池の平湿原にて~その1

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7月の3連休を利用して、群馬県の鹿沢園地から長野県側の池の平湿原と湯の丸高原を散策してきました。2日目は池の平湿原で、高山植物を観察してきました。この日はマイカー規制がかかっていましたから、地蔵峠からシャトルバスを利用して湿原へ足を運ぶ予定でいましたが、朝のうちは雨の予報で、午後から雨が上がるとのことでしたから、出発をちょっと遅らせて様子を見ることにしました。
10時過ぎに池の平湿原に到着しましたが、現地は雨が残っていたうえ、ガスが立ち込めて見通しが利かない状況でした。そんな状況でしたが、木道の散策路を歩き始めると間もなくハクサンチドリの美しい薄紫色の花が目に入りました。
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ハクサンチドリは、石川県の白山で発見されたためこの名前が付けられたとのことですが、亜高山から高山に生えるランの仲間です。花の形を飛ぶ鳥に見立ててこの名前が付けられたようです。
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こちらは、同じラン科のテガタチドリです。ハクサンチドリに比べて、とてもたくさんの花が付いています。
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テガタチドリの花をアップで撮影したものですが、ラン科の花の特徴がよく出ていると思います。
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池の平のバスの発着場のすぐ脇に生えていた、今まさに咲き始めようとしているテガタチドリです。
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薄紫色のこの花は、フウロソウ科のグンナイフウロです。直径3センチほどの花ですが、花弁の基部には白色軟毛があり、雌しべは濃紫色で突出しています。
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雨上がりの散策路のすぐ脇に生えていました。雨露に濡れて、瑞々しさが感じられる状況でした。
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グンナイフウロの名前の由来となっている郡内とは、山梨県の東部にある桂川流域の古名であるとのことです。草丈は50cmを超えるほどで、辺り一面に群落を形成していました。
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こちらは、散策路の脇に咲いていたツマトリソウの花です。雨に打たれて、たくさんの水玉が付いています。この花の名前は、花弁の縁にしばしば紅色のつまどりがあることが由来になっているとのことでした。
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散策路の脇には、ゴゼンタチバナの群落も観察することが出来ました。葉は、4枚から6枚が輪生するとのことですが、4枚のものは若いため、花が付かないとのことです。
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ゴゼンタチバナの名前の由来である御前は、石川県白山の最高峰のことだそうです。白い花弁が4枚ついているように見えますが、これは総苞で、中央に小型の花が集まっています。
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by coffeeto2 | 2012-08-02 22:57 | 山野草
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