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ギフチョウの舞う山へ@石老山~石砂山

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暦はすでに4月になりました。そろそろ山の様子が賑やかになってきます。花が咲き、チョウが舞う季節の到来ですから、週末を待ちかねて最初の土曜日に近郊の低山ハイクを楽しんできました。
しかし、4月最初の週末は、土曜日から日曜日にかけて低気圧が日本海を発達しながら、西から東へ移動するという予報があり、東京周辺も雨が予想されました。一部の地方では、雷雨などの影響で被害も出ていたようですが、土曜日のうちであればまだ天気は持つであろうと予想して、今回足を運んだこの場所は、この時期にギフチョウが舞う相模湖からほど近い石老山から石砂山を選定しました。
天気予報通り、午後からは雨に降り込められてしまいましたが、降り出す前にお目当てのギフチョウの舞姿を撮影できたほか、たくさんの山野草などを撮影することができましたから、まずまずの成果が上がったと思います。
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雨が降り出す前に、自然観察に当てる時間をできるだけ確保したかったので、午前5時前に自宅を出発たところ、現地には午前6時半ころには到着することができました。篠原バス停に近い駐車場に車を停めて、早速最初の目的地である石老山を目指して、東海自然歩道を歩き始めます。
都内の桜はすでに散ってしまいましたが、この辺りでは、未だたくさん咲いていてくれましたから、名残の花見を楽しみながらの出発です。
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標識に従いながら、こんな山間の畑の脇に取り付けられた山道を辿ります。気温はちょっと低くてヒンヤリしましたが、歩き始めるとすぐに体が温まり、うっすらと汗をかくようになりました。
この辺りから、たくさんの山野草が観察できたのですが、一遍に紹介することが大変なので、今回は歩いたコースの紹介に留め、次回はお花の写真をたっぷり紹介したいと思います。
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汗を拭き拭き尾根道を登ってくると、やがてこの金比羅神社の小さな祠と、テーブルとベンチが置かれた休憩ポイントに到着です。ここで一息入れて、石老山の山頂を目指します。
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だいぶ登ってきたところに、石老山を示す標識がありました。でも、この辺りはスギ林の中で、山野草がほとんど見られず寂しい状況でした。
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石老山の山頂直下のこんな尾根道を登ります。山頂までは、もう一息です。
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ヒノキかサワラの並木のように見える道の向こうに見えるのが、石老山の山頂です。通常であれば1時間ほどで登ってくることができると思いますが、私は歩き始めて1時間30分以上かかりました。途中で山野草などの写真を撮るのに時間がかかっていますから、そんなに遅いペースでもないと思います。
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ここが石老山(標高702m)の山頂です。
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山頂は殆どが樹木で覆われて見通しが利きませんが、南側のこの部分だけが開けて、丹沢の山並みが見通せます。
中央に見える山並みが蛭ヶ岳から檜洞丸にかけての丹沢主稜であると思います。
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石老山を牧馬峠方向へ下りて、県道に辿り着いたところで撮影した丹沢の山並みです。中央右側に見える山が焼山で、その右側の尖った山頂が蛭ヶ岳、その右奥が檜洞丸へと続く丹沢主稜でしょうか?
また、左奥に見える山並みが丹沢主脈の塔の岳から鍋割山に続く山並みです。
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牧馬峠から石砂山への登山道を歩いていた時、ちょうど花を咲かせていたトウゴクミツバツツジの花で吸蜜をしていたギフチョウを見つけることができました。この時は、風景を撮影するための広角系ズームをつけていましたから、大きく撮影することができませんでした。ちょっと近づいたところ、舞い上がって一番最初に紹介した飛翔写真となりました。
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石砂山の山頂に到着したころには、時折薄日も射していましたが、ポツポツと雨が降るような状況になってしまいました。でも、幸運にもこのように枯葉の上に翅を休めていたギフチョウの写真を撮影することができました。これは、本当にラッキーでした。
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さて、こちらが石砂山(標高577m)山頂の標識です。
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石砂山の山頂からは、正面に大きく丹沢の焼山が見えます。その右側に蛭ヶ岳から檜洞丸へと続く丹沢主稜の山並みが続いています。
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椅子砂山の山頂を後にしたころには、雨がポツポツと降ってきていましたから、自然と足が早まります。山頂から急な山道を降りてきたところで、車を停めてある篠原バス停まで1.9kmという標識が立っていました。
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ここは、石砂山の山道を降りて、篠原の集落に辿り着いたところです。石砂山へ登るときは、通常は篠原のバス停からこの橋を渡り、山道に取り付く場所になります。
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石砂山から下りてきた道を経て、県道に辿り着いたところです。県道を右に登れば牧馬峠で、左に向かうと石老山への登山口や篠原バス停があります。
この直後、雨脚が強くなり、雨具を着込んで駐車場所へ向かうことになってしまいました。
by coffeeto2 | 2013-04-12 20:06 | その他
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