黄色いニッコウキスゲは夏の高原の風物詩として欠かすことができません。この花を見ると、子供の頃によく連れて行ってもらった霧が峰高原の、あの広い草原を埋め尽くしていた黄色い花畑が懐かしく思い出されます。
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by coffeeto2 | 2013-08-14 18:00 | 山野草
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