暑さにめげない古賀志山ハイク

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9月16日(日)に、あしだちの山歩きが好きなNさんご夫妻、キッチンayaさん、H.Wさんと誘い合わせて、残暑の中を5名で宇都宮森林公園にある古賀志山(標高583m)のハイキングを楽しんできました。
麓にある赤川ダムに隣接した、森林公園の駐車場からスタートです。
これは、ダムの堤防の上から見上げた古賀志山の勇姿です。岩の切り立った容姿を見上げて「あんな山登れるの?」との声も聞かれましたが、美しい景色をしっかり脳裏に刻みつけて出発しました。
今回のコースは、北ルートを登り富士見峠から古賀志山、御岳山(おんたけさん)を経由して、南ルートで下山する行程です。
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北ルートに入る前で、道路のすぐ脇にカミキリムシの仲間を見つけました。ゴマダラカミキリになると思います。
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紅紫色で独特の形をしたツリフネソウです。釣り花生けの船形になぞらえてこの名前が付けられたとのことです。花弁の内側には、濃いピンク色の斑と黄色い大き目の斑が認められます。
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秋に黄色いキリに似た花を咲かせていることから、キバナアキギリという名前が付けられています。紫色の蕊がヒョロット出ていて面白いですね。シソ科で、サルビアもこの仲間であるとのことです。
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北ルートに取り付く直前で、すぐ奥に見える細野ダムから流れ出した渓流です。秋口とはいえ、残暑厳しいこの時期の低山ハイクでしたから、こんな流れでも見た目の涼感が感じられます........でも、本当に暑かったです。
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黄色い花穂をたくさんつけたキンミズヒキの見事な群落がありました。
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図鑑で調べてみると、山地の谷沿いなどにはヒメキンミズヒキが生えるとされていますが、花の直径は5mm程度と小さいようです。これは、花の直径が1㎝近くありましたから、キンミズヒキで間違いないと思います。
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登山道の脇に平たい実をたくさんつけたタケニグサが目につきました。
今までこんな形の実をつけることに気が付きませんでしたから、新しい発見になりました。
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北ルートの登山道に入って間もなく水場があります。これは、そのすぐ脇に生えていたイボクサの花です。3枚の花弁は白色ですが、ほんのりとピンク色がかっているうえ、葯が水色をしています。薄緑色の萼片と相まって、よく見るととても可愛らしい花です。
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水場で一息入れて、さぁ出発だという時、面白い形をした花を見つけました。「これって何?花?」「見たこともない花だね。」メンバーの頭の上には?マークが踊っていました。
後日、キッチンayaさんからツルニンジンの花冠が落ちたものでは?とのメールをいただきましたから、早速図鑑で確認すると間違いありません。それにしても、立派な花がつい先日まで咲いていたと思うと、見られなかったのがとても残念です。
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さてさて、登山道は次第に高度を上げて、富士見峠に至る最後のザレ場に取り付いたところです。傾斜がきつい上、足下が悪いですから登るのも大変でした。
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リボン状の白くて可憐な花姿を見せてくれたのはカシワバハグマです。富士見峠直下で撮影したものです。実は、この辺りでメガネを落としてしまい、峠で気が付いて探しに戻りましたから、メンバーの皆様には大変迷惑をかけてしまいました。
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古賀志山の山頂で記念撮影をした後、御岳山に向かう鎖場のある岩山をよじ登っていた時に見つけた可愛い花です。
見たこともない花でしたから、いつものように取り敢えず撮影して来たのですが、後日メールで教えていただきミヤマママコナであることが分かりました。ゴマノハグサ科に属する半寄生植物の1年草であるようです。
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これは、御岳山の頂上から屹立する岩壁を見下ろした風景です。
この日は、景色がよい東稜で昼食をとりましたが、気が付いてみると眼下に広がる風景を撮影していませんでした。古賀志山山頂は視界が開けていませんでしたから、頂上の山名標識を囲んで記念写真を撮っただけでした。だから、山らしい風景写真はこれくらいしか残っていませんでした。
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林縁で、白い花冠をたくさんつけたこれはシロヨメナで良いでしょうか?図鑑を見ると、ミヤマヨメナのようにも思えましたが、私には判定できません。
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キクイモの大きな花の上で休んでいたのは、キリギリス科のツユムシです。全長は3cmちょっとくらいの大きさで、全身が緑色におおわれていますが、背面に不鮮明な褐色線が認められます。
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南ルートを下山してくると、分岐点で小休止をしていた地元のグループの方から、赤川ダムに降りる林道の脇にシュウカイドウの群生地があることを教えていただきました。当然脚はその方向へ向かいます。
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色鮮やかなシュウカイドウが、今まさに満開状態で私たちを出迎えてくれました。Nさんの奥様からどんな字を書くのとの質問が出たので、アイフォンを使ってネット検索すると「秋海棠」とありました。変に感心されてしまいましたが、これも文明の利器のおかげです。
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夢中になって撮影していると、キッチンayaさんからシュウカイドウの花に2種類あると言われ、よく見ると確かにこんな花も咲いていました。図鑑で調べると「雌雄異花で黄色いのは葯、貝殻のような形をしたのが雌花」とありました。
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赤川ダムの湖畔を歩いていると、あちらにもこちらにもヤマホトトギスが可憐な花を咲かせているのが目につきました。普通のホトトギスとの違いは、花被片の斑が大きく上半部が反り返っているところと、花柱に斑が出ないところです。
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それにしても、ヤマホトトギスの花をよく見ると、自然の造形美には感心させられます。まるで、どこかの国の王様かお姫様が付けていた王冠のようにも見える、人工的に作られた美術品のような風情があります。
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さて、今回のハイキングの最後を飾ってくれたのはこのウラギンシジミ♂です。大変暑い気候の中の山歩きでしたから、早く温泉に浸かりたいと思っていた矢先に、足下に飛来してくれました。翅の裏側は銀白色ですが、♂の表側には橙色の大きな斑があります。
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ウラギンシジミを撮影して、暑さにフラフラしながら、この日のハイキングは終わりました。でも、帰りに道の駅、うつのみや ろまんちっく村へ立ち寄り、「湯処あぐり」(日帰り入浴500円)で気持ち良い露天風呂にどっぷりと浸かると、疲れも癒えて生き返ることができました。
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by coffeeto2 | 2012-09-23 10:01
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