芦ヶ久保から日向山

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4月21日(土)はちょっと冷んやりする陽気でしたが、あしだちの山と花が好きな仲間を誘って、春爛漫のハイキングを楽しんできました。この日は、秩父の芦ヶ久保駅のすぐ脇ある第2駐車場に車を置いて、道の駅から山の花道を経由して日向山を往復してきました。
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登山道に取り付いてすぐのところで、観察したのがこの花です。私は、ネコノメソウの仲間かと思ったのですが、Ama先生からトウダイグサであることを教えていただきました。
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この花の名前の由来ですが、花の形がその昔油を入れて火を灯した、灯台の形に似ているところからこの名前が付いたとのことです。
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ちょっと登ったところで、スタート地点である道の駅方向を撮影したものですが、桜の花が満開でした。都内では4月の初めに桜が見ごろになりましたが、ここで2度目の花見をすることができました。
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住宅が連なる山っ道の取っ付きには、この青藍色の花がとてもよく目につきました。ツルニチニチソウであると教えていただきました。
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私の持っている山野草の図鑑には、ツルニチニチソウは載っていませんから、園芸種ではないかと思われます。
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急な道を登っていると、すぐ下の民家の庭先から続く茂みの中に、何やら動く鳥が認められました。みんなで注目していると、ガビチョウが姿を現しました。
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山道を登るにつれて、あちらこちらにこの紫色の花が目につきました。アブラナ科のオオアラセイトウですが、ショカッサイとかハナダイコンという別名もついています。
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東京周辺では、サクラの花が満開の頃は、黄色いレンギョウの花も満開になります。ここ秩父でもご多分に漏れず、桜の花と一緒に満開でした。
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緑一色に染まってきた山肌をバックに、レンギョウの花もひときわ艶やかさを示していました。
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山道の両側に果樹園がたくさん広がっていましたが、そこに張られた針金の上に、ホオジロ♂が1羽だけ留まって囀っていました。声が響くと本能的にその存在を探してしまいます。
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これは、都内ではもちろんのこと、日本のどこでも見られるという代表的なスミレであるタチツボスミレです。この山道でもたくさん咲いているところが観察できました。
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このスミレは、色合いがやや濃い紫がかっていて、葉の形がタチツボスミレより細長いところが特徴のノジスミレです。山道のところどころで観察することができました。
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さて、これはヒカゲスミレだったと思います。現地では、先生から教えていただいて分かったつもりでいたのですが、こうして再確認すると自分では自信を持って識別できません。花弁が波打ち、紫条が目立つことと、葉が卵型で先がとがるところから識別しました。
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山肌に咲く、紫色のこの小さなスミレも、現地で教えてもらったと思いますが、ずぼらな性格でしっかりメモしていませんでしたから、写真を見ると悩んでしまいました。葉の形が披針形であるところから、ヒメスミレであると思います。
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足元のスミレばかりに気をとられていましたが、見上げると満開のサクラの花に、とてもたくさんのメジロの群れがチュルチュルチュルと騒がしく、吸蜜に来ていました。
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この白いスミレは、葉の形が卵型をしているマルバスミレだったと思いますが....違っていたらご指摘をお願いします。
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ピンク色をしたこのスミレは、花の咲き初めにはまだ葉が十分に展開していないアケボノスミレです。側弁に黄色く見えるのは虫が取りついているものです。
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アケボノスミレは、このように花だけが咲いていて、葉が全く出ていないものもたくさん観察できました。
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さて、この紫色の小さなスミレは、葉が卵型をしているところから、コスミレであると思われます。先生には申し訳ありませんが、これも記憶があいまいです。
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登山道の途中で観察した、あしがくぼ果樹園の一風景です。若草が萌え始めた山の斜面に、白とピンクの花がとても見事に咲いていました。
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モモの花でしょうか?私にはよく分かりませんが、近づいて観察すると、白地に濃いピンク色の斑が出て、なかなか美しい色合いをしていました。
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こちらは、登山道のすぐ脇に生えていた、キク科のセンボンヤリの花です。春と秋に咲く二つの花があるとのことですが、春先に咲く花は、このように花冠の裏側が紫色を帯びています。
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これも山道のすぐ脇に咲いていたセントウソウの花です。白くて小さい花が特徴的です。葉の形を見ると、セリ科であることが頷けます。
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階段状の登山道に咲いていたカキドオシの花です。薄紫色の花が群生していて、思わずカメラを向けてしまいました。つらい山登りを癒してくれる存在です。
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間もなく日向山の山頂に到着するという、最後の急坂を登っていたところで、Sさんが登山道の脇にある茂みに咲いている、ピンク色のこのイカリソウの花を見つけてくれました。
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この日の行程で、イカリソウを観察したのは、この場所だけでした。
十文字に開く花の形を船の碇になぞらえて、この名前が付けられたとのことです。
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日向山の頂上にたどり着きました。標高633mということで、間もなくオープンするスカイツリーより1m低い標高です。この日は、下から吹き上がってくる風がヒンヤリとしていましたから、寒さしのぎに風の来ない場所で、お昼のお弁当をいただきました。
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日向山の北側斜面には、カタクリの群落がありました。でも、もう最盛期を過ぎて終期を迎えようとしていましたが、それでもピンク色のたくさんの花を、観察することができました。
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この花は、よく見ると花弁がとてもたくさんありました。数えてみると10枚もありましたから、まるでカタクリの女王のようでした。
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普通のカタクリの花は、このようにとても清楚な花姿をしています。まさに、スプリングエフェメラルの面目躍如というところです。
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カタクリの花畑を観察していると、白いスミレの仲間を見つけることができました。ナガバノスミレサイシンです。スミレサイシンは日本海側に生育しているのに対し、こちらは太平洋側に生育するとのことです。
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ナガバノスミレサイシンは、葉が披針形をしているところからこの名前が付けられたようですが、花の後部にある距の形が短くて丸いところが特徴です。
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これも、あちらこちらにたくさん観察できたマムシグサです。蛇が頭をもたげているような形をしていることと、花茎のまだら模様が蛇のように見えるところから名づけられたようです。
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マムシグサの仏炎苞は紫褐色をしていて、白い筋が目立ちます。
花の中央には、汚白色の付属体が伸びています。
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散策路の両脇には、たくさんのミヤマエンレイソウが花を付け始めている状況でした。普通のエンレイソウは花が紫褐色をしていますが、こちらは白いところで識別することができます。
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ミヤマエンレイソウは、別名シロバナエンレイソウとも呼ばれています。
ユリ科に属する山野草になります。
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この日は、曇り空でとてもヒンヤリしていましたから、このアズマイチゲは花を開くことはありませんでしたが、陽が射してきたらいつでも開花できるように、スタンバイ状態にいるようでした。
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アズマイチゲはキンポウゲ科の山野草です。花が開けば、8~13枚の花弁が広がり、見事な容姿を現わしてくれます。
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帰り道に、山の花道に咲いていた満開の桜の木には、ヒヨドリも吸蜜に来ていました。よく見ると、くちばしの先にたくさんの花粉をつけて、色が黄色くなっているのが分かります。
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さて、こちらはピンク色をしたツツジの花ですが、ミツバツツジでしょうか?たくさんの蕾をつけて、満開になれば見事な花姿を見せてくれるものと思います。
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これは、ミツバツツジの花芽が膨らんだところです。花の先端に蕾の皮を被ったままですが、初々しさを感じます。
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by coffeeto2 | 2012-05-01 22:17 | 山野草
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