戦場ヶ原のチョウ@奥日光

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初夏の三連休は、野鳥観察のため奥日光へ行ってきましたが、この時期の戦場ヶ原にはたくさんの山野草が花開き、チョウや昆虫類も賑やかですから、自然観察には打って付けのポイントになります。
この写真のチョウは、ヒメシジメです。見つけた時には、ヤマトシジミだろうと思い込んでいたので、あまり気にしていませんでしたが、ハクサンフウロの花に留まって吸蜜を始めた時、翅の裏側にオレンジ色の斑が見えましたから、急に注目の対象になりました。
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この写真でも分かるように、翅の表側はヤマトシジミと殆ど同じです。今までヒメシジミを見たことが無かったので、表側だけを見て、ただのヤマトシジミだろうと油断していました。でも、初見のヒメシジメを撮影することができて、大きな収穫となりました。
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ヒメシジミは、山地の草原でよく観察できるようです。図鑑によれば、本州中部から北海道では普通に見られるようですが、西日本では稀のようです。
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こちらは、ホザキシモツケが群生していた草原で吸蜜していたウラギンヒョウモンです。同じ仲間のミドリヒョウモンは普通に観察できますが、前翅の条線が太くないので、ウラギンヒョウモンであろうと識別しました。
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ノアザミの花で吸蜜していたのは、ツマグロヒョウモンです。翅の先に黒い斑がありますから、これは♀の個体になります。
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ツマグロヒョウモンはもともと南方系のチョウという事ですが、温暖化の影響でしょうか、都内でもここ10年ほどの間に観察できるようになりました。でも、奥日光ても見られるとは驚きです。
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ノアザミの花で、2頭のミドリヒョウモンが競い合うように吸蜜していました。面白い場面が撮影できるかと、早速カメラを向けてみました。
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翅の表側の中央付近にある条線が太いところがミドリヒョウモンの特徴です。平地から亜高山帯まで普通に見られるようです。
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さてこちらは、イブキトラノオの花穂で吸蜜中のイチモンジチョウです。翅の裏側は暗橙色ですから、黒褐色の表側に比べると綺麗な彩りであると思います。
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イチモンジチョウが、翅の表側を見せてくれました。左翅の先端が欠損して傷んでいますが、全体の模様はよく分かると思います。
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青木橋の休憩ポイントで、ザックを降ろして小休止をしようと思ったら、たくさんのチョウが舞い立ちました。ササの葉の上に留まったのは、クロヒカゲです。後翅の裏側にある目玉模様がよく目立ちます。
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あたりを乱舞していたクロヒカゲの中には、翅を開いて留まってくれたものもいました。裏側に比べて、目立った模様がありません。クロヒカゲも平地から亜高山帯まで広く分布しています。
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ベンチの下に、誰が忘れたのか、キュウリのスティックが落ちていました。クロヒカゲとヒカゲチョウが、その果汁を吸おうと並んでくれました。両者の色の違いがよく比較できる写真が撮れました。
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ヒカゲチョウの裏側の模様は、クロヒカゲに比べると大変淡い彩りです。クロヒカゲは東アジアにも分布しているようですが、ヒカゲチョウは、日本固有の種類になるようです。
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最後は、これもイブキトラノオの花穂で吸蜜していたチャバネセセリです。この辺りに群生しているイブキトラノオには、たくさんのチョウが集まっていました。
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by coffeeto2 | 2013-08-05 08:55 | チョウ・ガ
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