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キベリタテハ

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今年の目標は、キベリタテハを見ることでした。高尾山で知り合ったMさんから教えていただいたポイントへ出掛けてみると、正にピンポイントで観察することができました。このあたりで、たくさんの個体を観察することができました。
この個体は、右側の翅が少し痛んでいましたが、黄色い縁取りとその内側の水色の鮮やかな斑がとても印象的でした。
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近くの水辺の岩に止まって、翅を閉じたところです。岩陰から近づいて、翅の裏側を近接撮影することができました。
裏側は、このように地味目な色合いですが、黄色い縁取りだけはよく分かりました。
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この個体は、水色の斑がはっきりと出ていませんでした。でも、翅を広げて美しい姿を間近に撮影させてくれました。
このあたりは、平地の猛暑に比べるととても涼しく、目標のキベリタテハを観察できたことと合わせて、最高の一日となりました。
# by coffeeto2 | 2010-08-17 23:38 | チョウ・ガ

コーヒー党の自然観察はこれで終了します。

長年利用させていただいた「コーヒー党の自然観察」ですが、無料ブログの容量が制限一杯に近づいてきました。私自身、この春に定年退職して第二の職場に移り、仕事も忙しくなってきたことから、この機会に「コーヒー党の自然観察」と「コーヒー党の野鳥観察」を統合して、「コーヒー党の野鳥と自然」としてリニューアルすることにしました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
# by coffeeto2 | 2014-04-08 06:00 | その他

3月の登友会月例登山@湯の丸山

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久し振りに、登友会のメンバーと山登りを楽しんできました。3月の定例登山は、今シーズン最後の雪山を登ろうと、湯の丸山(標高2,101m)が選定されました。8名のメンバーが3台の車で参加しましたが、集合は関越道の高坂SAと決めていました。でも、渋滞で遅れる車、高坂SAを通り越してしまった車などが出て、急遽集合場所を変更するなど、出だしからドタバタです。到着するのが随分遅くなってしまいましたが、それでも何とか辿り着くことが出来ました。ここが湯の丸山登山口の、地蔵峠駐車場です。
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メンバーはそれぞれ、ワカンを持参したりスノーシューを担いだり、アイゼンだけの人や、アイゼンはあるけど付けないで頑張るという人がいたりと様々でした。....と言うのも、一番のお目当ては料理長が腕を振って作る、お昼のもつ鍋とチャンポンにあったからです。山登りより、お昼がメインと言うのも、登友会ならではの楽しみです。駐車場に車を駐めて、さぁこれから出発です。
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私自身、今シーズン何回か雪山を楽しんできましたが、図らずも4回目のスノーシューハイクとなりました。歩き出しのこの辺りは、気が急くのか誰もスノーシューなどを装着しません。折角持ってきたのに、ザックに括り付けただけでは勿体ないよね。
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こんな雪の急斜面を登り詰めて、林間コースに入っていきます。ここから少し登ったところで、最初の休憩を入れて、ワカンやスノースーを装着しました。メンバーのうち2名はワカンを履いていたのですが、ベルト式で装着にかなり時間がかかっていました。私はモンベルのスノーポンで、バックル式ですから、装着はいたって簡単でした。
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急斜面を登り詰めて、この辺りから稜線上の尾根道のようなところです。みんな余裕で思い思いのスタイルで登ります。中には、アイゼン持ってきたのに装着しないで、登山靴だけで歩く猛者もいました。
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周囲の山の景色をカメラに収めたり、冗談を言い合いながら、みんな雪山歩きを十分に楽しんでいました。当初、3月の定例登山に秩父の武甲山を希望していましたが、ここまで来ると、やはり雪山が楽しいですね。この後、雪原をズボッと踏み抜いて埋まってしまう人が続出しますが、その度に大きな笑い声が響きました。
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今回、写真の撮影にはOLYMPUS のコンパクトデジタルカメラ SP-100EE を初めて使用してみました。山行専用に購入したカメラです。今回がデビュー戦になるわけですが、今までOLYMPUSの一眼カメラを使用していましたから、ほとんど戸惑うことなく撮影することが出来ました。
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登山道の途中には、こんな鐘が設置されていました。以前ここへ来た時は7月の夏山シーズンでした。柵の向こうが牧草地になっていて、牛が放たれていた記憶があります。
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遥か彼方に富士山の姿を望むことが出来ました。カメラを少し望遠側にズームして撮影してみましたが、コントラストがちょっと甘い写真になってしまいました。どんな山に登っても、富士山が見えるとやっぱり撮影対象になってしまいますね。
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見てください、みんなとっても元気でしょう! 雪山は最高です。....そして、山頂を極めたら、楽しいお昼が待っています。....日帰り登山の割に大きなザックを背負っていますが、その中には大きなお鍋と食材と、そしてお酒がたくさん.....*\(^o^)/*
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登っている途中に振り返ると、浅間山(標高2,568m)の山並みが見えました。左端が桟敷山(標高1,931m)、小桟敷山(標高1,852m)で、浅間山の右側に見えるスキーゲレンデが湯の丸スキー場になります。
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草津白根山方向を撮影したものです。中央右側に見える白い山並みが、本白根山(標高2,171m)、白根山(標高2,160m)、横手山(標高2,307m)、志賀山(標高2,035.5m)などの山並みです。中央左側に見える山が御飯岳(標高2,160mや黒湯山(標高2,007m)などの山並みになると思います。
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左側手前に見える山が角間山(標高1,981m)であると思いますが、その向こう側に見える山が四阿山(標高2,354m)と根子岳(標高2,207m)になると思います。
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遥か彼方に、北アルプスの山並みが続いているのが見えました。山座同定はできませんが、昨年、白馬三山だけは登りましたから、他の山々は、これから登ってみたいと思います。
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去年の3月には、登友会の月例登山で浅間山の手前にある黒斑山(標高2,404m)に登ってきました。雪原の中できりたんぽ鍋を食べた、懐かしい山です。
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湯の丸山の山頂で、今回参加した8名のパーティ全員で記念写真を撮りました。登山口から山頂付近まで、ずっと雪が積もっていたのに、山頂周辺だけは雪がありませんでした。風が強くて、雪が吹き飛ばされてしまうのか、直射日光が当たるので、雪が溶けてしまうのか、よく分かりませんが、今まで履いてきたスノーシューを脱いで、お座敷に上がるような感覚でした。これまで、集合写真を紹介する時は、個人の顔がわからないように、マスクをかける処理をしてきましたが、今回はみんなサングラスを掛けているから、そんな処理は不要ですね。
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山頂から少し下ったところに、昼食の宴会場が出来ました。メンバーが持って来た携帯スコップが活躍して、雪の食卓と椅子が出来ました。ホットワインや焼酎のお湯割で体を温め、料理長の美味しいモツ鍋とチャンポンをいただきました。でも、気がついたら写真を撮るのも忘れていました。雪原に片脚を埋めている人もいますが、宴会を終了して、ここで下山ルートを確認しているところです。
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酔っ払って下山ルートが分からなくなった訳ではありませんが、凄い急斜面を下ることになり、思いっきり尻セードを余儀なくされました。みんな雪まみれですが、楽しめました。やっと巻道の踏み跡が確認出来る所まで下って来ました。
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お昼にゆっくり時間を掛けましたから、この辺りでは、だいぶ陽が傾いて来ました。もう、他の登山者の姿は見えなくなっています。それでも、みんな余裕で一休み。ここでもまた、記念写真を撮りました。
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中分岐まで下って来ました。案内標識板が雪に埋れています。この辺りは、結構な積雪であるようです。臼窪湿原を過ぎれば、地蔵峠の駐車場まであと少しです。残念ですが、楽しかった湯の丸山の月例登山も、もう間も無く終わりになってしまいます。
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雪道を歩くのは、もうここまでです。この先、駐車場までは除雪されていましたから、スノーシューを外す前に、ここで最後の記念写真を撮りました。また来シーズン、何処かの雪山を歩き回ってみたいですね。
# by coffeeto2 | 2014-04-04 06:00 | その他

谷川沿いの山野草@栃木

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栃木市の星野では、この時期たくさんの山野草が咲き始めていました。足を運んだのは3月21日(金)の春分の日のことでした。その時の様子については、四季の森星野@栃木として、そこで見られた主だった花々を紹介したあと、咲き始めたアズマイチゲ@栃木として、これから最盛期を迎えようというアズマイチゲの花を紹介し、まだ残っていたセツブンソウ@栃木として、既に盛りは過ぎてしまったようですが、この日のお目当てであったセツブンソウの花を紹介させていただきました。当日は、そのほかにもいくつかの山野草を観察することが出来ましたから、今回は、星野の谷川沿いで観察することが出来た山野草を、まとめて紹介したいと思います。
まず最初は、ミズバショウの花です。
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この辺りは私有地であるようですが、谷筋に沿って山の斜面にカタクリの群生地があって、その季節には一般公開していただいているようです。大変ありがたい話ですが、その私有地の一角にこのミズバショウの小群生地がありました。
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ミズバショウはサトイモ科の山野草になります。この白い部分がミズバショウの花びらであると思いがちですが、これは仏炎苞と呼ばれる部分で、実際の花は中心部にある薄緑色の筒状の部分に、直径数ミリの花がたくさん集まって咲いています。
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こちらは、谷川沿いの斜面に咲いていたセリバオウレンの花です。とても小さい花ですから、気を付けて見ていないと見落としてしまいます。小葉がセリの葉のように細かく切れ込んでいるところから、この名前が付けられました。
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セリバオウレンは、雌雄異株ということです。雌花は紫色を帯びるということですが、この花にはそれが感じられませんから、雄花であるかと思います。もう、花期も終盤に差し掛かっているものと思います。
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暗紫色のとても小さい花が咲いていました。これも注意して見ていなければ、見落としてしまうようなカテンソウの花です。もう何年も前になりますが、あしだちのメンバーと一緒にここへ来た時に、植物に詳しいMさんから教えてもらったので、その存在が分かった次第です。
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カテンソウは、イラクサ科に属する山野草ですが、これは雌雄同株になるようで、雄花は上部の葉腋に付き、長い柄があるということですが、雌花は柄がなく葉腋にかたまって付くので目立たないということです。
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ここには、ちょっとした群落がありましたから、とても小さい花ながら良く目立っていました。まだ蕾の状態ですから、ここの花は全く目立ちませんが、花が咲いた状態を観察できれば良かったですね。これから柄を伸ばして、白い花を咲かせてくれるものと思います。
# by coffeeto2 | 2014-04-02 06:00 | 山野草

まだ残っていたセツブンソウ@栃木

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栃木市の星野町にある“四季の森”へ足を運んできたのは、3月21日(金)の春分の日のことでした。この日の一番の目的は、セツブンソウを観察することにあったのですが、例年であれば3月上旬には足を運んでいました。既に開花時期は過ぎてしまったかもしれません。まだ咲いている花もあるだろうか....?と半ば諦め気分もありました。でも、セツブンソウが終わっても、他の山野草が何かしら花開いている筈ですから、行ってみれば外れはないだろうと足を延ばしてきました。
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今年の関東地方は、2月中に2週続けて大雪に振られましたから、これで春の訪れは例年よりずっと遅れてしまったように思います。この日は、セツブンソウの盛りは過ぎていたものの、まだまだたくさんの花が綺麗に咲いて出迎えてくれました。
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さすがに、日当たりの良い場所では、既に花が終わったセツブンソウをたくさん見かけましたが、日影部分に咲いていた花は、今がまさに盛りという感じです。
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瑞々しい妖精たちが群生していました。木漏れ日を浴びて、セツブンソウ達が踊っているようです。でも、スプリングエフェメラルと呼ばれるこの花は、夏頃までにはすっかり姿を消してしまいます。
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セツブンソウの名前の由来は、文字通り、節分の頃に咲く花ということで、この名前が付けられたわけですが、ここでいうのは旧暦の節分の頃ですから、新暦では3月の今頃になるのですね。
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ここでは、冬枯れの地面を隠すように、緑が随分と増えてきました。そんな中に、セツブンソウの大きな群落がありました。たくさんの花が、競い合うように咲いています。咲き始めの頃も新鮮味があってよいのですが、少し遅いこの時期には、また違った趣が見えてきました。
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セツブンソウの花弁は、5枚の白い部分のように見えますが、実はこれは萼片だそうです。実際の花弁は、黄色の丸い部分になるようです。その中央部に見える紫色の部分が、雄しべの葯になります。
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たくさん咲いていたセツブンソウの中には、こんな花もありました。紫色の雄しべが、ずいぶん巨大化しています。これは、突然変異になるものだと思います。聞くところによると、毎年こんな花が何株かは見つかるとのことでした。
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こちらは、花弁が黄色いキバナセツブンソウです。たった1輪だけでしたが、見つけることが出来ました。花弁の数も普通のセツブンソウが5弁なのに対して、こちらは6弁ありますから数が違います。この花は、ヨーロッパに分布している種類になるそうです。
# by coffeeto2 | 2014-03-31 06:00 | 山野草

咲き始めたアズマイチゲ@栃木

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今年の夏山シーズンを前に、先日、山登り専用に携行する目的で、新しいカメラを購入してきました。OLYMPUS STYLUS SP-100EE というコンパクトデジカメですが、50倍の光学ズームを搭載していて、35mm版換算で24mm~1200mmという焦点距離をカバーしています。そのうえ、拡張マクロ機能では、1cmまで近接撮影できるという優れものです。
でも、これを購入する一番の動機づけとなったのは、「イーグルズアイ」と謳われている、ドットサイト式照準器を搭載していることです。これまで、山登り専用にソニー製のDSC-HX100Vという、30倍ズームのコンデジを使っていました。これは、35mm版換算で27mm-810mmをカバーしてくれましたが、望遠端にして野鳥を撮ろうとすると、お目当ての野鳥をファインダーに入れられなくて、何度もシャッターチャンスを逃してしまいました。その苦い経験を踏まえて、このコンデジ購入になったわけですが、HX100Vは娘の希望で、そのまま譲ることにしました。
新しいカメラのデビュー戦は、登友会の月例登山になる、3月29日の湯の丸山になる予定です。その結果については、後日また、このブログで紹介したいと思います。
さて、この写真は3月21日に撮影したアズマイチゲですが、例年、セツブンソウの写真を撮りに行くことが恒例となっている、栃木市星野で見つけたものです。
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今年は、春の訪れが少し遅れているようですから、まだ咲いていないだろうと思っていたのですが、予想に反してたくさんのアズマイチゲを観察することが出来ました。
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セツブンソウがたくさん咲いていた草原は、陽当たりが良くて既にその盛りは過ぎようとしていましたが、代わってこのアズマイチゲが最盛期を迎えようとしています。
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草むらには、まだたくさんのセツブンソウが咲いていましたが、さすがに3月も下旬となると、花期の終わりを告げているように見えました。でも、その中の一角には、このようにアズマイチゲの群落も、目にすることが出来ました。
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中には、このように初々しい蕾をもたげている花もありました。アズマイチゲはこれからが旬と言ったところでしょうか。
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アズマイチゲは、8~13個の白い花弁を広げますが、これは萼片になります。早春の今の時期が開花期になりますが、初夏には姿を消してしまう、スプリングエフェメラルの一つです。
# by coffeeto2 | 2014-03-30 06:00 | 山野草